不安で悩む弟子を救った達磨さんの言葉  | ハリー・ヨシダの楽しい終活日記(ハリー爺ちゃん随想集)

ハリー・ヨシダの楽しい終活日記(ハリー爺ちゃん随想集)

もういくつ寝るとあの世かな。
☆剣道 教士7段 、剣道コーチ
☆Harry's フォトスタジオ枚方 代表
☆催眠誘導心理カウンセラー
☆貿易アカデミー 講師
☆財務分析セミナー講師
☆元 関西外語専門学校 講師
☆元 JETRO認定貿易アドバイザー

むかしむかし、だるま様が修行しているところへ、一人の弟子がやってきました。

 

その弟子は、不安にさいなまれて、夜も寝れず、悩んでいました。

 

『 達磨大師さま、
私の心は不安だらけです。
この不安を取り除いてください
』と言いました。

どのとき、達磨大師は、こう言いました。

 


『 わかった。承知した。

 

では、その不安な心を、ここに出してみよ。』

 


弟子は、こまってしまいました。

 

しばらく思案しているうちに、


あ!と悟ったそうです。

さあ、あなたは何を悟りましたか?

 

 

 


不安とは、ほんらいこの宇宙にはない。

この脳の想像の中にのみある。

存在しているが、存在しないもの。

無いものに対して、勝手に想像して、かってに不安がっている。



色即是空、空即是色の意味するところでしょうか。


同じような逸話が、一休さんにもあります。


不安でどうしていいか分からなくなった弟子に、一休さんは、こう言いました。

『大丈夫、なんとかなる。』

え・それだけ?

 

はい、それだけです。

 

 



キリスト教の聖書では、明日を心配する人に、イエス様がこう言いました。

『空を飛ぶ鳥を見よ。鳥はあすの食事や寝床を心配していない。それでもちゃんと生きているよ。 だから、思い煩うな』と。

とね。



だるまさんは、こう教えます。

 

『大切なことは、文や言葉では教えられない。本を読んでも、その本当の心は分からない。

 

自分で考えなさい。そして自ら悟るしかありません。』

(この教えを「不立文字」といいます。)

 


悟られましたかな?



この話が、あなたの役に立ったらうれしいです。


ハリー爺ちゃんより。