昨夜ブログを書き終えて布団に入り、最近おもしろくて

ハマってる田口ランディの本『根をもつこと、翼をもつこと』

を読んでたら、こんな詩と出逢った。



山に夕闇がせまる

子供達よ

もう夜が背中まできている

この日はもう充分に遊んだ

遊びをやめてお前達の火にとりかかりなさい

小屋には薪が充分に用意してある

火を焚きなさい

よく乾いたもの 少し湿り気のあるもの

太いもの 細いもの

よく選んで 上手に組み立て

火を焚きなさい

火がいっしんに燃え立つようになったら

そのオレンジ色の炎の奥の

金色の神殿から聴こえてくる

お前達自身の昔と今と未来の物語に 耳を傾けなさい



(「火を焚きなさい」 山尾三省 

  詩集『びろう葉帽子の下で』)


ちょっとビックリです。よくわからない方、お時間が

許せば昨日(3月10日)のぼくのブログ見てください。

・・・・。ねっ。

こういうのもシンクロニシティ(共時性)って言うでしょ?


うちの場合、わざわざ


  「火を焚きなさい」


なんて言わなくても、子どもらが今日も取り合いで

けんかしながら火をつけてました(笑)。

ああ、やっぱりいいよね。炎って。

火をみると人間は落ち着く、だったか、癒し効果が

あるだったか、そんなふうにDNAに刻み込まれてるって

どっかで聞いたなあ。 ←随分あいまい!

おれも好きなんだよな。マッチで火を点けてねえ。

ストーブも風呂も毎日やってるんだけど、いいんだよ。

ちなみに山尾三省という人は10年ほど前に亡くなって

しまったけど、20年近く屋久島で自給自足のくらしを

していた詩人だそうだ。この人もおもしろそうだな。


三陸の方で大きな地震があった。マグニチュード8.4とか。

被災された方たちが、少しでもはやくあたたかい生活に

戻れますように。