卵巣のう腫、子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人科系の病気 ~食事~ | 心と身体のライフスタイル「漢方」

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漢方は漢方薬だけでなく、心と身体からの声を読み解く智慧です。薬に頼るだけでなく、生活習慣や心の持ち方を見直すことで、あなたが本来の自分に戻り、健やかで美しく幸せに暮らす「わくわく養生」を薬を売らない薬剤師・国際中医師の藤巻祥乃がお伝えしています。

こんにちは。
薬を売らない薬剤師・国際中医師の藤巻よしのです。
漢方を使った生活習慣カウンセリングをしています。




いろいろな病気の経験から学んだ事やそれに対する漢方的な説明を加えて、少しずつお伝えしていきたいと思います。



 

それでは、まずは私自身が経験した婦人科系の病気についてです。

 

私は20歳代後半頃、毎月激しい生理痛がありました。
だんだん1日に服用する鎮痛剤の量が多くなり、ついには鎮痛剤を服用しても痛みが止まらなくなり、婦人科へ行きました。そこで子宮内膜症と卵巣のう腫と診断されました。



ホルモン療法などで悪くなるのを遅らせましたが、結局、卵巣のう腫がかなり大きくなった為に腹腔鏡下手術により、のう腫部分を切除しました。
手術後は、毎月あった激しい生理痛もなくなり、とても快適に生活していました。




しかし、約1年後、また小さな卵巣のう腫が再発しました。先生から「ホルモン療法をしながら、様子をみましょう」でしたが、同じことの繰り返しで嫌だと思い、いろいろ調べた中で漢方(中医学)と出会い、漢方の未病や養生という考え方に共感し、自分自身でも勉強しながら、体質改善をしていきました。




漢方薬を服用し、体質改善しながら、必要な「養生」についてです。

私は以前おこなっていた漢方のカウンセリングの時に、漢方薬を服用する事と同じくらい自分の生活を見直すことが大切だと皆さんへお伝えしていました。





例えれば、漢方薬を服用することはお風呂にお水を入れている感じです。少しずつお風呂にお水を注いで貯まっていくと体調が良くなっていきます。

しかし、食事を含め良くない生活習慣を続けることは、せっかく貯めているお風呂の栓を抜いてしまっているようなものです。いくら上からを注いでも貯まりません。

つまり、高いお金をかけて薬を服用しても、生活を見直さないと効果が出てこないということです。

 

 
食事について
1.甘い物を減らす
甘い物のとり過ぎは血液をドロドロにして流れを悪くします。さらに炎症体質にもなります。

どうしても甘い物を食べたい時は、サツマイモやドライフルーツなど、自然な甘さの物を少量だけ食べる。
私の経験からも、糖分は麻薬のような作用があるので、毎日食べていると体が欲しくなりますが、少しずつ食べない日をつくることであまり欲しくなくなってきます。



2.乳製品を控える。
日本人の多くが乳製品を分解する酵素が弱い、もしくはありません。
私もそうでしたが、便秘改善のためのヨーグルトは、要注意です。
ヨーグルト以外でも、食物繊維、軽い運動、納豆や糠みそなどの発酵食品などで便秘を改善方法はあります。

 

3.冷たい飲み物を減らす(暴飲暴食をしない)。
冷たい物や暴飲暴食は、五臓の「脾」(消化機能をつかさどるところ)の働きを弱め、処理できずに余分なものを体にため込んで流れを悪くします。

 
長くなりましたので、生活習慣については次回へ続きます。


いつも最後までお読みくださいましてありがとうござます