今年も経営発表会の大詰めの時期になった。

 

 

トランビの発表会が終わり、今週後半にはアスクの発表会が控えていて、

各チームで、来期の予算づくりに向けて、壁打ちが続いている。

 

今年は例年と違う難しさがある。

 

大きな要因は、やはりAIの存在だ。

この1年で、前提が大きく変わった。
 

社内業務への取り込みだけでなく、サービス設計やプロダクト開発においても、AIをどう活かすかが完全に前提条件になってきている。

 

ただ一方で、その進化スピードがあまりにも速い。

1年前もAIは使っていた。
それでも、ここまで一気に進化するとは正直想像していなかった。

 

だからこそ、1年先の前提を置いて計画を立てること自体が、かなり難しいフェーズに入っていると感じている。

これは間違いなく、大きな転換点だ。

 

こういうタイミングに立ち会えていることには、純粋にワクワクもある。
ただ同時に、この流れの中でどう生き残り、どう成長していくかは、経営として避けて通れないテーマでもある。

 

だからこそ、メンバーとの対話が重要になる。
現場の感覚と経営の意思をすり合わせながら、方向性を作っていく必要がある。

 


もう一つの大きな外部要因が、地政学リスクだ。

 

中東情勢の影響で、資材の調達に影響が出始めている。
特にアスクはインダストリー領域での部材調達が多いため、来期は無視できない影響が出てくる可能性が高い。

 

顧客側で減産が入れば、こちらも影響を受ける。
これはコントロールできない領域だ。

 

ただ、ここで効いてくるのが、アスクの多角化戦略だ。

「100事業100幹部100年」

 

この考え方のもとで事業を広げてきたことで、
一部の事業がマイナスでも、他の事業でカバーできる構造になっている。

 

結果として、来期も全体ではプラス成長を見込めている。

だからこそやるべきことはシンプルだ。

マイナスの事業はしっかりと立て直す。
伸びる事業にはしっかり投資する。
そして、新しい事業を生み続ける。

この積み重ねしかない。

 


社会の変化は、これからさらに速くなる。

だからこそ、立ち止まって完璧な答えを出そうとするのではなく、
「歩きながら考える」ことが重要になる。

 

状況に合わせて修正し続ける柔軟さと、
それでも前に進み続ける意思。

 

この両方を持てるかどうか。

今はまさに、そういう時代だと感じている。