ピアノを長くやって
良かったって思うことはなんだろう?
いっぱい練習して上手になった人は
「好きな曲が弾けるようになった」
が一番かなぁ。
うちでもOB達に聞いたら
なんかあった時にピアノ弾きたくなる
そん時にやってて良かったなぁって、
ピアノに癒されるねん
って。
けど、やっぱり自由に弾けるようになる前に辞めてしもたら、それを味わえへん。
そしたら、またやったらええねん。それだけやで。
ピアノの先生は“またやりたい”を待ってるで。
うちにはお家事情で月謝が払えなかった子が過去にいた。
だから辞めたふりしてパパ達に内緒でレッスンに来てたから、家での練習がちょっとしかできひんかったんよ
随分あとに、すごいことに!!!
お月謝を出世払いでまとめて払いに来てくれた
家が無理やったら、ここで練習したらええやん!!
それを素直に受け入れて、ここで頑張ったあの子はすごい。
その子は、ピアノが上達することもやけど、勉強ができるようになりたいって言ってた。
けど、塾とか行かしてもらえそうにないし、、、て。
ほな、、、
ピアノで偏差値上げたらええやん
って提案に超・半信半疑でながら、そんなんできたらええけど...........って、とりあえず私を信じてくれた。偏差値が50に満たない。でも彼女が行きたいのは偏差値68の高校。
まず取り掛かったのが
楽譜見る➯演奏する➯音を聴く➯評価する
の演奏循環を意識づけして、脳をフル活用すること。
それから、
質問、表現したいことなどを簡潔な言葉で説明させること。
行間を読む的な作業。
演奏前にイメージを明確に持たせる。
短い曲でいいからとにかく暗譜。
(暗譜しない時は少し先の音を読むというのが良い)
そして、音や言葉の指示に瞬時に判断・反応する。
出来得ることは疑わず、躊躇わず。
レベルなんか全然足りひんかったけど、コンクールにも出させた。
人前での緊張や興奮、本番に向かうための準備・逆算など、マイナス要素はないから。
他にもなんかいろいろしたなぁ。
勉強も一緒にしたし。
その子は数年後、目標の高校へ行きました
勿論いまは社会人頑張ってる。
その後、受験前レッスンってのを数名やって成果出た。
やっぱりピアノは好きな曲が弾けるようになったら素敵やし、それ以上に副産物として成績が上がるとかあったらもっとええやんねぇ
おまけは何でも嬉しいもん
それで、
なんでピアノやるんがええんか?
って聞かれたら、
ピアノはほんまに育脳になるん?
って尋ねられたら、
私は自信持って「うん」って言う。
ピアノを勧める理由・・・
🎹器用さ
利き手とか関係なく両手を同時に別の動きで使う。
そこに運指や強弱やリズムetc.という課題がのる。
すると両手指の感覚、感度が育ち、器用さはもちろん、計算能力やその速さにも関わる。
なんて素晴らしい~
🎹語彙力・表現力
練習量が積み重なると言葉や表現、感情、思考を司る部分が育ち、語彙力が増える。
言葉を上手に説明できるか、簡潔に伝えられるかとかいうのはここでは別問題だけど、この力は重要だよ!
🎹地頭UP
前頭前野のワーキングメモリで、空間的なものをピアノは鍛えられる。
なにも考えんとダラダラ弾いたら意味ないけど、ほら、強弱とかレガートとか、ブレスとか速度とかそういうのに注意払ってやるやん。あれがええねんで。
空間的なものに強くなると、数学を解く力がUPする。
海馬も発達するので記憶力もUPする。
ちゃーんと、科学的データが出ている。
🎹右左脳のバランス
なんでピアノをやるんがええんかのBlogで説明してきた
『脳梁』 ようやく君の出番です!!
ピアノを継続していると、この脳梁(神経束)が数倍~5倍は太くなると言われてる。
つまりは右脳と左脳がもの凄く太いパイプで継がれる。
そしたら→→→
記憶したものを取り出すとか
感じたものを言葉にするとか
覚えた公式を適した問題で活用するとか
勉強では必要な力がスムーズに使えるようになる
めっちゃ有難い
バランスのいい頭、いわゆる勉強だけでなく生き方も賢いっていうのが脳梁に関係あるから、脳梁の太さは太い方がいいもん。
運動や平衡感覚、「体で覚える」学習内容、大脳の監視役などを担当する小脳、
言葉・論理・音楽・空間・対人・絵画・数学的、、、を統括する前頭前野、
などをピアノを練習、継続していく中で鍛えられ、
《目的に向かって継続的に計画的に積み重ねる力》
という社会を生き抜いていく上で一番大事な力HQが作られるっていうんよ。
これ低いと、何やらせても続かん子、目標に達しない子になる。
「たかだかピアノのために毎日そんな時間を割けません」
「練習も大事やけど、まずは勉強してもらわな」
「別にうちの子にピアニストになってもらいたいとかじゃないんで」
私がピアノレッスンにかなり入れ込んだ十数年前、
毎日家庭練習してもらうことをお話したとき、
そんなこんな声を保護者さまから重ねていただくことがあって、何度も説明したけど、なかなか理解してもらえへんかった
けど、
さんまさんのほんまでっか⁉TVのお陰で風向きはだいぶん変わった。
なんせ、
脳科学の澤口先生が子どもに習わせるべきお稽古事は
ダントツ1位
ピアノ
って断言してくださり、その理由もしっかり説明してくれたから。
その後、先生のセミナーとか、もちろん他の脳科学者たちもピアノが一番いいと提言。
それはほんまに有り難かった。
嘘つきにならんかったし、
堂々と言い切れるようになった ( ´∀` )
その後、我が子のアスペちゃんと後天性学習障害ちゃんのことでも、
ピアノを弾くことで発達障害が改善される、
若しくはその方向性をみせると実証データが出てきて、それは未だに微妙なとこもあるけど、それでも障害児を育てる身としては希望になった。
実際、うちには注意欠損や広汎性発達障害のレッスン生たち、また心の病で引きこもりの子とかもいて、彼らの症状が確実にいい方向に向いているのを感じてる。
最初は親御さんの心を鬼にして預けて頂くご協力と、長い目で見守っていただくご理解が要るけど、子どもはすぐにこちらの真剣さを理解してくれる。環境適応能力が低い子でも2年くらいで前進し始める。
これから預かろうとしている先生方!!
最初は5分と持たんよ。
椅子に座るかどうかもわからんよ。
泣き出したり、逃げたり、お漏らししたりもあった。
たまには自分の力不足に泣くことも。
けど、それもお母さんといっぱい話し合って、前向きに温かく
自分がそのお母さんの立場やったしわかるんやけど、一緒に歩んでくれる人がいるってすっごい心強いねん。先生に申し訳ないなっていつも思いながら、頼ってしまうねん。
けど、数年後、片手でもピアノ弾き出すと周りの大人が泣くねんよ。
我が子がピアノを弾く姿にお母さんが癒されていることが何よりいい
ちなみに、めっちゃ賢い子が行ってる開成中学では、ピアノを必修にしてる。
それも結構本格的に。
音楽の背景、写譜、基礎楽典、和音、演奏、移調、アレンジ、作曲
いや、2年くらいでここまでするって、教える方も学ぶ方もすごいわ。
3年目はギターらしい。
これは脳の成長という面にスポットを当てて考えると、どこの学校でも取り入れてほしい。
小学校1年くらいからゆっくりでいいから、ピアニカやハーモニカ、リコーダーで終わらずに、主要教科としてピアノ演奏を取り入れてほしい。音楽とは別にピアノという教科。
ほな、もっと多面的に伸びる子が絶対増えるもん。
なんでピアノやるんがええんか?
脳梁が鍛えられるから。それも練習量と継続に合わせて確実に。
脳梁が鍛えられたら、いろんなおまけがご褒美でついてくる。
そりゃぁラッキーな話やないですか
ほな、ピアノじゃなかったらあかんのか。。。。。。。