バカボンド | Noriaki の ヒト・モノ・ココロ

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写真を主体として、日々の徒然な様を書いていければ。

モーニング全盛時代を、最大限開花させたのが、この漫画です。

 

 

 

 

もう、何も言う事は無いでしょう。

集英社から、「スラムダンク」の井上雄彦参上。

スラムダンクから、更に独自の境地を求めた求道者です。

水墨画を取り入れ、「人生とは何か?」という精神性を問うた時代劇漫画といっていいでしょうか。

 


まさかの、最強の週刊少年ジャンプの大ヒット作家がモーニング。
これは、当時の情勢を考えると、革命と言っても良いです。

因みに、結果として、当時バカボンドは、全ての単行本で一番売れていた漫画に成長します。

つまり、モーニングが、全ての漫画の中で一番売れていた漫画を抱えていたわけです。

 

 

全盛期、ここに極まれり。


 

面白かった。

面白かったんですけど。。。ストーリー進まないですねえ。。。

 

作者の悩みは良くわかります。

はっきり言うと、佐々木小次郎を書けないのですよね。


野生からどんどん洗練化させている宮本武蔵に対して。

最初から天才の佐々木小次郎をどう書いて、そして最後どう負けさせるかを書けないのですね。


ある意味、vs天才は、胤舜で終わっているわけで。
そこから更に先の、見果てぬ場面をどうするか。


つまり、宮本武蔵は、桜木花道。

つまり、宝蔵院胤舜は、澤北栄二。
スラムダンク的には。

 

 

そして、佐々木小次郎に、新たな何かを作者は求めていた。

 

 

で、書けていない。

例えば、これまでのストーリーでも、いかにも佐々木小次郎は他人行儀に書かれていて、作者の思い入れが足りない。

というか、作者自身、佐々木小次郎を分かっていない。
書きあぐねています。

 

 

さて、どう収束させるか。

本音言うと、収束しないように思います。

明らかに、ハードルを上げ過ぎましたから。

 

 

本当は、武蔵vs胤舜のような形のエンドでも悪くはなかったのですが、作者は遥か高みを目指したのですね。

 

 

でも、それも悪くない。

 

 

井上雄彦、さあどうする。

きっと今も、どうするか悩んでいる。

連載開始から、20年以上経った今でも。

 

 

ある意味、「バカボンド」を書くという行為が、作者にとって人生とは何かを己に問い続けているような。

 

 

で、それで良いと、私も思っていたり。