ゆうぼ代表の勝田です。

 

 

 

「積木は(値段が)高いから……」

 

 

というお客様の声をお聞きすることが時々あります。

 

 

確かに1セット数万円から10万円以上となると、ポンと購入するというわけにはいかないと思います。

 

 

「たかがおもちゃに、そんなにお金をかける必要があるの?」

 

 

そう言うご主人(奥様)の反対を押し切ることはできないという方もいらっしゃいます。

 

 

 

では、積木は本当に高い買い物か?

 

 

今回はこの点について私の考えるところをお伝えしたいと思います。

 

 

いわゆるブランド品というものは概ね相対的に高価です。

 

 

そして、品質の高さは当然のこととして、それ以上にブランドとしての付加価値が含まれているということは、一般的に受け入れられていることだと思います。

 

 

しかし私がオススメしている童具館の積木に関しては、ブランドの付加価値はおろか、キャラクターのライセンス費用、ましてやテレビCMなどの広告宣伝費といった製品の実質的な中身と関係の無いコストは一切含まれていません。

 

 

機械で大量生産される製品とは異なり、人の手がどうしても必要になる工程がいくつも存在し、それが製造コストとして価格に反映しています。(他にも質の高い材料費が当然含まれます)

 

 

 

私は数年前に、童具館の積木工房を訪ねたことがあります。

 

 

木材を削る工作機械の前で、ブオーン!という耳を塞ぎたくなるほどの音の中、辺りが見えなくなるほどの木屑の埃にまみれながら、同じ作業をなんどもなんども繰り返し、精度の高い積木を作り続けていらっしゃる職人さん達に頭が下がりました。

 

 

それは他の木製品にも共通する工程かもしれませんが、例えば10万円の木製テーブルと10万円分の積木のピース、両者の手間に大きな差があるとは決して思いませんでした。

 

 

「いや、それでも、子どもにそんなに高価なものを与えるのは贅沢すぎるのでは?」

 

 

そんなお声も、至極ごもっともです。

 

 

 

ここからはどうしても「価値観」のお話になってしまいます。

 

 

現代は本当にたくさんの情報が溢れ、そして様々な考え方、価値観を人それぞれが持っています。

 

 

せっかく与えるなら、知識が豊富に身に付いたり賢くなる方が良いという考え方や、非日常的でわくわくする楽しみのためにおもちゃがある、という考え方もあるでしょう。

 

 

前々回にもお伝えした通り、エンターテインメント(娯楽)としてのおもちゃなら、数万円もするのはさすがに私も考えます。

 

 

私がお伝えするお話は、あくまでも「子どもの幸せ」とそれを実現するツール、手段としておもちゃがある、という価値観によります。

 

 

その中でも無駄なモノを一切排除して「世界の本質-つながり-」を子どもに示してくれる積木に焦点を当ててお伝えしています。

 

 

つまり積木は、エンターテインメントに対してエデュケーション(教育)としての役割を持っているといえます。

 

 

なぜ積木が「子どもの幸せ」に通じているのか、

どのように「教育」と結びついているのか、

については、過去の記事「あなたの子どもが幸せになるための積木遊び」にて詳しく述べていますので、ご一読いただけましたら幸いです。

 

 

 

それで、積木を子どもの教育のためのツールとすると、それは「コストパフォーマンス(費用対効果)」として考えるのではなく、「投資」として考えるべきなのではないでしょうか。

 

 

それも、子どもの一生涯に関わる能力、すなわち「創造力」を身に付けるために最も有効なツールだとしたらどうでしょうか。

 

 

 「あと伸び力を、今つける。」

 

 

なんていう、ステキなキャッチコピーを考え出した人はすごいと思うのですが、まさに目先の知識よりも、自ら成長しようとする力を身に付けるための「投資」です。

 

 

また、家計の中で最も高い買い物は「家」、「車」などが一般的ですね(「保険」は品物ではないので省きますが)。

 

 

それらは何千万、何百万円の世界ですが、数万円の積木代はそれらに比較すると、ほんの「誤差」の範囲内とは言えないでしょうか?

 

 

それらのグレードをちょっと落とす、オプションを減らす、というのは家族全員にとって決定的な損失になることでしょうか?

 

 

 

「そうやって理由をつけて、高いモノを売りつけようとして……」

 

 

どなたかの心の声が聞こえてきそうです。

 

 

はい、その通りです。

 

 

でも私は、「高い」から積木を買っていただきたいわけではありません。

 

 

皆さんのお子さんにとって必要不可欠だと考えるから、積木をオススメしているのです。

 

 

その積木が、たまたま「高かった」だけなのです……。

 

 

ですので、こうやって力説しないと、お父様もお母様も購入に踏み切っていただけない場合があるのが現実です。

 

そうしないと、子ども達の創造力を養うための「機会損失」が続く一方です。

 

 

 

これからは本当に「創造力」が欠かせない時代になります。

 

 

それは子どもも大人も同じなのですが、子どもは環境を選択することも、創り出すこともできません。

 

 

当たり前のお話ではありますが、子どもに環境を与えてあげられるのはお父さん、お母さん、保護者の皆さんしかいません。

 

 

もしも、「積木は高い」とお感じになるなら、これからの未曾有の変化の時代に、他に何を子どもに与えてあげられるのか、ということをお考えになってみてください。

 

 

色々な選択肢の中でも、ご自宅で、家族に見守られながら、いつでも、自分の好きなように、とことん夢中になりながら、買い替える必要もなく、ずっと遊び込めるのが「積木」です。

 

 

そう考えれば、実は「コストパフォーマンス」も高いんだと思われませんか?

 

 

とても「お値打ち」なお買い物だと気づかれませんか?

 

 

 

積木を使いこなすのにはコツがありますが、難しくはありません。

 

 

「そんなこと?」

 

 

というくらい簡単です。

 

 

もしも、

 

 

「積木はやっぱり必要だ!」

 

 

と思われたら、やはり最も質が高く発展性のある、そして最も品質に妥協のない童具館の積木をオススメしたいと思います。

WAKU-BLOCK(童具館)

 

ぜひご検討ください。

 

 

それではまた。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

次回は、

 

 

「遊びにつきあうときりが無くて……」

 

 

についてです。

こんにちは。

 

ゆうぼ代表の勝田です。

 

 

 

ゆうぼショップでは、

 

「どんな積木が良いですか?」

 

というご相談には、

 

大人でも十分楽しめる内容の積木セット↓

積木のいろは

をご提案させていただきます。

 

 

数で言えば500ピース以上(モザイク込み)になります。 

 

もちろん、即決でご購入されるお客様ばかりではありません。

 

一度家族会議をしてからという方もいらっしゃいます。

 

もしかすると、予想していた量と大きな開きがあって少しびっくりされたのかもしれません。

 

 

 

 

しかし思い切って購入され、実際にお子さんがとても良く遊ぶ姿を見て、

 

「もっと早く揃えてあげれば良かった!」

 

「本当に(量が)大切なんですね!」

 

「全然足りないくらいです!」

 

というお声もたくさん頂きます。

 

 

 

前述の「積木のいろはセット」は、童具館という玩具メーカーのものです。

 

代表者であり開発者でもある

童具デザイナー和久洋三氏が、実践と研究の末に辿り着いた、数量的にも美的にもバランスのとれた積木セットです。

 

 

和久洋三氏は日本の優れた木工技術にこだわって小田原に木工所を構えています。

 

日本の木製玩具作家で自前の木工所を持っている方はほとんどいないなか、約50年近くもオリジナルの製品を送りだしていらっしゃいます。

 

ですので、私もこれ以上ない信用と品質のある積木として、みなさんにオススメしているのです。

 

 

 

それでもなぜ500ピースもの数と量が必要なのか。

 

 

 

理由が分からず購入に躊躇される方もいらっしゃることでしょう。

 

「子どものために、こんなにたくさん必要なんですか?」

 

とストレートに質問されるお客様も多くいらっしゃいます。

 

 

 

 

唐突ですが、世の中で多く見かける積木セットは、私から見るとほとんどが「お弁当」的です。

 

お弁当といっても様々ですが、ここでは、手軽にごはんと少量のおかずを色々と楽しむことのできる「幕内弁当」をイメージしています。

 

お弁当が求められる場面としては、お出かけ先だったり、お家でも食事を整える時間が無いような場合だったりしますね。

 

お出かけ先が行楽地などであれば「わくわく感」を演出する大切なアイテムとなりますが、それでもお弁当はあくまでも「食生活」における補助的な位置付けです。

 

ですから、どれだけ楽しくて美味しいとは言っても、朝昼晩の3食全てが「お弁当」ということはないでしょう。

 

「食」を楽しんでいらっしゃる方ならなおさらのこと、多様な食材をたっぷり使い、栄養にも気を配っていろいろなレシピを試してみたりしませんか?

 

 

 

子ども達は常に「遊び」に貪欲です。

 

色々な試行錯誤に没頭して、次から次へと旺盛な食欲を発揮するかのように遊びます。

 

そんな子ども達が果たして、「お弁当」的な種類と量の積木セットに満足できるでしょうか?

 

 

冷蔵庫を開けた時、食材はたっぷり買いだめしてあって、

 

「今日はこのお野菜とお肉を使って炒め物を作ろう!」

 

「シチューも出来るぞ!!」

 

「いや、お魚もあるから鍋にしようか?」

 

という意欲がどんどんと湧くような食材のストック、そんなイメージで積み木の量と種類を揃えてあげて頂きたいのです。

 

 

 

「お母さん!こんなにすごいの出来たよ!(ご馳走がこんなにたくさん出来たよ!)」

 

そんな嬉しい言葉をお子さんから聞きたいと思いませんか?

 

 

補足として、以下にメーカーの童具館が出している「Q&A」から、「たくさんの積木が必要なのはなぜですか?」に対する答えを抜粋させていただきます。

 

 

「大人が考えている以上の能力を、子どもたちは持っています。たくさんの積木を使いこなす遊びは、色々な情報を関係づけて答えを導き出す力を育てていきます。反対に、『こんなものが作りたい』と思ったときに表現できるだけの積木がなければ、いつの間にか意欲はしぼんでしまいます。」

(積木遊びのホップ ステップ ジャンプ)

 

 

 

もちろん、たくさんあればほっといても必ず1人で遊んでくれるというわけではありません。

 

少ない量でも豊かに遊びこむということは可能ですし、それができればなお多くの量を上手に使いこなすこともできます。

 

 

 

そんな積木遊びのポイントについて、1ヶ月単位の保護者様同伴の講座があります。

2歳児特別講座

 

「積木のいろはセット」はこちらからどうぞ!

積み木のいろは

 

 

詳しくは店頭でお問い合わせください。

 

 

以上、ご参考になりましたでしょうか?

 

 

 

 

 

次回は、

 

「なぜこんなに高価なの?」

 

にお答えします。

こんにちは。

 

ゆうぼ代表の勝田潔です。

 

 

「お気に入りキャラクターのおもちゃが大好きで、積木に興味を持たない……。」

 

 

というご相談をいただいた場合には、

 

基本的に過去のQ&A

 

「ミニカーやプラレールに夢中で…」

 

と同じご提案をさせていただいています。

 

 

 

上記で述べたことの繰り返しになりますが、原則として子どもが好きになった事柄を親が排除(否定)することはしません。

 

子どもが好きになったプラレールでも、キャラクターでも、具象玩具でも、積木と一緒に合わせて遊ぶことから始めます。

 

(詳しくはQ&A「ミニカーやプラレールに夢中で……」をご参照ください。)

 

 

ただし、子どもがキャラクター玩具を好きになる理由は考えておいた方が良いかもしれません。

 

そうすれば、親として子どもが偏った情報を吸収することを予防できるかもしれないからです。

 

 

 

 

具象玩具で遊ぶことは、例えれば「レンジでチン」する食べ物が手軽にお腹を満たしてくれるのと同じです。

 

「レンジでチン」は、本質的な「食」のことを考えれば「豊かな食」とは言えないでしょう。

 

食べ物を構成する素材そのものに対する関心も持てませんし、手をかけて美味しくする料理のプロセスも体験できません。

 

 

 

具象玩具も、イマジネーション(想像力)をあまり働かせることなく、手軽に遊びの欲求を満たしてくれます。

 

自分の大好きな「車」や「電車」の情報を、単純な形(素材)を自在に使って創り出すプロセスを省いてしまうことになるのです。

 

 

 

ではキャラクター玩具の場合はどうでしょうか?

 

キャクター玩具は子どもに良く知られた物語の主人公そのものが表現されているわけですから、具象玩具の一種でもあります。

 

さらに設定された物語の背景がありますから、遊びの方向性もあらかじめ決まってきます。

 

子どもは、形のイメージもストーリーのイメージも最初から「与えられて」います。

 

 

 

そしてその姿かたちは、おそらく優秀なクリエーターによって、商業的に(決して『教育的』が優先ではなく)「欲しくなる」仕掛け満載でデザインされたものでしょう。

 

再び食べ物の例で言えば、親が勧めなくても子どもがどうしても「欲しくなる」甘い(もしくは辛い)「お菓子」のようなものです。

 

栄養的には特に配慮されることなく、味覚を刺激し、お腹を満たし、再びまた食べたくなるようにつくられた「嗜好品」です。

 

 

 

発想や思考を促すこと、試行錯誤を保障できること、そういう遊びの本質的な内容が優位にあるわけではなく、視覚やストーリーの刺激を高めることが目的にあるわけなのです。

 

そういう意味では、ただ本物に似ているだけのミニチュア玩具よりも、より「合成着色料」や「添加物」的な要素が多いとみるべきでしょう。

 

 

 

子どもに、

 

「食べなさい。」

 

と親が言わなくても食べる「お菓子」。

 

 

同じく、

 

「遊びなさい。」

 

と言わなくても遊ぶ「キャラクター玩具」。

 

 

 

 

どちらも子どもの心と身体の健全な発達には、あまり貢献しないところに共通点があります。

 

 

では、それを最初に与えたのは誰でしょう?

 

 

かく言う私も、具象玩具やキャラクター玩具を我が子に与えたことは何回もあります。

 

その理由を正直に申し上げると、子どもが無邪気に喜んでくれるのが嬉しいからです。

 

市販のお菓子をおやつに買ってあげて、子どもを喜ばすのと同じです。

 

さらに言えば、子どもが自分で勝手に遊んでくれて、私の時間がつくれるのもメリットです。

 

 

 

子どもも親も嬉しくて助かる。

 

ただそれだけの理由ですが、それがとても貴重だったりする時もありました。

 

エデュケーション(教育)ではなく、エンターテインメント(娯楽)と言った方が分かりやすいかもしれません。

 

 

 

ガチガチの教育家庭というのは私の好みではありませんので、たまにそんな要素を生活に入れています。

 

ですが、それが子どもの遊びの質に影響を与えることはやはり感じますし、それを引き受けた上のことではあります。

 

 

多くの場合は以上の理由によって、お子さんがキャラクター玩具から離れられなくなっているのだと私は考えます。

 

一度、ご家庭のライフスタイルが娯楽性に偏っていないかどうか、ライフワークバランスが仕事だけに偏っていないかどうか、見つめ直してみてください。

 

そして、その現状の中でお子さんの本質的な遊びのために何ができるのか、お考えいただけたらと思います。

 

 

 

積木遊びとアートによってお子さんの創造性を育む

「和久洋三のわくわく創造アトリエ」

は、その答えの一つです。

 

ご興味のある方はチェックしてみてください。

↓↓

和久洋三のわくわく創造アトリエ

覚王山プレイルーム

 

 

 

 

ご参考になりましたでしょうか?

 

次回は、

 

「こんなにたくさんの量が必要なんですか?」

 

にお答えしたいと思います。

こんにちは。

 

ゆうぼ代表の勝田潔です。

 

 

 

「兄弟の下の子が上の子の積木遊びを邪魔してしまうので、上の子が積木遊びをするのが嫌になってしまったんです……。」

 

こういうご相談が年に数回は必ずあります。

その逆(上の子が下の子の邪魔?をする)もたまにあります。

 

 

それは、たとえばこんな状況でしょうか。

 

 

 

2歳のA君には5歳のお兄ちゃんがいます。

 

A君はお兄ちゃんが積木遊びをしているので自分もやりたくなりました。

 

お兄ちゃんのように積木タワーのてっぺんに積木をのせようと、おぼつかない足取りで近づいていきました。

 

その姿に、ちょっと固まるお兄ちゃん。

 

(あっ!)

 

A君が足もとの積木につまづいて前のめりになり、思わず伸ばした腕が積木タワーにぶつかってしまいました。

 

「ガシャン!」

 

タワーが崩れ、落ちてきた積木がA君の頭の上に、「ゴチン!」……。

 

「ウェーン、ウェーン……。」

 

泣き出すA君。

 

そしてもうひとり、泣きたい気持ちのお兄ちゃん。

 

(ヤッパリ……、だからA君と積木で遊ぶのイヤなんだ……。)

 

 

 

 

兄弟間の積木遊びでよくある出来事ですね。

 

 

下の子は、上の子のやることに興味津々です。

ともすれば自分も同じように出来ると思い込んでいるフシがあります。

 

だから、同じことが出来なかったり、させてもらえないと悲しくなります。

対して上の子は、下の子に優しくしたいけれども、自分のやりたいことが下の子のおかげで出来なくなるのは悲しい。

 

 

親として、兄弟姉妹どちらの気持ちも尊重したいのに両立できなくて心苦しい。

 

 

こういう状況は、兄弟の年齢差に関わらず起きてくる問題です。

テレビのチャンネル争いも、休日の過ごし方も、食事のメニューも然り、ですね。

 

 

どちらもまだ子どもで、やりたいことには夢中になる盛り、そんな時期に果たして両者が納得するような解決法があるでしょうか?

 

 

そういう期間は、葛藤そのものが兄弟それぞれの心の成長を促すチャンスではないかと私は考えます。

 

 

上の子にとっては「寛容」と「思いやり」を学ぶ場面となりますし

下の子にとっては「抑制」と「尊敬」を学ぶ機会となると思うのです。

 

 

 

もちろん、親の対応として、たとえばA君には、

 

「A君、痛かったねー。大丈夫、大丈夫!すぐ痛くなくなるよ!」

 

「どうする?もう一回やる?お兄ちゃんにやってもらって、(それを)見てみる?」

 

と、A君の痛みや混乱への共感を表現し、次の適切な行動を促します。

 

 

そしてお兄ちゃんには、

 

「お兄ちゃん、ごめんね。壊されちゃってイヤだったね。」

 

「お母さん、A君がやるのを手伝ってあげれば良かったね。」

 

「A君、お兄ちゃんがすごいから、真似したくなったんだね。」

 

「お母さんもお手伝いして直すから、A君のこと怒らないでくれると嬉しいな!」

 

と、お兄ちゃんの悔しさや怒りに共感を示し、A君の気持ちも伝え、お兄ちゃんの優しさを引き出します。

 

 

 

落ち着いてきたら、続いて、

 

「A君、お兄ちゃん、積木壊れて悲しいんだって。『ごめんね』だねー。」

 

「お兄ちゃんが直すところ、お母さんと一緒にお手伝いしようか?」

 

と、その後の関係修復(積木修復?)のために適切だと思われる行為を示します。

 

 

 

 

しばらく一緒に遊びながら、最後に、

 

「A君、やっぱりお兄ちゃんはすごいねー。こんなの作っちゃうんだから!」

 

「今度はお兄ちゃんの作るところ、じっと見てて、お兄ちゃんが『良いよ!』って言ってくれたら、お手伝いしようね。」

 

と語りかけ、お兄ちゃんへの畏敬の念と再発防止のための予防的なお話をします。

 

 

 

 

これは、あくまでも大人としての対応です。

 

子ども達の気持ちがこれでスッキリとはいかないことも多いでしょう。

しかしこうした状況の繰り返しの中で、下の子も上の子も、それぞれの立ち位置と適切な対応を学んでいくことになります。

 

 

実際、私の運営するプレスクールやアトリエでも、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる1歳半から2歳の子とひとり目の子とでは、大きな子に対する振る舞いが明らかに異なります。

 

前者の方は、1つ上の大きな子達が積木のタワーを作っているのを見ると、遠巻きに眺めたり遠慮がちに近づいたりします。

 

対して後者の小さな子は、いきなりズカズカと大きな子の輪の中に入っていって、「ダメ!」と大きな子にどやされたりするのです。

 

「下の子は要領が良い」とはまさにこのことですね。

「社会経験」が違います。

 

 

一方で弟や妹がいる子の場合は、小さな子が近寄ってくるとどうなるかが予測できるので、近寄ってきたり壊されたりしてもパニックにはなりません。

 

もちろん、どの場合でも経験値や成熟度によって個人差はあります。

ものすごく怒る「上の子」もいますし、未だ学習中の「下の子」もいます。

 

 

 

結論としては、「下の子が上の子の遊びを邪魔して困る……。」

 

というお悩みは、即座に解決できる方法が無いように感じます。

 

年の近い兄弟同士の宿命かもしれません。

 

 

親が悩んでいるうちに解消してしまっているということも珍しくありません。

 

どちらかが学習したか達観したのか、それぞれの成長と共にいつの間にか仲良く遊ぶようになることが多いようです。

 

ですので親としては、しばらくは兄弟間の「仲裁」のスキルを磨きつつ、子ども達の精神的な成長を見守っていくしかないところだと思います。

 

 

 

いかがでしょう、ご参考になりましたでしょうか?

他にも、「こんな風に解決しました」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。

 

 

 

 

次回は、

 

「キャラクターから抜け出せないんです……。」

 

にお答えしたいと思います。

こんにちは。

 

ゆうぼ代表の勝田潔です。

 

 

「積んでもすぐに倒したり壊したりしてしまう…」

というお悩みについて、前回は、

 

 

1~2歳児の子どもは、

 

『必要最小限の力で最大の結果をもたらす画期的な出来事』

 

を楽しんでいるわけなので、悪いことをしているというような心配はいりません、とお伝えしました。

 

 

ただし、近くに他の子どもがいたりする場合には注意が必要です。

 

積木がグラッと倒れたその先に他の子の頭や体、作りかけの積木の作品があるかもしれませんし、ガシャーン!という音で周りの子がびっくりするかもしれません。

 

そのような危惧が感じられる場合には、近くの子に離れてもらったり、倒れてくる積木を手や身体で受け止めてクッションにしてあげたら良いでしょう。

 

そうすればそんなに実害はありません。

 

 

 

そして、

 

「おー!崩れたね!」

 

「バラバラになったね!」

 

と、今起きた出来事を言葉にして実況中継してあげてください。

 

 

「危ないでしょ!」

 

とか、

 

「なんで壊すの?!」

 

という声かけは、当の本人には何も伝わりません。

 

 

危険性については、そもそもそこで遊ばせている大人側の判断によるものですし、なぜ壊すかといえば、面白いからに決まっています。

 

 

積木がバランスを崩して、ただ単に倒れた。

 

倒れた積木たちは勢いで四方八方に飛び散った。

 

バランスを崩したのは、指や手の力が加わったことや重心が偏りすぎたことによるものだった…。

 

それ以上でもそれ以下でもありません。

 

 

一つの現象を楽しんでいるのだから、その現象を解説する。

 

それだけで十分です。

 

そうすれば、現象そのものに対して集中して探究心が働き出しますから、むしろ最短で卒業します。

 

 

強いて付け加えるなら、

 

「おー、すごいね…」

 

力強くささやくくらいでしょうか。

 

共感を示す、ということですね。

 

 

ここで、

 

「あっ!危ない!」

 

というようなパニック系の感情を大人が表すと、子どもによっては余計に興奮して他の子の積木にも手を出すことがあります。

 

 

もしくは、

 

「あーあ、壊しちゃった…」

 

というような責めを含んだ落胆を示しても、子どもは健全な反応をしません。

 

自分のやったことを否定された。

 

そう感じるだけです。

 

 

もちろん、力の加減に気をつけて欲しい子もいますから、そんな場合には、

 

「積木さんに優しくしてあげようね。」

 

と語りかけて、積木の扱い方を伝えてあげれば良いでしょう。

 

 

 

それでもまだ壊すことをやめない場合は、何が原因でしょうか?

 

「ひとりで遊んでくれない…」(2)でもお伝えしましたが、自信の無さが不安となっていたり、緊張に耐えられなくなっていたりするのかもしれません。

 

もしくは、「最も簡単な方法で最も大きな結果を得られる」という法則を、「注意引き」のために利用しているのかもしれません。

 

 

 

 

 

今回は、この残された課題について、ご興味のある方に考えていただきたいと思います。

 

 

そしてその解決法をご一緒に探っていきたいと思いますが、いかがでしょうか?

 

追加の質問でも結構です。

 

ぜひ、コメント欄にメッセージをお寄せください。

 

 

 

コメントを頂いた場合には、できるだけ早くお答えしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

-次回は、

 

「下の子が上の子の邪魔をしてしまう…」

 

に進みます。