昨日は会社帰りに 何十年かぶりに 釣具屋
上州屋に寄りました。
イモリ🦎さんの餌の赤虫を買いに行きましたが
昔、釣りが趣味だった頃は毎週のように店へ行って高級な釣竿を眺めてましたねー。
僕ちんの長野時代は まさに つりキチ三平の
世界でしたね。
麦わら帽子にゴムサンダル、釣竿一本担いでいつも釣りをしてました。
家から道を下ると三峰川と言う南アルプスを水源とする天竜川水系の清流が流れていて深くても小学生の膝下くらいの水深で南アルプスの上中流域でしたので水が大変に澄んでいて
ハヤやオイカワがたくさん泳いでいて子供の良い遊び相手になってくれてました。
中学生くらいになると 清流では飽き足らず、南アルプススーパー林道を作る工事の大型トラックの助手席に乗せて貰ってね、上流域の長谷村、一般車両通行禁止の場所で降ろして貰って いわゆる 渓流釣りヤマメとかイワナ釣りをしていたんですが
そこまで行くと晴れていても青空ではなくて、標高が2000mを超えてくるので昼間でも宇宙の黒さが透けていて空が黒青になるんですよね。
聞こえるのは川の流れ落ちる音と木々が風に揺らぐザワザワと、たまに何の鳥だか鳥の声が聴こえてくるだけ、もうその先には甲斐駒ヶ岳とか仙丈ケ岳とかの3000m級の山々しかない訳で。
出会すのは完全に山の装備をした登山者のパーティぐらいで 30キロくらいありそうなリックにザイール、手にはピッケル⛏️持って山道を上がってくるんです。そんな重装備の登山家達は サンダル、麦わら帽子姿の僕と出くわすと皆んな ギョ‼️とするんですよね。まるで河童と出会ったかのように。
君ー そんな格好で山登るのかい?
僕は是とも非とも言わずに ケケケケと笑いながら先に歩いて行ってしまうんです。
そうやっていつも登山家達を惑わしておりました。
帰りはまた道端で手を挙げて工事帰りのトラックに乗せて貰って帰ってくる。
英ちゃん(私の叔父)家の子供かい?
うん🙂↕️そーだよ。
英ちゃん(私の叔父)は南アルプススーパー林道の
工事のトラックの改造や修理を一手に引き受けていた溶接の工場を経営していたのでいつも送って貰ってました。
家に着くと まあ 一杯やって行きなよ と叔父がビール🍺を運転手に飲ませてね。
真っ赤に出来上がってまたトラック運転して街に帰って行く訳。
昭和だからね。山道だから検問もないでしょ、
でも時たまカーブで脱輪してね。
助けてくれ とSOSの電話が入る訳。すると叔父が牽引車出してね 引き揚げに行くのよ
一回2万だったかな
商売上手かったな。