こんばんは
『mama癒』@勇気づけリーダーおか☆まりです。
前記事でご紹介した
きれやすい子ども の続きになります。
一年前の出来事です。
幼稚園の先生から、夕方電話がありました。
「おかあさん、最近〇〇くん
火事の絵や炎の絵ばかりをかいてしまっています。
線のおけいこのドリルも真っ赤になってしまいます。
やめるようにいってもきかないのです。最近、ご自宅で様子はいかがですか?」
年中の新学期が始まって間もない頃です。
線のおけいこのはじめの3ページはしっかり書けていましたが
ある日を境に線のおけいこの活動で
先生が一人ひとりはなまるをあげているときに
息子は一応線のおけいこはするものの
先生が来るまでにグチャグチャになっているという日が何日も続いていたようです。
火事の絵を書くようになったのです。
先生との面談で一言めに言われたのが
「絵は心の表れですよね。ご家庭で何か最近ありましたか?」ということでした。
アドラー心理学における勇気づけの技法には
「目的を意識しよう」という勇気づけのテクニックがあります。
確かに、絵など色使いは心とつながっていると私は思います。
でもその絵に対する心の表現はその本人特有の意思があり目的があると
私はアドラー心理学を学んでそう考えるようになりました。
目的論
過去の原因ではなく、未来の目標を見据えている人間の行動には
その人特有の意思を伴う目的がある
~アルフレッド・アドラー~
マンガでやさしくわかるアドラー心理学/日本能率協会マネジメントセンター
¥1,620
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私がアドラー心理学を学んでいる神楽坂にある ヒューマンギルド の
アドラー心理学勇気づけ伝道師、ヒューマンギルド代表 岩井俊憲先生 は
こちらの本で次のようにおっしゃっています
「原因を探ることは、
解説にはなるけれど解決に結びつかない」
~ マンガでやさしくわかるアドラー心理学 岩井俊憲 著 より~
私は、ゆっくり家での息子の行動や言動・最近の出来事などを思い返してみました。
確かに、、、
サイレンの音の真似をしながらトミカの消防車で頻繁に遊ぶ
火事です。火事です。っっとトミカの消防車を集合させて遊ぶ
思い返せばよく見るな~と思ったのです。
お風呂でもシャワーを出して天井の方へ向かって放水してサイレンの音の真似
幼稚園の園行事の書類を見たら
避難訓練地震・火災などの訓練があってからのこの絵でした。
それも、先生と面談をして帰ってきてから気がついたことでした。
もしかしたら、息子は避難訓練が何らかの刺激になって
どうしてもクレヨンの赤を見ると
衝動が止まらなくなってしまうんじゃないかなと思ったのです。
あくまでも、私の中の仮説にしかすぎないですが、、、
おおよそそうではないかと思ったのです。
面談での先生からのお願いは
せんのおけいこへの落書きをやめさせたい
落書きはいけないことなので叱っていきます。とのことでしたが
息子の場合、叱ってプラスの効果があまりでないということと、
おけいこをすることも拒否してしまうリスクがあることを先生に相談しました。
ここは、スモールステップアップで
「先生、まずはこのおけいこドリルの落書きをやらない約束をしてみてください。
そのことが起きたときに叱るではなく、
はじめに禁止事項として本人に伝えてくださると助かります。」とお伝えしました。
普通の子は、ここでお約束を守れると思うのですが
うちの場合は、落書きの範囲は減ったもののまだ書いてしまっていたようです。
そして、いいタイミングで、保育参観がありました。
年少の頃の保育参観
席を立ち歩いて、補助の先生がついてくださりながら
廊下のありを追いかけてそれを捕まえてやっと席に座り
先生のお話も耳に入らずにずっとありを眺めていた息子
年中の保育参観
席に座れていました。
みんなと同じせんのおけいこのドリルを広げていました。
成長ですね♪嬉しかったです。
ただ、みんながクレヨンをおいて先生のお話を聞いている間も
赤いクレヨンの動きと、次第にとまらないサイレンの音。
さりげなく、先生がそばによって
赤いクレヨンをしまうようにお話をしてましたが
しぶしぶ赤いクレヨンの動きを小さくしていましたが
手は止まらずでした。
ある意味、
これは息子に話してみるチャンスが来たと
確信しました。
アドラー心理学の SMILE(愛と勇気づけの親子関係セミナー) での
プログラムに「誰の課題でしょう?」という章があります。
この章は私にとってかなり学びの深い章でした。
基本幼稚園での出来事や困ったことは話をよく聴くようにはしています。
でもそこからは、本人からの内容で相談や迷いがない限り
聴き上手・共感に徹しています。
しかし、今回は先生からの相談もあった上に
私も見ていてやはり心配にもなったので
息子本人との話し合いをもとうと決心がついたのです。
帰宅後
「おかえり~。今日も元気にお名前のお返事できてたね~。うれしかったよ~~。」
「先生のお話たのしいね~。お隣の席の〇〇ちゃんもすごく笑ってたね~」
「線のおけいこも姿勢がピシッとなってかっこよかったよ~」
息子との会話に少しだけ勇気づけのエッセンス♪
そして夜、夕飯を楽しく食べた後デザートを食べながら
息子の機嫌のいいときに
私から、いくつかの質問と話し合いを求めてみました。
すると、火事の絵がとまらない本当の理由とその目的がわかりました。
さらに目的を知って解決策を考えて実行した結果。
線のおけいこの最終の迷路ページにいくまでにはすっかり綺麗に書けるようになったのです。
つづく、、、、、、、、
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