今日は月に一度の委員会報告会だった。

アスクには、若手社員を中心に運営している委員会がいくつかある。 5S委員会、サンキュー改善活性化委員会。 

 

 

普段の事業からは離れた場所で、横断的に活動してくれている。 

月に一度、その活動を全社に報告してもらう日がある。

 

委員会と聞くと、形式的な仕組みに聞こえるかもしれない。

 でも自分の中では、これはアスクという会社の、一番大事な装置のひとつだと思っている。

 

■ 15事業を横串する必要性

アスクは多角化している会社だ。今、走っている事業は15ある。

これだけ事業を抱えていると、放っておけば、人と人が自分の事業の中だけで完結してしまう。 別の事業部の人と何を話していいか分からない、という状態にもなりやすい。

 

だから、事業を横切る「横串」の場の必要性は、他社より明らかに高い。 委員会はその役割の一つを担っている。

 

■ 本丸は、事業ロジックの外側

ただ、自分にとっての本丸は、横串だけではない。

事業成長を語るとき、人はどうしても売上を伸ばす、コストを下げる、利益を上げる、という言葉に寄っていく。 

それは大事だし、当然語らなければいけない。

でも、それだけだと、組織は少しずつ痩せていく気がする。

 

人を育てる

感謝する

コミュニケーションを活発にする

誰かのちょっとした工夫を、見つけて、褒める

 

普段の業務のなかでは、優先順位を下げがちなテーマ。 そこに、あえて場所を作っている。

 

事業の外側に、視点をひとつ置いておく。

 

それが、アスクの委員会の本当の機能だと思っている。

 

■ 若手の挑戦は、「態度」を讃える

委員会には、もうひとつ大事な意味がある。 

若手が、自分の事業の枠を越えて挑戦する場であること。

 

若手が何かを始めるとき、欠けた視点はある。

独りよがりになることもある。 それは当たり前のことだ。

挑戦の最初は、いつでもそんなものだから。

 

だから報告会では、その内容の粗さを指摘するより先に、 挑戦している態度そのものを、ちゃんと讃えたい。

褒める、ということを、もっと大事にしたい。 若手の挑戦の芽は、最初の数ヶ月で決まると思っている。 

そこで「いや、まだ甘い」とだけ言われ続けると、芽は出る前にしぼむ。

ちゃんと、褒める。 組織として、そこは上手くなっていきたい。

 

■ 報告会の光景

今日の報告会も、いいコメントが飛び交っていた。

内容の指摘ではなく、その人がやろうとしていること自体を面白がる目線。 

他事業の人が、自分の文脈で受け取って、フィードバックを返す。

 

ああ、これがうちの良さだな、と思った。

事業の外側にひとつ視点を置いておくこと。 それは遠回りに見えて、結局は組織を強くしているのだと思う。

静かだけど、確実に効いてくる仕組みだなと感じている。