BLUE GRASSの聖地?!「Rocky Top」@銀座 | けものみち

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日記のようなものです。

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銀座7丁目のビルの3階にそれはありました。


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Rocky Top

カントリーミュージック系、とりわけ「ブルーグラス」に向いた
30~40人ほど入れるライブハウスのような、酒場のような所です。

「ブルーグラスを始めて、ここで演奏できたら一人前」というような
知る人ぞ知るお店らしいです。


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気取った店ではないので、気楽に象を出しても大丈夫!

たぶん「ワンドリンク制」。
バイト先にもあるストローハットを頼みました。
私が作るのより酸味が少なく、少し辛口です。
ライムを減らして‥タバスコとリーペンソース、どっちを増やしたら
この感じになるんでしょう?!
わりと好きな味がしました。
冬には、うちのレシピよりこちらも良いかもしれない。
ヨシオカさんに相談です。

あんまり出ないけど。ストローハット‥

麦わら帽子のことです。
トマトジュースを使うので赤いです。
真っ赤なお日様に想いを馳せていただければと存じます。


ここはメニューが格好良いです。
黒っぽく見えますが、光に透かしてみたら
暗い透明な赤いレコード(音は入ってなさそうですが)で出来ていました。
しばし見とれました。


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右の方がマスターらしいです。

ライブの開演30分前にお店が開いて
20人以上のお客さんが来て
飲み物が出て食べ物が出て
お店の人はマスターと、カウンターの中にもう一人いるだけ。

忙しそう!

でも問題なく注文をさばいてゆかれます。
すごい。



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そうこう、関心するうち
お目当てのバンド「Jack in the grass」の演奏が始まりました!

ギター、マンドリン、ベース、フィドル(バイオリン)、バンジョーの
弦楽器だらけ5人編成のバンドです。
どうやらブルーグラスというのは
こんな感じで弦楽器だらけみたいです。

このバンドのギター&ボーカルの女性、aquaさんが
インド料理のサトウ師匠の妹さんで
それをきっかけにこのバンドを知りました。
そして「ブルーグラス」そのものを初めて知って
聴くようになった次第であります。

本場、アメリカ大陸ではもうブルーグラス人口も少ないらしいですが
もともとはアメリカで、アイルランド移民の方が主軸になって作った
「新民謡」的な音楽の様です。

ホーボー‥汽車に乗って移動しながら働き暮らす
季節労働者の歌もかなりある様です。
また故郷を去らねばならなくなった人が
帰れぬ故郷を想って歌う歌。


シンティロマの曲にも通ずる、異様な明るさがあります。

明るい曲調と元気な歌声で
「元婚約者を鎌で殺して湖に引きずり込んだ」とか
「愛する人はこの雪の下に埋まってるんだ」とか歌ってしまいます。

英語が出来ない私には
先に意味を聞いていなければ
「今日も人生、最高だぜ!」としか聞こえません。

でも実は大変なことを打ち明けている。


そんなブルーグラス。
明るいけれど、甘みのある曲に今のところ出会いません。
あるにはあるそうですが。


ブルーグラス。
青い草は生えながら乾いた大地。
そこに吹くのは、やはり乾いた風。

でもひそかに水の粒子や植物の種を運んでいる風。
ボーカルのaquaさんの声もそんな感じです。


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今回のライブは4部構成。

2つのバンドが交互に、2度ずつ演奏します。

お店のあちこちに色んな物があるので楽しくて
休憩時間はつい、うろついてしまいます。

とある角にはウェスタンスタイルの馬の鞍と
謎の木の胸像。
女の人の気がするけどどうでしょうね。


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初めて見るバンド、DUCKY'S

ギター、マンドリン、バンジョー、フィドル、コントラバス‥?
弦楽器5つ。

vocal、3人!

主メロ係とコーラスと分かれているのでしょうけれど
3人はだいたい均等に声の力を放ってきます。
それがひとつの音を生んでいるので、とても迫力がありました。

メンバーは還暦くらいのお年だそうで
さすがに見せ方のうまい人たちでした。
笑いのとり方や脱力のさせ方など、よくご存じです。

1人が「この人も今度還暦で」と言うと、その指名された人が
「感謝カンレキ(感激)ドキドキ」なんて言ってみたりして。

字で読むとツラいギャグの気もしますが
実際聞いているとやけに楽しいです。

だいたい、笑わせにくるとは思ってなかった人が発しましたよ‥
油断してた。


油断といえば、思った以上に演奏がみんなすごくて
誰に注目して良いか分からなくなるほどでした。
「厚み」のあるバンドで、そして
みんなお互いをよく知っている人たちでした。
「俺たち」感が非常に魅力的でした。



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骨発見!


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休憩はさんで、もう1度Jack in the grass。

会場、打ち解けてまいりました。

ホワイトラビットという曲など
軸になるシンガーがいてこその選曲もありました。

バラエティに富んだ構成で面白かったです。

次回のライブが、来月同じ会場であるそうです。
今度は何をなさるのかわくわくします。

行けるかな。
行けるといいなあ。




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タコス!

メニューには「メキシカンタコス」となっていました。
これは是非いただきましょう!
と、休憩中に注文しました。

具はチリ味の挽き肉、赤いサルサ、野菜、チーズ、トマト。
小麦粉のトルティーヤに自分で包んで食べる形式です。

特に温かくはないので、のんびり食べて大丈夫。

なんだけど‥


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「なんて言ってないで、早く早く!」

とこの通りですので、ちゃっちゃと乗せて生地を巻きます。

Σ( ФωФ)って!

何で象だけ動いてるんでしょう、これ‥(;ФωФ)


ま、まあ、いいか。
こんなに音楽聴いちゃったらしょうがないですよね。


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壁の飾り。

「MY GRASS IS BLUE」ですって。

いいですね。とてもいい(*'ー')クローバー