スキあらば木製の飾りを仕込む店、エル キシコです。
レジスターの下にも木が敷いてあります。
円形。
前身は酒樽の蓋。
こんなことに使われちゃうのは
本人(ほんふた)としては不本意でしょうか？
しかしうちも酒を出す店であります。
酒樽の蓋さんにとって
その酒がだいたいどーゆー事になるのかを
見られる機会が山ほどあります。
どうかここから、酒を飲む人たちを見守っていただきたい。
そして‥お酒を出す私を守っていただきたい！
昨日はたくさん、カクテルのご注文をいただきました。
たくさんと言っても種類としては10種までいかないくらい。
数でもその３倍は多分いかないだろうくらいですが。
それでもフローズンスタイルのドリンクが数種類出たり
まして４.５人分サイズの「ピッチャー」のオーダーをいただくと
もうワタシはドコですか？でありまする‥
守って！酒樽の蓋！！
作るのは大好きです。
ただ時間がかかる。
ベースのリキュール等と氷をミキサー(ジューサー？)にかけて
そこに氷を足して、またスイッチオン
また氷足してゴーーー
きめ細かいふわふわ甘やかフローズンになるまでがんばる。
がんばれ、ミキサー。がんばれ自分。
昨日は酒樽の蓋のすぐ向こうの席に
ピッチャーをオーダーした方たちが座っていました。
何となく振り向くと、どうやら時々見ていらっしゃる( ФωФ)
しかもにこにこと‥
ご注文いただいた時に「少しお時間いただきますが(;'ー')」
と言ったら
「ええ待ってますから、ガンバッテ
」と言ってらした外国人女性とお連れの日本人の男性と
二人でにこにこ待って下さっている。
「大丈夫、ここで見てて分かってるから。待ってるから。」という感じ。
(ФωФ)待ってらして！いま超頑張って作ってる！！
と私も笑顔でミキサーを掲げてアピール。
再びゴーーー！
完成した「フローズンマルガリータ ピッチャーサイズ」は好評でした
まあ、普通に作れば誰でもおいしく作れるのかも知れませんが‥(;'ー')
「うまいよ。今日の氷。」
(*'ー')ありがとうございます！
｢氷｣と言われたのでひょっとして粗めだったかと思いましたが
とくにそういうことはなく、うまかったそうです。
よかった(*'ー')
他に好評だったのが
フローズンライムヨーグルトとフローズンピーチヨーグルトでした。
メニューにはないのですが‥
「フローズンマルガリータの、マルガリータ抜きはできますか
」とお客様からご要望があったのです。
「贅沢な注文をしていいでしょうか‥？」とおっしゃるので
何事かと思いましたら、そういうことでした。
常連の方で、その柔和な笑顔を見ていると
( ФωФ)できます。何でもできます！
と応えたくなってしまいます。
でもマルガリータって、フローズンマルガリータの本体ですお客様。
どうしようかと思いましたが
ちょうど直前にフローズンバナナヨーグルトを作っておりまして
なんか、できる予感がしました。
「なにかベースが必要ですので、ヨーグルトでお作りしてみましょうか」
「多分少し酸味が出て、ミルキーになってしまいますが‥(;ФωФ)」
とご提案してみました。
お客様はうれしそうに「手のあいた時でいいのでお願いします！」
と、この怪しい店員を信じて注文して下さいました。
わくわくしました(*'ー')
けど‥勝手にこんなことしちゃってよかったのかどうか。
(;'ー')ヨシオカさん
「はいよ。」
(;'ー')フローズンバナナヨーグルトのレシピいじって
ライチとピーチで作ってお出ししていいですか？
ヨシオカさん、真顔で一瞬止まりました。
まあ、ヨシオカさんは基本的にいつも真顔なのですが。
「……できるか？それ。」
（数秒、独り言タイム）
「いやできるか。できるかもなヨーグルトなら」
(*'ー')はい。多少重みも出ますし！ ←よく分からんで言いましたが
「やってみて。」
(*'ー')ハーイ！！
やってみたらなんとかできました
「とてもおいしい飲み物」にするまでには
もう少しレシピを改良してゆく必要がありそうですが
お客様にはとても喜んでいただけました。
何とか頑張って作ってみた感がバリバリ出ていたせいもありましょうか
でも一人だけ楽しんでたんじゃなくてよかったです。
もう、ほんとに‥
全体的な動きのトロい人がこうやって
お客様に対して「がんばりますアピール」をしていると
お皿の片づけやらが滞ってゆくのです。
でもお客様は笑顔で帰って下さるので
私はなるべく急がずにこにこしていたいのです。
というわけで、私は洗い物は邪魔にならない限り後回しにして
ひたすら接客をして
24時に自分のシフトが終わってから24時半まで
乗りたい電車が来るまでの時間に片づけをしようと決めました。
シフト表には17時から24時までと書いて
あとは勝手なフォロー残業というわけです。
のんきに、くそ丁寧に片したいだけ片して帰りましょう(*'ー')♪
そう思いついたのは先週で、すぐに実施しました。
そしてすぐにヨシオカさんにバレました‥
テキトー野郎ヨシオカさんですが
ここはテキトーじゃない部分だったみたいです。
昨夜言われてしまいました。
「先週12時までって書いてたけど、12時半くらいまで居ただろう。」
「損するよ？居たら居ただけちゃんと書いて。」
( ×ー×)ハイ。
まさかちゃんと見てるとは‥(;ФωФ)
こうなったら私は優雅に、迅速に
効率よく動けるようにならねばいけません。
笑顔で元気に頑張りましょう( ФωФ)
怪気炎を吹き上がらせないように気をつけます。
ごはん！
仕入れのお買い物にゴーヤーとお豆腐があったので
わくわく待っておりました(*'ー')
お豆腐にまぶした片栗粉？部分に味がしみてておいしかったです。
ゴーヤーも近所のお総菜屋さんのより、もう少し苦みをぬいてあって
しんなりシャキシャキしてて好きです。
と、思いながら今日ももくもく無言で食うのですが。
ごちそうさまでした。
お客様で、マルガリータをオーダーされた方がいました。
先日東中野のBAR｢Smoke Salt｣で習ったカクテルです。
いつ作れるのかしら‥とぼんやり想っておりました。
ご注文いただいたときには思わず
「フローズンじゃなくて、普通のカクテルのですか
」と確認をしてしまいました。
フローズンドリンクがたくさん出た日ということもあり(笑)
さて、普通のカクテルの方でした。
シェイカーが振れる！それもマルガリータで
勇んでキッチンに帰り
その勢いでガシャーッと作って、お出ししました。
「マルガリータです！」
さてまたキッチンに帰って
ふと‥
「なんか、我を忘れてガシャーッと作っちゃった‥？」
と正気に返りました。
何のためにSmoke Saltさんは丁寧に教えてくれたのか。
私もあの時「これがおいしい味」と真剣に
マスターが作ったマルガリータを飲んだはずなのに。
シェイカーに少し残ったのを急いで味見しても
氷が溶け混じりすぎて分かりません。
まあ一般的な配合のマルガリータですから
不味くはならないでしょうが‥
やや暗澹としていたら、同じお客様がまた
「マルガリータを」
とおっしゃいました。
おいしくできていた( ФωФ)?!
マスター！私はやりましたよーー！！
と東中野に念をとばしながら
今度は丁寧にガシャーッとお作りしました。
いまいち、優雅でないような？
そしてお客様は‥
全部で４杯のマルガリータを召し上がって
酔っている様には見えないさらりとした顔で
帰ってゆかれました。
うまいとか不味いとかじゃなくて
ただお飲みになりたかったのでしょうか。
怪気炎モード（そして俺が俺が！モード）の私は
「俺のカクテル‥」とさみしくなりかけましたが
空間も飲み物も気に入らなければ
あの方はもっと早く帰ってしまわれたはず。
ＮＯＲＡはうれしかったであります。
忙しかったので、昨夜はバタンキューでした。
それでいい睡眠がとれちゃったのか
明け方に一度目が覚めました。
携帯電話がチカチカ光って、未読メールがある事を知らせています。
なんか店に忘れ物した‥？
気にかかるので開いてみると、忘れ物を報せるものではなく
別の知人からのメールでした。
「今自分が酔っている」ということを楽しげに報告するだけの
ごく短いメールでした。
ああ、酔ってますねー(笑)
もう全くタイムリーじゃない時間だったので返信できませんでしたが
「酒っていいですね！」と念をとばして
再び眠りにおちました。