セミナー: Dear Daughter シリーズ | ハリー・ヨシダの楽しい終活日記(ハリー爺ちゃん随想集)

ハリー・ヨシダの楽しい終活日記(ハリー爺ちゃん随想集)

もういくつ寝るとあの世かな。
☆剣道 教士7段 、剣道コーチ
☆Harry's フォトスタジオ枚方 代表
☆催眠誘導心理カウンセラー
☆貿易アカデミー 講師
☆財務分析セミナー講師
☆元 関西外語専門学校 講師
☆元 JETRO認定貿易アドバイザー

Heartwarming stories of Businessman to His daughter

Seminar Tytle: “ Dear Daughter, ”シリーズ

Speech By Harry Yoshida

The Coach of Opening-up Your Exciting Life.

ワクワク人生開発セミナー講師(コーチング・コーチ)

進路、就職、人生の目標、希望、恋愛、結婚に迷う娘へ、失敗を含めた自分自身の経験から得た助言を語るあるビジネスマンのストーリー・シリーズ(短編ストーリー・セミナーシリーズ) 

父が陥った落とし穴に落ちることはない。父の肩に足を掛けて、さらに上に登っていけばいい。次々と起こる人生の新たな局面を、果敢に生き延びキラキラ輝き、ワクワクとした希望を胸に生きぬいていく君の姿を後ろから見送ろう。そんな思いを抱く、あるビジネスマンの父から娘へのメッセージ。

第一弾:就職、進路に悩む娘へ:

Dear Daughter,

就職、進路に悩む娘へ:

私が小学校4年生のとき、夕食を食べようとしていた母と私と弟の3人。いつもとかわらぬ何気ない平穏な夕食の時だった。

突然、ドアの呼びリンが「ピンポーン」と鳴った。

「ハーイ」といいながら、母が玄関に行き、玄関のドアを開けると、そこに1人の警察官が立っているのが、食卓から母の肩越しに見えた。

警察官は母に静かに何かを語っている。

母の背中が硬直していくのが見えた。母は玄関で立ったまましばらく動けなくなっていた。

警察官が一礼をして玄関を去ったとき、振り向いた母は、今まで見たこともない絶望の表情だった。

1年生の弟と私は、そんな母の姿に驚き、カレーを食べるスプーンが止まってしまった。

母の目はどこか宙を見ているような状態で、エプロンを外しながら部屋をうろうろし、やがて、セッタをはいて、ばたばたと玄関から出て行った。

そして、しばらくして帰ってくると、

「お前たちは、隣のチエちゃんのうちに泊めてもらうから、はよ、準備しい!」と母は毅然として言う。

その日から僕たち兄弟は近所の幼馴染のチエちゃんのおうちで生活することになった。

母は何も言わなかったが、実は、父が交通事故で瀕死の重傷で病院に担ぎ込まれたのだった。 ダンプカーと正面衝突して、父の乗用車はその下にめり込んだ状態。

父の頭蓋骨はズレ、脳に相当の衝撃が掛かったらしい。新聞にも出た大きな事故だった。

裕福ではなかった我が家。工場でまじめに働く父の稼ぎで生きていた我が家。その一家の大黒柱が事故で入院。

君がその母だとしたら、どうするだろうか?

次々と起こる人生の新たな局面を、果敢に生き延びキラキラ輝き、ワクワクとした希望を胸に生きぬいていく君の姿を後ろから応援しよう。そんな思いを持つ、あるビジネスマンの父から娘への助言とアドバイス。生き抜く知恵と勇気を鍛え上げるワクワク人生開発セミナー「ハリーズ・キャンプ」へようこそ! 講話、グループワークで生きる知恵と希望を取り戻す待望のセミナー