徳丸三丁目にて見つけたのは、コチラw
アメリカ花水木ですねw
一青窈さんが歌っている「ハナミズキ」は、つまりこのアメリカ花水木です。
さて、これは別に一青窈さんを非難するわけではないのですが。。。
アメリカ花水木を、「ハナミズキ」と略すのは、実はプロからすると相当違和感があります。
恐らく、プロはまずこういう略し方をしないし、実際していないのですね。
「アメリカ花水木」と、絶対に「アメリカ」という名称を付けるはずです。
何故かといいますと。。。
そもそも、アメリカ花水木という名前は、正式な名前というわけではありません。
アメリカ花水木は、今からおよそ100年前にアメリカに日本の桜を送った際に、お礼として貰った品種なのです。
つまり、もともとはアメリカの木なわけですね。
さて、アメリカ花水木は、そもそもは山法師の仲間なのですね。
これはプロなら、教えてもらわずとも何となく「ああ・・・まあそうでしょうね。」と分かる話なはず。
なので、正式には、「アメリカ山法師」といわないといけないはず。なのです。
さて、それがどうしてアメリカ花水木になったかというと、「ミズキの仲間で(つまり、山法師の仲間でありミズキの仲間でもある)花が目立つから」という話らしいのです。
そして、これが現在、通称になっています。
しかし、これは相当変な話でして。。。
そもそも、「ミズキ」は、どのミズキもちゃんとそれなりに花が目立ちます。
そして、ミズキの前に付く名前は、土佐ミズキであったり、日向ミズキ、伊予ミズキ等々、原産地の名前に冠する場合が多いのですね。
そこで、アメリカのミズキにだけ、「ハナミズキ」というのは、いかにもおかしいわけです。
そもそもですが、「アメリカ花水木って、ミズキと山法師とどっちに似てるの?」って言われると、どう見ても山法師に似ているわけで。
また、植物の世界は、必ず和か洋かの区分けをします。
紫陽花でも、石楠花でも、全部そうですよね。
西洋石楠花を、「シャクナゲ」と簡素な省略は、まずしない。
必ず「セイヨウシャクナゲ」となります。
それだけ、和か洋かの違いは大きいのですね。
※因みに、日本に花水木という樹はありません
ただ、一青窈さんの「ハナミズキ」を、「アメリカハナミズキ」という題名にしてしまうと、なーんか変な感じになるというか、間延びした歌名だなというか、アメリカンな歌では無いなというかw
つまり、まあ「ハナミズキ」にしないと、いけなかったとは思いますw
う~すべえにいいろのぉ~♪
剪定屋千角HP
