人間 還暦を迎えると 日常生活ではブログに特筆する程の変化が無いし 超暇です。そんな時に何故か少年時代の記憶が突然蘇って来ます。
そんな記憶もブログに書き綴っていきます。
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どーせ 下らない 話しなんで。
砂浜に消えた少年
これは 僕です。
小学6年の丁度今日の5月14日は学校行事の臨海学校で一泊2日で千葉の大貫海岸と言う場所へ行きました。
宿は ホテルだったけど ホテルから 砂浜までの間に 防砂林が海岸沿いに大量に植えてあり その林の中のを通って海に出れるような細道があった。
その林の中には かつて コテージだったと思われる 朽ち果てた 小屋が点在しており 昼間でも 中々の廃墟感 満載で。
で 臨海学校の行事のひとつに 夜の肝試し大会があった。
当初は 生徒が 2人1組になり 夜の海岸から真っ暗な防砂林の小道を歩いて ホテルにたどり着くと言う 先生方の企画でしたが
なーんだ それじゃ なーんも 面白くないじゃんか‼️
勉強は出来ないが 遊びのアイデアだけは 無尽蔵に思い付く僕ちんが一策 仕掛けた。
まずは 当日の昼間のうちから女子を相手に嘘の怪談話を広めておく。
女子間の噂話しはすぐに蔓延するからねー。
(一昨年の臨海学校でここに来た僕のねーちゃんから聞いた話しなんだけどさあ
昔さあ あの防砂林のコテージの中で ○人事件があってさあ 若い女の子が○されたんだってさあ
それから あのコテージに泊まる若い女は 何故か○殺してしまうらしくて 今は 完全に閉鎖されてるらしいよ。何せ さっきさあ コテージ覗いてきたらさあ ○吊りしたロープがさあ 天井からぶら下がってんのを 見たんだよなあー)
なんて 有りもしない ホラ話しを吹聴しまくり女の子を完全にビビらせておいた。
で 夕食が終わり いよいよ 先生方のメイン企画 肝試しが始まった。
が 私が吹聴しまくった嘘の作り話しは予想以上に効果が有り過ぎて 女子の殆どが 肝試しの参加を拒む。
砂浜から 一歩とも動こうとはしない。
中には 泣き出す女の子も居た。
で 結局女子は集団でホテルに戻った。
折角 先生方が 準備していた 恒例の 肝試し大会が 台無しになる。
やべーと 思ったがもう遅い
嘘から始まった一連の騒動の主犯格は 直ぐに捕まった。
担任の久保先生は カンカン 💢
臨海学校の総責任者の ゴリラこと上野先生は 目が吊り上がり 夜の砂浜で 説教が始まった。
多分 砂浜に正座させられてね。あの時代だから
叩かれた??かは 覚えてはないが
最後には 勝手にしろ‼️みたいな事を言われて
僕は1人 砂浜に 放置にされた。
勝手にしろー❗️と言われたので その後 勝手にした。
ホテルへの防砂林の小道の分岐点をホテルに向かわず右へ進んだ。
暫く歩くと 海沿いの県道に出た。
その県道をあても無しに歩き続けた。
浜風がとても心地よく 鼻唄まじりで ズンズン歩く
まさか その時に 自分の泊まっているホテルで大騒動が起きているなんて 夢にも思って無かった。
当たり前だよね 砂浜から 生徒が1人 消えたんだから
多分 担任の久保先生は 生きた心地がしなかったと思う。
生徒達には事情を悟られないように 担任と複数人の先生とホテルのスタッフは血眼で海岸付近を探したんだと思う。
海に流されたか?
その頃僕はホテルから数キロ離れた海沿いの国道を浮かれた気分で歩いていた。何せこっちは勝手にしろ!との先生のお墨付きだから。
で 結局 誰だか 忘れたが 無事に保護されてライトバンに乗せられ ホテルに 連れ戻された。
車の中では やべーー また 担任とゴリラ上野先生の大目玉喰らう〜 って ちょっと ビビっていたが
実際は ホテルに 着いたら涙まじりの久保先生達が総出で迎い出て来て
あ これって僕の事を皆んなで必死に探していたって事?? と 瞬間的に察して
嘘泣きしながら
うえ〜〜〜ん 先生 ごめんなさ〜い
林の中の道 間違えちゃって ホテルわかんなく
なっちゃって〜 うぇ〜ん ごめんなさ〜い
人間って嘘泣きしても案外涙って流せるのね。
後から聞いた話し
僕が行方不明の間 担任の先生らはあの林の中の廃墟コテージを懐中電灯で一件一件照らして探して回ってたらしくて もの凄く怖かったって。
今更ですが大変申し訳ない事をしました。僕のせいで 先生方の為の肝試し大会になってしまいました。
あはははは。
楽しかった半世紀前の5月14日の思い出話しでした。