少しずつ、少しずつ、行けるところまで進む。(アメリカインディアンの格言) | ハリー・ヨシダの楽しい終活日記(ハリー爺ちゃん随想集)

ハリー・ヨシダの楽しい終活日記(ハリー爺ちゃん随想集)

もういくつ寝るとあの世かな。
☆剣道 教士7段 、剣道コーチ
☆Harry's フォトスタジオ枚方 代表
☆催眠誘導心理カウンセラー
☆貿易アカデミー 講師
☆財務分析セミナー講師
☆元 関西外語専門学校 講師
☆元 JETRO認定貿易アドバイザー


 「少しずつ、少しずつ、行けるところまで進む。」   
      
      【アメリカインディアン、アパッチ族の格言】
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おはようございます、ハリーです。


アメリカの先住民であるインディアンは、

お互いの部族が平和に共存し、戦争はなかったそうです。



ところが、コロンブスのアメリカ大陸発見により、
西洋人が銃を持って入植してきたことで、
彼らの平和なコミュニティーは、破壊されてしまいました。




インディアンたちは、自分たちの土地と生活を守ろうとしましたが、
西部劇の時代に、騎兵隊に人口の約80%が殺害されてしまったそうです。


映画「ソルジャー・ブルー」がその歴史を語っていますね。



いま、語り継がれるアメリカ・インディアンの哲学(フィロソフィー)は、その知恵のほんの一部分なのですねえ。

多くの知恵が失われたと思います。



現在、アメリカ政府のインディアンの生活近代化政策で、過去の伝統的なテント生活を捨て、近代的な西洋風の生活をすることを条件に生活保護を受けることになったインディアンたちは、
心が荒れ、貧困、麻薬、犯罪という悪循環に陥っています。

しかし、

生活保護を断り、現在も、かつての伝統的生活を、
アーミッシュのように続けているインディアンの末裔の方々が居ます。

彼らは、貧しいですが、その村を訪れた心理カウンセラーの方のお話では、
そこの子供たちは目が輝き、お年寄りの顔には笑い皺(しわ)があるそうです。



幸せって、なんでしょうか?

立派な西洋風の家に住めば幸せなのでしょうか?


三角型のテントでの生活は不幸なのでしょうか?



自分が本当に望む生き方、

言いかえると、

最後の時を自分が迎えるときに満足できる死に様とは、

どんなものでしょうか?


イメージできていますか?




インディアン達は言います、


人は生まれてくるとき、自分は泣きながら生まれてくる。

周りの者は皆、笑顔で笑う。


でも、死ぬときは、逆だ。


自分は、笑いながら死ぬ。

周りの者は、皆、泣く。 それが正しい死に方だ。」
と。




自分が、やがて来るその日に、笑いながら死ぬためには、

いま、何をしたらいいのでしょうね?



その為に、やることは、いっぱいあるでしょう。


ありすぎて、どこから手を付けていいか分からなくなりますね。

途方に暮れてしまいます。



でも、インディアンは言います、

「少しずつ、少しずつ、行けるところまで進む。」と。


自然を愛し、敬愛するインディアンたちは、人もまた自然の一部と感じていました。

自然のスピードって、ありますものね。


自然のスピードは宇宙の法則に従っていますね。月も、太陽も、その自然のスピードってあるんですよね。

音楽に合わせて歩むように、自然の調に気持ちを合わせて、鼻歌を歌うように、

今、やるべきことを、ひとつ、ひとつ、やって、

前へ進んでいきましょう。


ハリー・ヨシダ
(アメリカ・インディアン哲学研究家)