岐阜で、内部被曝の話を聴いてきた。

講師は岐阜環境医学研究所の松井英介先生。


ざっくり言うなら、

外部被曝は、放射線にあたること。

それに対して、内部被曝は放射能に汚染されたものを吸い込んだり、食べたり飲んだりすること。

そしてたちの悪いことに、体内に取り込んだ放射性物質は、ただちには、健康に影響はないかわりに、ゆっくり長く健康に影響があるものだという。

放射性物質は体のいろいろな場所(例えば、放射性ヨウ素なら、甲状腺)に留まって、長い間、身体の内部から放射線を出し続ける。

大きな粒子のもので、汗や尿として体外に出るものもあるが、細かい粒子は、体内に残ったまま染色体を傷つけ、生まれてくる子どもにも影響を与える。

対策としては、
                          ↓ノルウェー気象研究所による放射能の分布図(リアルタイム)
・風向き(放射性物質の流れ http://transport.nilu.no/products/browser/fpv_fuku?fpp=conc_I-131_0_;region=Japan )を意識して外出を考える。

・マスクや、濡れタオルで、鼻や口をおおう。(それでも細かいものは入ってしまう)

・食べ物・飲み物を気をつける。

やれることやるしかないです。



角砂糖5個分で日本人全員が死んでしまうという、プルトニウム。

プルトニウムは重いから、遠くに飛んでいかない。

そういう、専門家もいる。

福島原発敷地内の5ヶ所でプルトニウムが見つかった。

プルトニウムは自然界にはほとんどないもの。

「2つは、原発から出ちゃったもんだけど、残りのはうちのじゃないよ。ビキニ沖あたりで50年も前に、よその国が核実験してたときに飛んできたもんじゃないの?」

って言ってるとか。

どっちもこわいよ!

原子炉から大気中に出ちゃったのも、ビキニ沖からはるばる風に乗って飛んできたってのも、半減期2万4000年のうち、まだ50年しか経ってないってのも、ぜんぶこわいって!


次の話、初めて聞いたときは、血の気がひいた。

そもそも、プルトニウムは天然にはほとんど存在しない。

だけど、

広島に落とされた原爆や劣化ウランなどの核兵器の原料はプルトニウム。

プルトニウムは、原子力発電すればするほど、できてしまうやっかいもの。

だって悪魔の猛毒なんだから。

本来なら、やっかいものなのに、こいつを欲しがる人間がいる。



原子力の平和利用!

選挙のとき、いろんな政党がこんな言葉を公約に掲げてる。

要注意だ。

原子力と平和

↑こんなミスマッチなふたりはいない。

原子力と核兵器

↑よく似合う!

原子力発電、いよいよいらない!