反抗期の予防・対処に役立つ心理学の基礎知識セミナー(その2後半)グループ討議編 | ハリー・ヨシダの楽しい終活日記(ハリー爺ちゃん随想集)

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もういくつ寝るとあの世かな。
☆剣道 教士7段 、剣道コーチ
☆Harry's フォトスタジオ枚方 代表
☆催眠誘導心理カウンセラー
☆貿易アカデミー 講師
☆財務分析セミナー講師
☆元 関西外語専門学校 講師
☆元 JETRO認定貿易アドバイザー

反抗期の予防・対処に役立つ心理学の基礎知識セミナー(その1前半)講義編 http://ameblo.jp/wakuwaku-seminar/entry-11332352411.html からのつづきです。


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(その2 後半)グループ討議


<ケーススタディ>





☆彡 「世間に恥ずかしくない子供に育てたい。」と願いながら、息子(Bくん)に愛情をいっぱい注いでいたある母親Aさん。

 とても賢く、優しかった息子が中学生になったころから、言う事を聞かなくなり、それをなんとかまっとうな青年にしようとAさんはやっきになり、厳しいしつけをいまやっておかなくては、とさらに躾に厳しくする毎日。

息子とのバトル(戦争)はエスカレートしていきました。

やがて、不良少年たちとの付き合いが始まり、高校生になったときには、家に帰る時間が遅くなり、夜な夜なタバコ、パチンコ、自転車泥棒等、不良仲間との交際がさらに深まっていきました。

やがて、息子のB君は高校の停学処分に。


Aさんは、パニックになっていきました。「高校ぐらいは卒業させないと、この子の一生はダメになる。そうならないようにするのが、親の役目」と考えたAさんは、あるスパルタ教育の本を読んでいました。「げんこつで殴らねばならない」という指導書でした。



Aさんは、息子を「どう、しつけようか。私がもっともっと強くなって、言う事を聞かさねば!いましつけ直さねば!」と、こころに決めたのでした。そして、その同じ気持ちで接したのがA子さんの実母C(Bくんの祖母)さんでした。実母Cさんも、スパルタ教育で厳しく叱られ続けた経験が有り、それがしつけのあるべき姿と信じていました。


夫Dさんへ、母親A子、実母C子は「あなたが、殴らないからよ。甘い顔してるから子供はつけあがって、こうなるのよ!」と非難しました。



夫Dさんは、仕事で単身赴任をしていて、ほとんど家にはいませんでした。

家庭の中では、A子さん、実母C子さん連合が、Bくんのしつけ直し、叩き直しをはじめました。



 Bくんの反抗はさらにエスカレートしていきました。



やがて、A子さんは、学業の成績が下がり進学がむつかしくなったB君を、「あなたのためだから!」と看護師の資格を取れる専門学校へ、Bくん本人の意思は無視して、むりやり進学させました。 B君は工業系の学校へ進学したかったのですが。そして、Bくんは、そこの勉強の内容に興味が持てず、教科書の知識が頭に入ってこない精神状態に陥り、そこでの学業成績も下がっていき、やがて、Bくんは、不良たちとの付き合いが増え、タバコ、酒、夜遊びと、生活はますます荒れていきました。



しかし、不思議なことに、Bくんは、遠くにいる父とは、普通に会話ができていました。



ある日の深夜、Bくんは、父親へ電話してきました。「父さん、僕は、もう学校を中退したいです。家を出たいです。 もう、あの二人と同じ家の屋根の下に居たくありません。 たえられないんだ。 このままいたら、僕はあのふたりを殺してしまうかもしれない。もう、いやなんだ。家を出たいんです。」といいました。



以前から、Bくんの心情をきいていた父親Dさんは、しばらくだまって、

「そうか、わかったよ。 辛いんだな。 ほんとうに自分がそれでいいのなら、いいよ。退学届けをだすなら、父さんも一緒に行こう。」と。



Dさんが、そう言った時、電話の向こうのBくんは、だまっています。何も言いません。



Dさんは、「おい、どうしたんだい? きこえているのかい?」と聞きました。



すると、受話器の向こうで、Bくんが嗚咽していることに気づきました。



やがて、Bくんは嗚咽をこらえながら「ありがとう。。。 父さんは、大反対して、きっと怒鳴られるとおもっていたんだ。」と、涙声で言いました。


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<グループ討議>

ここで、みんなで話し合ってみましょう。



ア)Bくんは、家に居て、A子さんたちと過ごしていたとき、どんな気持ちで、過ごしていたのでしょうか? Bくんの立場にたって、考えてみましょう。 あなたなら、どう感じたでしょうか?



イ)母と子のバトル。そうなった理由は何だったのでしょうか。

 


ウ)A子さんが本当に望んでいたものはなんだったのでしょうか? しつけをすることで、息子が、どんなふうになることを期待していたのでしょうか?  



エ)A子さんは、家族みんなが、どんな気持ちですごせる家庭を築きたかったのでしょうか? それは、実現しましたか?


オ)その目的のために、A子、C子、Dさんは、もっとよい方法があったとすれば、それぞれ、それはどんな方法だったのでしょうか?


カ)あなたなら、A子さんへ、どんなアドバイスをしてあげますか?




キ)ハリーからの最後の質問:



「***********でしょうか?」←気づきのヒントになると思います。 当日をお楽しみに。


Youtube: http://www.youtube.com/watch?v=xSX35eEA2k0


などなど、

こういう流れでハリーがセミナーをファシリテートしていくセミナーです。

参加者との相互フィードバックで、内容はすこし変わっていく場合があります。

参加者がご自身で、よりよき人生を実現するのに役立つ自分なりの答えを導き出せるようにお手伝いいたします。


ご興味のある方は、

下記へお問い合わせ下さい。


わくわく文化教室 日本橋サロン

代表 吉田ゆかこ

e-mail: wakuwakuconsult@gmail.com  





子供のしつけに、体罰が必要と考えますか? 

この動画を見ても やはり必要と、かんがえますか? 

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