ウサマ・ビンラディンを殺害した際のオバマ大統領のスピーチ原文が掲載されていたので読んでみました。

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まず第一パラグラフで数千人の無実の人たちを殺害した犯人であるビンラディンの殺害に成功したという最も重要な事実をストレートに述べることでこのスピーチの目的を伝えています。

そこから10年前の回想、911の事故が如何に悲惨なものであったかを伝えています。

911後に家庭で空になったままのディナーテーブルの席、親を失いながらも育つ事を強いられている子供、子供の抱擁を感じることができない親たち、などと具体的に家族を失った人たちのその後の生活が思い浮かぶような言葉を使って視覚に訴えています。

その後、スピーチは今回の行動にいたるまでの経緯を事細かに淡々と伝える事務的な内容になっていきます。

その中でもパキスタンの協力、アルカイダとの戦いはイスラムとの戦いではないこと、行動を行ってきた軍への感謝の意、そして今回の行動が大統領自らの指揮のもと行われたものであることが述べられています。

そして、スピーチの最後は今回の行動の成功はアメリカの富や権力ではなく、自由と正義の元に団結している我々本来の力によるものであると締めくくっています。

これにより大統領自らの功績を強調するとともに、アメリカ国民一人ひとりの功績であるかのような文面に仕上っています。


改めてざっとスピーチ全体を見渡してみるとスピーチの約2割程度が、行動に関する事実以外の部分、回想、追悼や感謝の意、そしてアメリカの更なる団結を鼓舞するような文に割かれています。


ウサマ・ビンラディンの殺害というアメリカが10年間待ち望んでいた結果は、その事実とともにアメリカ国民の心をもう一度一つにまとめるという重要な役割を果たしたようです。

現在ホワイトハウスはアメリカを称える人たちで囲まれているそうです。


スピーチ力はリーダーに求められる重要な力の一つですね。