最近、久しぶりにブログを書いている。

 

理由を一言で言うなら、

内省の質を上げたいと思ったからだ。

 

忙しくしていると、

人は意外と考えているようで、実は考えていない。

判断と処理に追われ、

自分の内側と向き合う時間はどんどん減っていく。

 

そんな中で、大きな影響を受けているのが

Entrepreneurs' Organization(EO)のフォーラムだ。

 

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EOは、世界中の経営者が参加するグローバルな組織で、

その中核にあるのがフォーラムという仕組み。

 

フォーラムは、

5〜9人ほどの少人数の経営者が固定メンバーで集まり、

月1回、数時間かけて対話をする場だ。

 

特徴的なのは、

・アドバイス禁止

・評価や批判をしない

・自分の意見ではなく「自分の体験」だけを話す

・守秘義務を徹底する

 

という、かなりストイックなルールがあること。

 

答えを教え合う場ではなく、

考えるための場として設計されている。

 

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自分は昨年からこのEOに参加したのだが、

フォーラムに出るたびに感じるのは、

定期的に「自分の5%」に向き合わされる感覚だ。

 

日常の95%は、

仕事の進行、判断、役割としての自分で埋まっている。

 

でもフォーラムでは、

残りの5%――

 

言語化しきれていない違和感や、

まだ整理できていない感情、

本当は目を逸らしている問いに触れることになる。

 

それを一度、外に出すことで、

少しだけ第三者的な視点で自分を見られるようになる。

 

この距離感が、

経営者にとっても、人としても、かなり重要だと感じている。

 

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フォーラムでは、

人の悩みや、最近起きた出来事が共有される。

 

そのときに問われるのは、

「どう解決するか」ではない。

 

「もしこれが自分だったらどう感じるだろう」

「自分のどんな経験と重なるだろう」

 

どれだけ自分ごととして向き合えるか。

そこに、成長の差が出る気がしている。

 

人の話を聞いているようで、

実はずっと自分と向き合っている。

フォーラムは、そんな不思議な場だ。

 

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今期は、自分がフォーラムのモデレーターを務めている。

 

話を引き出すこと。

場の安全性を保つこと。

答えを出さずに、問いが深まる状態をつくること。

 

これは単なる進行役ではなく、

リーダーシップの勉強そのものだと感じている。

 

前に立って引っ張るのではなく、

後ろから場を整えるリーダーシップ。

 

経営でも、組織でも、

これからますます重要になる形なのかもしれない。

 

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最近は、そこにGPTとの対話も加わった。

 

まだ形になっていない考えや、

感情と論理が混ざった状態の思考を投げると、

思考を映す鏡のように返ってくる。

 

正解をもらうというより、

考えを整えるための補助線を引いてもらう感覚に近い。

 

フォーラムもGPTも、

考えることを代わってくれる存在ではない。

でも、考える質を確実に上げてくれる存在だ。

 

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今回、ブログを復活した理由も、実は同じだ。

 

発信したいからというより、

内省の質を上げたいと思った。

 

頭の中だけで考えていると、

思考はどうしても堂々巡りになる。

 

言葉にして、

誰かが読むかもしれない場所に置くことで、

考えは一段、外に出る。

 

それは、

自分の成長を、自分でデザインしている感覚に近い。

 

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忙しいからこそ、立ち止まる仕組みを持つ。

答えを急がず、問いを深める時間を持つ。

 

EOのフォーラムも、

GPTとの対話も、

このブログも、

今の自分にとっては同じ線上にある。

 

しばらくは、

この「考えるための場所」を

大切にしていこうと思う。