なんで、かけっこに順位があるが?
一番がなんで、えいが?
ビリやとなんで悪いが?
同じ年の子とかけっこするき
順位がつけれるがやろ?
順位つけんかったら、みんなあ
もう、メッチャ走るの大好きやに・・・
私はかけっこ大キライで、
いっつもビリやったきよ
ビリはいかん思おちょったきよ

              明美


一列に並んで「用意ドン!」したら、はりきっちゃうよね。
「となりのやつに負けんように」ってがんばっちゃうよね。
足のはやい子はうれしいし、おそい子はみじめ・・・。

おれ、低学年のころは、いっつも一番で、運動会が楽しみだった。
でも4年生くらいから、ぷくぷく太ってきて肥満児になった。
太るにつれて足もおそくなっていった。

いま考えると、ちょっと笑えるよね。

ドベじゃなくても、1位だったのが6人中3位、4位くらいになると、さすがにショックだったね。
友だちは、足のはやかったころのおれを知ってるからね。よけいはずかしくてイヤだった。

1位がおれば、2位、3位・・ドベもおるんだよな。おったんだよな。そうだ!あたりまえなんだ!

しみじみ思いながらも負けず嫌いだったおれは、必死でかっこわるい自分を自己弁護した。
(デブって足がおそくなってるおれもだけど、なんとか自己弁護してるおれもかっこわるい!)

心理としては、「負けんように」ってがんばっちゃうんだけど、おそいもんはおそいんだよ!



「外国人を雇うときは、サボらさんために二人以上いっしょに雇って競争させたらいい。」

ある土建屋の親方から聞いた話。


競争心理を利用して成績・業績をあげるって、どうなんだろう?
会社も学校もおおいにやってるよね。(学校は、会社で困らない人間を育てなくちゃいかんからね。実際には、言われたことしかせん人が増えて逆に困ってるらしいけど・・。)
きっと、手っ取り早いんだろうな。
仕事に対する夢・やりがい・達成感・・なんかより、並ばせて競わせて、がんばらせちゃうほうが。

優越感と劣等感。

「他人よりおそい」ってことで、「走るのがキライ」ってなる子、きっと多いよな。もったいないよな。
「おれクラスで一番!」って自慢だった子が学校内では?市内では?・・・全国では?どこまでいっても順位づけはきりがない。
これ極端な話、優越感を味わいたいなら、自分よりおそい子、できない子を探して競えばいいんだよ。

むなしいね。

好きでもない、興味もないことをやらせたり、ムリに伸ばそうとするときに、この競争心理が利用されるんかもね。

ブログの順位、気をつけないとね。おれシステムもよくわからんまま、実際には一週間前からはじめたばっかりだけど、
「へえ!ランキングなんてあるんだ。どれどれ、おれの順位は・・・・」
ってやってたもんなあ!興味はあるよね。でもケタが多すぎて、とにかく読者がひとりかふたりってのが笑える!(読んでくれてる方、どうもありがとうございます)
「こんなんでも、まだうしろの人おるんだあ。」とかね。

順位どうこうじゃなくて、気持ちを整理して感じてることはきだして、自分の知らないどなたかが、ふしぎなご縁で読んでくださって、何かを感じてくださったらおもしろいですね。

こんな気持ちでぼちぼち、綴っていこうと思ってる初心者のわくわくぴょこん・ひろたけ&あけみです。

よろしくお願いいたします。


                                               
       博丈