M-1グランプリ | Noriaki の ヒト・モノ・ココロ

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今日は休みなので、のんびりテレビを。

そして、見たのはM-1グランプリでした。

 

 

優勝は、ミルクボーイでしたね。

 

 

M-1を見る前に、「関東芸人はなぜM‐1で勝てないのか」を読んだのですが、これが面白かった。

 

 

 

 

この本を読むと、M-1というのは、「誰が一番面白いか?」という単純な話では無いという事が分かります。

 

 

M-1は、つまり「4分間でいかに盛上げるか」の勝負なんですね。

このシステムを作ったのは島田紳助なのですが、紳助自身、このシステムの良し悪しを良く分かっていて、ナイツに対して「このシステムでは、ナイツは厳しいだろう」という話をしています。

 

 

盛り上がるか、面白いかは違いますから。



例えば今年で言うと、オズワルドのようなスタイル。

場を盛り上げるスタイルではなくて、ゆっくり笑えるようなスタイルは無理なんですね。

 

また、ベコパであったり、まつりあげるのようなスタイルも、かなり難しい。

これは、島田紳助や松本人志が、かなりクラシックな大阪漫才を好んでいるという事があると思います。

 

松本人志自身が、去年「ジャルジャルが一番面白かったけど、優勝はジャルジャルじゃなかった」と言ってますから。

つまり、面白いだけじゃダメと、はっきり言っているわけです。

 

 

「M-1がどうあるべきか」

 

 

という、クラシックな考えがそれなりにあるんですね。

そのテンプレートに、ある程度、沿ってないといけないんです。

ベコパやまつりあげるのようなスタイルは、あくまで場を盛り上げる脇役的な感じですね。

突き抜けたら優勝できるかもしれませんが、それはなかなか難しい。

ただ、優勝できなくても、大きな宣伝効果があるとは思いますが。

 

あと、最近では和牛のような常連組が結構厳しいですよね。

常連組に求められているラインが、上がっているように思います。

これは、場慣れしすぎると、逆に新鮮さが無くなり面白くなくなるという事もありますが。

 

 

究極言うと、会場にいる若い女の子に受けるスタイルと、大御所と両方に受け入れられるスタイルが必要という事になると思います。

若い女の子に受ける新鮮さと、大御所を納得させるクラシックなスタイルが必要なんですね。

 

 

そういう意味では、べこぱは大御所向きでないし、かまいたちは若い女の子に受ける新鮮さが無い。

 

 

結果として、ミルクボーイなんでしょう。

 

 

と思いながら見ていましたが、つまりは面白かったです(笑)

選手?も大変ですが、審査員も大変ですよね。

いや、お疲れ様でした。