今日は朝からEOフォーラム。 

そこから夜まで、丸一日EOにどっぷり浸かる一日になった。

 

 

僕が所属するフォーラムは、2年前に新しく立ち上げられたフォーラムで、自分は今年モデレーターを担っている。 

あと2回で、今期のフォーラムも終わりを迎える。

 

■ モデレーターをやった1年

モデレーターを引き受けると、嫌でも全員のリーダーシップを取る立場になる。

1ヶ月に一度、メンバーが安心して感情を差し出せる場をつくる。 

言葉にすると一行だが、これは自分が思っていたよりもずっと細かい設計の連続だった。

 

「どうしたらこのチームが、もう一段深いところまで話せるようになるか」

 

今年はずっと、その問いを抱えて回してきた1年だったように思う。

 

■ 内省の「頻度」と「質」を、どう構造で上げるか

途中、ずっと掴めずにいた問いがあった。

メンバー全員の内省の頻度。 内省の質。 そして、どこまで深いレベルに踏み込めるか。

 

それは個人の意志や能力の話ではなくて、フォーラムという場の構造で決まるはず、という感触はあった。 

ただ、その構造をどう設計すればいいのかは、長いあいだ言語化できずにいた。

 

それが今年、ある瞬間に視点がスッと入った。 細かい中身は秘密保持の中だが、内省は、個人の能力ではなく、場の設計の関数だ。 そういう解像度を、自分の中に持てた感覚があった。

そのチャンスを逃さずに掴めたことが、モデレーターをやった一番の収穫だったかもしれない。

 

■ 経営者同士だから、まっすぐ深い話に入れる

EOの面白さは、結局ここに戻ってくる。

立場の共通項があるから、前置きがいらない。 社員に話せない悩み。家族に話せない判断。自分の中でまだ言葉になっていない感情。 それを、肩書きも忖度も挟まずに差し出せる。

 

そして同じ目線で受け取って、相手も同じ温度で返してくれる。 

このスピードと深さは、他の場ではなかなか得られない。

 

加えて、TAVという仕組みが乗っているから、その時間が「持ち帰り」に変換される。 ただ吐き出すだけでも、ただ聞くだけでもなく、自分の経営に戻したときに使える形で残る。 この変換装置が効いている。

 

■ 一人では、たぶん続かない

自分一人で内省する時間を作ろうと思えば、もちろんできなくはない。 ただ、頻度も、深さも、たぶんすぐに落ちる。

人は放っておくと、忙しさのほうに流れる生き物だ。 そして忙しさは、内省の質を下げる方向にしか効かない。

 

だからこそ、自分の意志に任せず、強制的に内省させてくれる場を一つ持っているかどうかは、経営者としての時間の使い方を、根のところで変えると思っている。

 

社員のみんなにも、形はなんでもいい、仲間との定期的な対話、社外のコミュニティ、メンターとの月一の1on1など自分の内省を、意志ではなく仕組みで支えてくれるものが、一つあるといいなと思っている。

 

良い仲間と、こういう仕組みの中で内省に集中できる。 

その幸せを噛みしめた一日だった。