アートアクアリウム | Noriaki の ヒト・モノ・ココロ

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写真を主体として、日々の徒然な様を書いていければ。

行ってきました。
日本橋・アートアクアリウムへ。
つまり、金魚を見に行きました(笑)

アートアクアリウムは、イベント展示の時にも行った事があるのですが、常設になってからは初めてです。
私は、あまり派手な仕掛け自体には興味が無くて、金魚そのものが見たかったりします。
金魚を、どう綺麗に見せてくれるかが大事。

で、一番心に残ったのが、これです。
 

 

江戸時代、金魚は横から見るものではなくて、上から見るものだったそうです。

言われてみればなるほど。

当時はガラスが無いので、桶に入れて、上から見て風情を楽しむのですね。

 

そう言われると、色んな謎が氷解しました。

 

例えば。

金魚は赤白がメインではありますが、黒もいますよね。

私、あれがとても不思議だったんです。

黒の金魚って、観賞用には不向きと思ってましたから。
なんで、黒の金魚が要るんだろうと。

ですが今回、この丸鉢から見る黒い金魚は、とても風情があって、緑の水草と色合いも合って、素晴らしく綺麗でした。

 

また例えば。

私、横から見てると、そこまで金魚を綺麗と思った事が無かったんですよ。

横から見ると、熱帯魚の方が綺麗なんです。

ネオンテトラとか。

ところが、上から見ると、金魚ってとても綺麗なんです。

それは、あの独特の形によるものです。

上から見ると、金魚ってとても横幅があって、ボリュームがあって、特徴的な形をしているんですね。

逆に、ネオンテトラとかは、上から見ても綺麗じゃないです。

体が細すぎて。

上から見る事で、金魚の綺麗さというのは、初めて理解出来るような気がします。

 

またまた例えば。

金魚は、少ない数が良いですね。
沢山入れても、あまり綺麗じゃない。
それは恐らく、集団行動をしないからです。
ネオンテトラだと、沢山いればいるほど綺麗。
でも、金魚なら、桶と金魚の大きさの比率にもよりますが、そこまで沢山いなくていい。
3~5匹で綺麗に見れる位が、一番綺麗なように思います。
 
こう書くと、アートアクアリウムの見せ方を完全否定しているようですが(笑)、そこまで否定はしていません。
あくまで、これは私個人の意見ですから。
アートアクアリウムによって、日本古来の金魚の良さを、現代解釈で復活させて、日本橋に一つの名物が出来たのは、私は素晴らしいと思っています。
 
今回は、金魚の良さを、初めて理解出来たように思います。
それを教えてくれた、アートアクアリウムに感謝です。
皆さんもぜひ、一度足を運んでみてください。