さて、踏み石を踏みながら、橋にかかります。
枯山水をまたぐようにかかる橋。
御影石を二本合わせたものですが、とても良いですね。
材料に、手抜きがありません。
こういうところで手を抜かないのは、簡単なようでとても難しい事なんです。
自然の石や樹は、本当にバランスを合わせようと思うと、時間がかかります。
材料を探す時間がかかるんです。
カタログから引っ張る事が出来るものでは、無いですから。
しかし、そういうところは、なかなかお客様には分かって貰えないのですね。
結果、出来合いで、時間が短縮できる材料が選ばれる事が多いのが現実です。
しかしそれだと、「手を抜いたな。。。」と、見る人が見ればわかるものが出来上がるのですね。
そうなると、人を感動させるものは、なかなか出来辛いんです。
石なら、t(トン)でいくら。
樹なら、このくらいの大きさならいくら。
それが世の中の相場です。
ですが、庭園は、それだけでは語れないものがあったりします。
こういうところで手を抜いてない、抜かなくて良い仕事が出来るのは、庭師として幸せな事です。
それだけ、庭園に理解がある施主がいるという事なんですね。
この橋は、施主と庭師がタッグを組んで、手を抜いてない事を証明する橋というわけです。
