「立場」ってなんだろう?と思う。
職業とか、社会的地位とでもいうのかな?
それによって、ものの見方、考え方まで変わってくる気がする。

ぼくの場合、実際そうだった。
原発のこと、反戦のこと、不登校のこと、ちょっとすぐには思い出せないけど、他にもたくさんあるとおもう。

中学生や高校生の頃はこう思ってた。

反戦デモをしたり、反原発を叫ぶのは、髪を伸ばしてヒゲぼうぼうのヒッピーやミュージシャン、それから芸術家といった、よく言えば自由人、悪く言えば社会のはみ出し者たちばかり。まっとうな公務員やサラリーマンといった人はあのデモの中にはいないよな。

自分で言うのもヘンだけど、中学の頃、どちらかといえば、ぼくは勉強ができる方にいた。ところが高校で地元の進学校に入ると、勉強ができない方になっていた。優越感と劣等感をあじわいながら、それでも自分なりに一生懸命勉強して、「将来は子どもが好きだから学校の先生になろう」と思っていた。学校という組織に入ろうと目指していたぼくは、20年後の自分がサンドウィッチマンになって、非戦や脱原発のパレードに参加して、笑顔をふりまきながら道行く人にビラを配ってるなんて想像しなかった。

戦争なんてキライだったし、チェルノブイリ事故もあったから、原発って危ねえんだなあとは感じてた。だけど、それを口に出してまで表現しようとは思わなかった。

なんでだろう?

一つには、意見する以上はちゃんと説明できないといかん、って思ってた。逆の意見の人を説得できるよう、しっかり勉強してないと討論できないから・・みたいに。そんなに勉強したり、調べたりするほどのパワー・思いはなかった。だから「よくわからない・どちらでもない」派にいたんだと思う。

もう一つには、いい子ちゃんでいたかった。変な表現だけど、要するに、当時は子どもだったから、周りの大人に嫌われたくない、先生にも気に入られていたい、という思いが強かった。目立たぬように、大衆に紛れ込んでるほうが得策だと、ひそかに考えていたんだと思う。

以上のように、早くも頭でっかちで、計算高い、それでいてノンポリ的な生徒だった。

大学の頃は、ただ楽しいだけだった。時間もたっぷりあったから、好きなことや、やりたいことだけやってきた。それはそれで、すごく大切な時期だった。だけど、相変わらず、社会のことには無関心。

社会人になって、学校の先生にはならなかったが、不登校の子どもたちの施設で5年間働いた。

中学生・高校生の子たちが10人前後、寮生活をし、ぼくもそこで一緒に暮らしていた。その学園の方針は、「いったんは自然の中で心と身体を休めたら、いずれ学校に復帰できるように指導する。」というものだった。学校に復帰できるように・・というところに違和感を覚えつつも、学校・社会に適応できるようにと、子どもたちに接してきた。自分だって学校出たばかりで、社会のことなんて何も知らないくせに、エラそうによくも言ったもんだ。たとえば、もしその頃、今回のような原発事故が起こったとしたら、ぼくは子どもたちにこう言ったかもしれない。

「放射能こわいね。原発って危険かもしれんね。だけど、原発で仕事できるからこそ、働くところのない田舎で家族と生活できてる人もいるんだよ。・・・」

とにかく、世の中には必要悪というものもある。いろんなしがらみの中で我慢しながら生きてる人もいる。よくわかってもないくせに、「しかたないこともある」「理想論ではやっていけない」「世の中、そんなに甘くない」「いろんな立場の人がいるんだから、わかってあげよう」・・・。こんなふうに、すべての人を理解してあげようって話すわけだから、自分ってものがなくなってしまう。自分の感情がつかめなくなってしまう。おれは泣きたいのか、怒ってるのか?一番大切なこころの声・直観がぼやけていってしまう・・・。

もしも、教師や公の場でしゃべる人が、いつも中立の立場で話さなければならないというならば、ちょっとしんどいな。ぼくは、もうこりごり・・。

「ぼくはこう思う。みなさんはどう思いますか?」

これならもっと楽だったかな。

「あなたのような影響力のある人が公の場であんな発言をしたら・・」
芸能人も、時としてこんなふうに叩かれることがある。

大体、公の場ってなんだろう?このブログも公の場?

でも、どんなに影響力のある人がなんと言おうとも、他人の目や思惑に惑わされずに、自分の頭、自分の感覚を大切にしていきたい。そうじゃないと、大変なことになるよ。

戦争で人を殺して、勲章もらって、英雄扱いされた時代があった。

「時代背景が・・・。」なんて言い出すからややこしくなる。

『人を殺して、ほめられる。』この事実だけ見れば異常だよ。


人は年を重ねて、いろんな経験を積んでいくごとに、思考回路が複雑になっていくのかもしれない。

立場・しがらみにがんじがらめにされてゆく。



もっと単純に。もっと自分本位に。

大人がみんな、子どものような感覚で、イヤなもんはイヤ!って言えたなら、戦争も原発も、必要悪なんていわれてるものすべて、世の中から消えてしまうのかもしれない!

『わくわくぴょこん』をやらせてもらってて、一番ありがたいのは、そんなまっすぐな感性の子どもといっしょにいられること。

泣いて、笑って、怒って、しょげて、よろこんで・・。

一瞬、一瞬、目まぐるしいけど、ほんとにその瞬間を生きてるんだね。

ありがとう。


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