たった一粒。
たった一粒飲んだら出なくなった。
これが最後の授乳。
娘がちょうど今の赤ちゃんと同じ5ヶ月ころの話。
乳がんの手術を受けるため、断乳を余儀なくされた。
母乳が出てると手術に支障が出るからと…
産科外来を受診して、断乳するための薬を処方された。
たった一粒の薬を。
飲めば母乳は出なくなるからと…
薬を飲んだら授乳はしないでくださいと。
気持ちの整理が出来ていない私はすぐに受け入れられなかった。
もっと授乳したい。
娘におっぱいあげたい。
まだ5ヶ月なのに…
おっぱいたくさん出てるのに…
それでも、受け入れざるをえなかった。
手術まで1ヶ月を切っていたから。
もう2度と娘には授乳できない。
そう思ったら涙が止まらなかった。
最後の授乳は泣きながらだった。
何度も何度も娘に「ごめんね」を言いながら。
この時が本当に最後だった。
娘には。
授乳を終えて、薬を飲んだ。
たった一粒飲んだ。
そしたら、おっぱいがだんだん張らなくなった。
娘に飲んでもらわなくても。
あんなにあんなにいっぱい出てたのに。
タオルを巻いてもびっしょり濡れてたのに。
もう2度と授乳できないと思った。
この時は。
だけどね、今は授乳できている。
第3子の赤ちゃんに。
奇跡の女神に。
手術した左は母乳が出ていないのは確か。
放射線治療もしたからね。
母乳が出ているのは右だけ。
その右だけでも授乳できてる。
赤ちゃんの授乳タイム♪
しかも、右だけで足りてるの。
片方だけだよ。
片方だけ飲んで寝てくれる。
ミルクを毎回足すことはしてない。
夜寝る前にミルクを飲ませることもある。
けど、毎日じゃない。
スゴイよね。
おっぱいって素晴らしいね!
ちゃんと赤ちゃんが飲む量に合わせて出てきてるのよ。
神秘だね。
たった一粒飲んだだけで止まってしまった母乳。
だけど、こうして復活した。
ありがとうおっぱい☆
授乳できる喜びを日々噛みしめてる。
こういうのが幸せって言うんだね。
奇跡をありがとう(*^^*)
ありがとうございます♡

