ババア、倒れる。 | ウサギの場合。

ウサギの場合。

何やら他の子とは違うと違和感を感じ始めたら、自閉症・知的障害(重度)の診断が。
こりゃ、ネタにでもしないとやってられません!
って事ではじめます。

今日はババアの話になります。長いですよ。


一泊2日のショートステイを使いはじめてから3ヶ月目に突入。

月一度のショートで帰って来た時の混乱や怒りはありますが凄く私とジジは楽で。

やはり穏やかでもいるといないのでは違いますね。


ほら、穏やかでもいらん事したり言ったりウロウロしたりするので。


んで2月より1泊2日のショートを月2回利用する事になったのですよ。

楽になるなぁ!

なんて思って2月に入って1回目のショートを利用し、帰ってくる日の朝、俺様散歩をのほほんとして帰ってきた私に聞こえたのがジジとブチョー父の会話。


なんで朝っぱらから仲良く話してんだ?と思ったら

ババアが急変して施設から病院搬送の知らせがあったようで滝汗

のほほんと俺様と追いかけっこなんかしてる場合じゃなかったみたい。


はい…俺様散歩には携帯なんか持っていってなかったです…。

めっちゃ着信が入っていて、留守電も入ってる滝汗

ゴメンと思いつつ聞いたら、電話をくれたスタッフさんがすっごい慌ててる感じ…やべぇ。本気でゴメンなさい滝汗


とか言っちゃってどうせ大丈夫なんでしょ?


と思っていたら 

大丈夫じゃありませんでした💦

一足先にジジに病院に行ってもらいました。

しっかりしてると言ってもジジも高齢なので、お前がこいよと病院やショートからの付き添いスタッフからせっつかれる私(笑)

無理!


病院や施設からの連絡に追われ、ブチョーの支度もある!

ああ!健常ならば休ませてゲームしとけ!とでも言ってしまうか、一緒に連れて行くか出来るのに!

こういう時は学校に行ってくれないと逆に困りますよね!


ブチョーをなんとか怒らせないように起こし、朝ラーメンを作りながら


右半身麻痺と失語が見られていたけど、今は昏睡状態。脳出血か脳梗塞の可能性。脳梗塞なら後遺症軽減の為に緊急治療しないといけないから同意を!


と電話で言われ、後遺症がない方がいいのか、それとも動けない方がいいのかラーメンを見ながら考えてました笑い泣き


いや、まだ生きるなら治療した方がいいな…と思いました。意識があっての麻痺や失語なんて言ったら今まで以上にイライラするに違いない。

そうなるなら少しでも後遺症を少なく!と同意しましたがその後のMRIで脳出血と判明しました。


脳出血なら延命の為の手術となり、例え手術してもMRIを見た限りでは良くて寝たきり。今すぐ手術と言う訳ではないのでご家族と手術をするのかどうか話し合ってください。


との事でした。

おいおい…大事じゃん?

本当、急に来るんですね。


兄に電話をして一応話しをしました。

「もういいだろ。しなくていいよ。」

ですよね。


と子の意見は一致して、あとはジジだなと思っていましたが、先に病院につきドクターにその話をされたジジは

私、管とかつけて生きてるの嫌いなんですよねー!

とパンチの効いた事を一足先に言っていたようです笑い泣き


いや、お前の嫌い好きじゃないだろ(笑)


そして病院につき、私と兄とジジは医師から改めて話を聞きました。

MRIの画像見せてもらったら

こりゃ無理だ真顔

と思いました。脳半分真っ白。白い部分は出血。


そんな訳でドクターからは


脳梗塞の治療は後遺症を作らない為や酷くならない為の治療だけども、脳出血のこの出血量からしたら手術はただの延命の為のもの。助かっても寝たきり。感情もない、コミュニケーションも取れない、食べる事も出来ない。それでも手術をするか?

しません!


他にもリスクがあって、こういう状態だと脳出血以外の原因で急変する事が多い。肺炎、尿路感染、他にも感染症で延命処置、心臓マッサージや挿管をしなきゃ行けない場合があるが希望するか?

しません!


あともうひとつ。奇跡的に落ち着いた場合、食事が取れないので3つの方法がある。

ひとつは鼻からチューブを入れて栄養を入れる方法。

もうひとつはお腹に穴を開けてチューブを胃にとおして栄養を入れる胃ろう。

もうひとつは「何もしない」。


私この時、何もしない選択はあるの⁈と驚きました。

なんかほら、落ち着いたなら何かしらの方法をとらなきゃいけないのかと思ってて。


ドクター曰く、このチューブで栄養を入れて生かしておくのも延命と考える人もいるらしく。

若いならまだしも、ババアは高齢ですからね…。確かに延命だわよ。


鼻からチューブは自己抜去とか簡単に抜けるので、預かってくれる場所の範囲が狭まれる。

自宅で見るとなるとその度に病院に行くか呼ばなきゃいけない。


とも言われました。


となると胃ろうしかないよねー。


施設に入れても胃ろうも抜けた時、大騒ぎになるのよね…。


この返答はまた後日で良いと言われ説明部屋を出ましたが、私は「何もしないでいいんじゃね?」と思っていましたら、兄も

「あんな落ち着きのないヤツが動けないで生きててもつまらねーだろ。いいよ、なんもしなくて。」と。

ジジは

「そうだよな。アンパン食えねーしな!」


あんぱん?今、あんぱん?


もうジジはいつもこんな感じなのですよ…。

なんかシリアスな場面に限って、私のツボに入る事言うのです。

本人は全くふざけてるつもりはないのですが…だからこそツボに入る…。

これは「ふざけるな!」とババアがよく怒っていた原因でもあります。


そして返事は後日で良いと言われていましたが、この日に私達の対応をしてくれたナースが


で、どうします?←こんな軽い感じでは決してないですよ。誤解なきよう。


と聞いてきたので

何もしなくていいです!

と言いました。


そしてババアの様子を見に行きました。

半目でピクリともしませんでしたが、私がいつものように

ばーちゃん!

と半分怒ってるような声で呼んだら目が開いてポーン…すぐ閉じたんですけど。

声かけた私がビビるって言う(笑)


は⁈意識あんの⁈なんなのこれ⁈とビビってたら、兄もジジもビビってて(笑)

え⁈目、開いたじゃん!みたいな。


でもその後は

大好きな〇〇(兄の名前)が来たよ!会いたかったんでしょ⁈

と言っても反応はありませんでした。


もうね、倒れる数日前から兄の事ばっかりだったのですよ。

〇〇が帰ってこない!連絡はあったの⁈

てしつこいしつこい。


そんな訳でさっさと退散しましたが、いろいろ説明してくれたナースが帰りにエレベーター前まで送ってくれまして。

その時に必死で励ましてくれるんですよ…。


凄く勇気のある決断したねー!素晴らしいよ!

苦痛がないようにする方が絶対いいね!

私が自分の母親にいろいろしちゃって、最後に母親に睨まれたね!だから私は後悔してるの!


と。なんかさー

ごめん!違う!あの人はもういらないんだよ、私!

と心の中で詫びました(笑)


ちなみにこのナース、外人さん。

日本語めちゃくちゃ上手いけど、時々フレンドリーになっていましたニヤニヤ


そして今日、倒れて2日目。なんの連絡もございません。まさか…落ち着くのだろうか…。

月曜日に様子を見に行こうかと思っていましたが、月曜日天気が悪いらしいので、日曜日にブチョー連れて行ってこようかな。


ブチョーには合わせた方がいいのかなー?

ちなみにババアいない事に対してブチョーはなんともなっていません。

俺様も一度も吠えません。何故w