ゆうぼ代表の勝田です。
「積木は(値段が)高いから……」
というお客様の声をお聞きすることが時々あります。
確かに1セット数万円から10万円以上となると、ポンと購入するというわけにはいかないと思います。
「たかがおもちゃに、そんなにお金をかける必要があるの?」
そう言うご主人(奥様)の反対を押し切ることはできないという方もいらっしゃいます。
では、積木は本当に高い買い物か?
今回はこの点について私の考えるところをお伝えしたいと思います。
いわゆるブランド品というものは概ね相対的に高価です。
そして、品質の高さは当然のこととして、それ以上にブランドとしての付加価値が含まれているということは、一般的に受け入れられていることだと思います。
しかし私がオススメしている童具館の積木に関しては、ブランドの付加価値はおろか、キャラクターのライセンス費用、ましてやテレビCMなどの広告宣伝費といった製品の実質的な中身と関係の無いコストは一切含まれていません。
機械で大量生産される製品とは異なり、人の手がどうしても必要になる工程がいくつも存在し、それが製造コストとして価格に反映しています。(他にも質の高い材料費が当然含まれます)
私は数年前に、童具館の積木工房を訪ねたことがあります。
木材を削る工作機械の前で、ブオーン!という耳を塞ぎたくなるほどの音の中、辺りが見えなくなるほどの木屑の埃にまみれながら、同じ作業をなんどもなんども繰り返し、精度の高い積木を作り続けていらっしゃる職人さん達に頭が下がりました。
それは他の木製品にも共通する工程かもしれませんが、例えば10万円の木製テーブルと10万円分の積木のピース、両者の手間に大きな差があるとは決して思いませんでした。
「いや、それでも、子どもにそんなに高価なものを与えるのは贅沢すぎるのでは?」
そんなお声も、至極ごもっともです。
ここからはどうしても「価値観」のお話になってしまいます。
現代は本当にたくさんの情報が溢れ、そして様々な考え方、価値観を人それぞれが持っています。
せっかく与えるなら、知識が豊富に身に付いたり賢くなる方が良いという考え方や、非日常的でわくわくする楽しみのためにおもちゃがある、という考え方もあるでしょう。
前々回にもお伝えした通り、エンターテインメント(娯楽)としてのおもちゃなら、数万円もするのはさすがに私も考えます。
私がお伝えするお話は、あくまでも「子どもの幸せ」とそれを実現するツール、手段としておもちゃがある、という価値観によります。
その中でも無駄なモノを一切排除して「世界の本質-つながり-」を子どもに示してくれる積木に焦点を当ててお伝えしています。
つまり積木は、エンターテインメントに対してエデュケーション(教育)としての役割を持っているといえます。
なぜ積木が「子どもの幸せ」に通じているのか、
どのように「教育」と結びついているのか、
については、過去の記事「あなたの子どもが幸せになるための積木遊び」にて詳しく述べていますので、ご一読いただけましたら幸いです。
それで、積木を子どもの教育のためのツールとすると、それは「コストパフォーマンス(費用対効果)」として考えるのではなく、「投資」として考えるべきなのではないでしょうか。
それも、子どもの一生涯に関わる能力、すなわち「創造力」を身に付けるために最も有効なツールだとしたらどうでしょうか。
「あと伸び力を、今つける。」
なんていう、ステキなキャッチコピーを考え出した人はすごいと思うのですが、まさに目先の知識よりも、自ら成長しようとする力を身に付けるための「投資」です。
また、家計の中で最も高い買い物は「家」、「車」などが一般的ですね(「保険」は品物ではないので省きますが)。
それらは何千万、何百万円の世界ですが、数万円の積木代はそれらに比較すると、ほんの「誤差」の範囲内とは言えないでしょうか?
それらのグレードをちょっと落とす、オプションを減らす、というのは家族全員にとって決定的な損失になることでしょうか?
「そうやって理由をつけて、高いモノを売りつけようとして……」
どなたかの心の声が聞こえてきそうです。
はい、その通りです。
でも私は、「高い」から積木を買っていただきたいわけではありません。
皆さんのお子さんにとって必要不可欠だと考えるから、積木をオススメしているのです。
その積木が、たまたま「高かった」だけなのです……。
ですので、こうやって力説しないと、お父様もお母様も購入に踏み切っていただけない場合があるのが現実です。
そうしないと、子ども達の創造力を養うための「機会損失」が続く一方です。
これからは本当に「創造力」が欠かせない時代になります。
それは子どもも大人も同じなのですが、子どもは環境を選択することも、創り出すこともできません。
当たり前のお話ではありますが、子どもに環境を与えてあげられるのはお父さん、お母さん、保護者の皆さんしかいません。
もしも、「積木は高い」とお感じになるなら、これからの未曾有の変化の時代に、他に何を子どもに与えてあげられるのか、ということをお考えになってみてください。
色々な選択肢の中でも、ご自宅で、家族に見守られながら、いつでも、自分の好きなように、とことん夢中になりながら、買い替える必要もなく、ずっと遊び込めるのが「積木」です。
そう考えれば、実は「コストパフォーマンス」も高いんだと思われませんか?
とても「お値打ち」なお買い物だと気づかれませんか?
積木を使いこなすのにはコツがありますが、難しくはありません。
「そんなこと?」
というくらい簡単です。
もしも、
「積木はやっぱり必要だ!」
と思われたら、やはり最も質が高く発展性のある、そして最も品質に妥協のない童具館の積木をオススメしたいと思います。
↓
ぜひご検討ください。
それではまた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、
「遊びにつきあうときりが無くて……」
についてです。