今日は、マオの初めての祥月命日です。

マオは、2022年11月にウチの子になって

2023年2月に虹の橋に逝きました。

あの日から、もう1年、まだ1年。

何だかとても複雑な心境です。

 

 

マオは公園猫でした。

ウォーキングをしていた弟が最初に発見して、

ウチにいたシングルマザー猫に似てると聞き、

私もその公園に通うようになりました。

 

 

 

 

 

 

とても人懐こくて、甘えたり、

膝に乗ってご飯をもらったり

していました。

私も何度も膝に乗せたことが

あります。

この子に会うのが楽しみで

一夏中、毎日公園に通いました。

そのうち私は心配になってきました。

こんなに無防備で、

いつか悪いヤツから虐待されは

しないだろうか、と。

実際、そんな悪夢まで見ました。

そんな時、今は亡き母が、

「そんなにママに似てるんやったら

ウチに連れて帰っておいでよ」

と言いました。

母のことばに背中を押されて、

私は、この子を保護するには

どうしたらいいのか模索しました。

そんなある日、偶然にも

この子をTNRされた方と公園で知り合い、

マオを譲り受けることになりました。

譲り受ける約束をした日の前日に

母が亡くなりました。

でも、寒さが厳しくなっている頃でしたし、

予定通り、マオを11月19日に

迎え入れました。

(母の亡骸にマオを対面もさせました)

 

 

 

マオは元・飼い猫らしく、

トイレの使い方もカンペキで、

こちらが用意したものは

ちゃんと使いこなしていました。

マオは捨てられた時に、

ボロボロの首輪をしていたそうです。

私はすぐに、マオに

赤い首輪をプレゼントしました。

これで、マオはウチの子だよって

思いを込めて。

マオは特に、弟と一緒に、

猫じゃらしで遊ぶのが大好きでした。

 

 

 

 

 

弟は可愛いマオにメロメロでした。

マオは通常、2階にひとりで

寝ていて、夜鳴きすることが

多かったのですが、弟は

毎晩(朝)3時に、猫じゃらしで

遊んでやっていました。

 

 

 

でも、年が明けた頃から、

食事の量が減ってきました。

そこで初めて、血液検査をしたら、

 尿素窒素 96.1

 クレアチニン 5.67

でした。信じられなくて、1週間後も

検査しました。

 尿素窒素 100.2

 クレアチニン 6.82

エコー検査も尿検査もしましたが、

明らかに末期腎不全でした。

私は激しく後悔しました。

もっと早く、

この子を迎え入れた時に

血液検査をしていれば、

腎不全を遅らせることが

できたんじゃないのか、って。

でも、どんなに後悔しても、

どうしようもありませんでした。

マオは食べる量が少なくなり、

運動量も減り、

猫じゃらしでも遊ばなくなりました。

最後の血液検査では、

 尿素窒素 221.6

 クレアチニン 14.5

 カリウム 6.6

尿毒症による高カリウム血症でした。

弟も私も、マオを

温かい場所で、できるだけ安らかに

逝かせてやろうと思っていました。

脱水がつらいとのことだったので

毎日、皮下輸液をしていました。

最期は、

ひきつけを起こして、

弟と私に前足を握られて、

虹の橋へ旅立ちました。

 

マオが幸せに旅立てるように

おっちゃんもおばちゃんも頑張ったけど

本当は、まだまだ一緒にいたかったよ。

おっちゃんもおばちゃんも

まだまだマオの名前を呼んじゃうよ。

マオと同じシャムMIXの福ちゃんを

譲り受けたけれど、でもやっぱり、違う。

当たり前なんだけど、マオとは違うの。

 

夢の中でも、

まだ一度も会いに来てくれないマオ。

怒ってるのかな。

ウチに引き取られたくなかったのかな。

公園で仲間たちと最期まで

一緒にいたかったのかな。

いろんなことを考えてしまいます。

 

公園でマオと出会って1年弱。

一緒に暮らして、たった3ヶ月。

 

もっと一緒にいたかった。

 

 

猫と暮らしている皆様、

血液検査で腎臓の値だけは

定期的にチェックしてください。

(食欲がなくなってからでは遅いんです)

腎臓病も早期に手を打てば、

ウチの老猫のように長生きができます。

どうかお願いします。

 

ミー介ママさんが描いてくださった

虹の橋で子猫に戻ったマオちゃん。

素敵な物語は、こちらから。

今でも私は、この物語に

泣いてしまいます。