京都・精華町
脳科学の大好きな音楽教室
久し振りに家族揃う1日OFF
次男坊の希望で
朝6時出発で
徳島・大塚国際美術館へ
ルーブル美術館で2番目に大きいと言われる絵や、
7つのゴッホのひまわり、
一夜にして火山噴火で幻の村となったポンペイの絵画、
圧巻の礼拝堂再現など
かなり魅力的な展示
テーマパーク?
大人3300円/人
お高めの入館料に戸惑う
美術館慣れしていない主人
普通に見回って4時間
我が家は5時間滞在
価値あったよね
常識や当たり前を
捨てて
美術館の作品の多くは
ルネサンス〜近現代
音楽と同じで
バロックや近現代、印象派など
時代ごとに特徴があり
社会的背景や作家の思想に
大きく左右され
構図や色彩が楽譜に通じている
絵画にそこまで詳しくない私も
かなりワクワク
最も惹かれたのは
レオナルド・ダ・ヴィンチ
最後の晩餐
一応
未就学〜結婚するまで
教会通いしていましたので
キリスト関連の絵画は特に興味あり
500年近く前の絵画は
塗料の経年劣化で
剥がれ落ちたり
色褪せたり
それを上から塗るという修復を
長きにわたり繰り返してきた
本来描かれた意味や想いを復元するのではなく、加筆・塗り直しにて部分的修復を行う作業
もはや本来のダ・ヴィンチの絵画ではなくなった残念な
【最後の晩餐】
ところが、
ある画家により
それまで常識的とされた
修復作業である加筆という
足す作業ではなく
引く作業により
見事に完全復元させた
長年の加筆部分を
ひたすらに削ぎ落とす
余計な上塗りは塗料を流す
という
気の遠くなるような地味な作業
まさかの20年間かけて
劣化した箇所はそのままに
本来のダ・ヴィンチの色とタッチ、作品に描いた想いを取り戻す作業
それまでは消されたり、
明瞭ではなかった箇所が現れ、
ダ・ヴィンチが描いた
イエス・キリストが使徒の裏切りを指摘したというシーンの意味、
そこに隠された光と影、
絵画の手法などが見えてきた
その時代に生きていて
作家本人の想いを知っていて
・・・・・それでも
当事者でないと汲みきれないものは沢山あるだろう
でも想いになるべく寄り添い
歪曲した思考を乗せることなく、先ずは直視
そこから初めて
見えるもの、感じたもの、
それは何だ???
と問いかける
なんかさ
楽譜を音にしていく作業と同じだなーーーと
常に何が正解かはわからん
そやけど
【足す】という、
世間的常識の修復作業から逸脱したことで見い出せた本来の姿
そこにあったのは
作者の想いを
大切にするという
1番大切な心
ステキやわ
見習わなあかん
楽譜見て突っ込んでる場合やないわ
大雨の中でしたが
日帰りでしたが
家族で素敵な影響を受けて帰ってきました
有難うございました