和久井大城の「そこはかとなく、書き殴ります。」 -2ページ目

和久井大城の「そこはかとなく、書き殴ります。」

どうも和久井大城です!

タイムリーオフィス所属の俳優です。


楽しい 面白い 苦しい 悲しい 怖い 気持ち悪い 色んなものを混ぜて爆発させています。被害妄想と誇大妄想が得意です。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

どうも和久井です。

 

 

 

 

 

舞台「BOYS DOLL HOUSE〜はい!よろこんで!〜」

 

 

終幕いたしました。

 

 

ご来場いただいたすべての皆様に、深く、深く、心の奥底からの感謝を申し上げたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に、

 

 

本当に、

 

 

本当に、

 

 

 

有難うございました。

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当です。

 

 

 

 

 

 

 

 

本当なんです。

 

 

 

 

 

嘘じゃあありません。

 

 

 

 

信じてください。

 

 

「有難うございました」

 

の気持ちに嘘が一つもありません。


 

 

 

例えこの世が、嘘で塗り固められた虚構の世界だったとしても、

 

 

 

 

ここで書いた、

 

有難うございました。

 

 

 

だけは、本当です。

 

 

この時間を共有できたすべての皆様に、

 

産地直送の、もぎたて果実100%の、本当の、

 

「有難うございました」

 

 

が出ました。

 

建前でもなんでもない。

 

僕のお腹の中から、感謝が生まれたの。

45987kgの健康優良児。

 

「おめでとうございます!元気な感謝ですよ!」

 

お医者さんに言われたもん。

 

生まれたての感謝を、すべての皆様に。

 

 

 

 

 

 

さて、この作品について何から書いたら良いものでしょうか。

 

 

6月中旬、事務所の社長からこんな話が聞きました。




 

「古谷大和と石渡真修のW主演で、和久井くん脚本演出やりまっか?」

 

 

 

 

僕は、即答で応えました。

 

 

「やりまんねん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうです。

 

 

 

 

やりまんねん。

の一言から始まった作品です。

 

 

 

始まってないです。お互いに関西弁ではなかったです。嘘をついてごめんなさい。

 

 

 

「やります」と二つ返事で応えました。

 

こんなチャンスは2度と来ないと思ったからです。

同じ事務所の尊敬するお二人とお芝居が創れることに、興奮したのを覚えています。

 

 

 

 

お芝居に熱く、何よりも、面白くて楽しい人たちです。

 

「じゃあ面白くて楽しいことだけやる作品にしよう。」

 

とは、なりませんでした。

 

 

二人が軸であることが最初にわかっていましたが、なぜだか、当て書きをするつもりは微塵もありませんでした。

本当に当て書きをするなら、この作品じゃなくただ面白楽しいだけの作品を創っていたと思います。

 

そんな作品は、今じゃなくても、いつだって創れる。

 

 

なぜだかその逆をいきたくなりました。

 

そしてこの時代に、見に来ていただいたお客様にどんな物語を届けなければいけないのか。を考えました。

 

「苦しみながら、苦労して、途中わけわかんなくなったりして、それでも答えを見つけ出そうとするけど、最後まで答えが一つに絞れない作品」

 

を創らねば。

 

その境地にいくために、

まずは自分自身がそのテーマに挑戦しないとダメじゃないの。

それができなきゃ、僕が今回このチャンスを頂いて、脚本演出という立場で演劇を創る意味が無いじゃないの。

その覚悟と責任がないなら、それは切腹なんじゃないの。

 

と思ったもんねぇ。思っちゃったもんねぇ〜。

 

わけのわからん脅迫観念にかられたんですよ。誰からもなーんにも脅迫されてないのによ?みんなシーンってしてるのによ?

僕だけが鼻息荒くなってんの。僕だけがいない街。可愛いね。恥ずかしいったらあーりゃしない。

 

そんな具合で選び出したのが、この物語でした。

 

 

 

 

脚本を書いてる段階って、やはり寂しいです。書き終わるまでは、永遠の孤独と隣り合わせ?

どこまでいっても、独りで作品を創ってる段階ですからね。

 

 


 


 

そうやって独りで創っていた所から、キャストスタッフさんが続々とこの作品に集まってくれる感覚ってなんとも言い難い喜びがあるもんで。

おぉ!同士たちよ、、、!と心の中で一人一人と盃を交わしたもんです。三国志みたく。

 

 

前のブログにも書きましたが、この作品には女性キャストオーディションがありました。

詳しくは、そのブログとかも前の記事にあるのでお時間あらば読んでみてください。

 

予想遥かに上回る応募総数の中、こんなにも「この作品に出演したい」と声を上げてくれる人がいたのかと感動しました。

 

そして西園寺役に絵理子さん。聖奈役にYAEさんを選ばせて頂きました。

 

自分が選ぶ側にならなければいけない苦しみも確かに感じながら、今回のキャストさんがこの作品に集まってくれました。

各キャラクターの衣装案や舞台セット案を決めていきながら、脚本も改訂して完成稿となり、諸々の準備期間を終え、

 

 

ついに稽古が始まりました。

 

 

僕、今回で脚本書いたの8作品目だったのですが、初めての出来事が起きました。

 

 

稽古中に、物語を大きく変更したことです。

 

別の作品ではセリフを細かく修正したことはあれど、ここまで物語そのものの流れを変更したのは、初めてでした。

最初の脚本に自信がなかったわけじゃないです。このまま上演するつもりで、稽古も爆進しました。

 

何をどう変更したかまでは、ここで書くつもりはありませんし、物語の細かい設定についても自由に解釈してもらいたいです。

 

 

 

僕は物語も好きですけど、きっとキャラクターたちの方が好きなんです。

それは、物語がキャラクターを作るんじゃなく、魅力的なキャラクターが魅力的な物語を作ると思うからです。

 

とにかく全キャラクターの魅力を引き出すためには、どうすればいいか。

なにより、今この時代に本当にお客様に届けたいことは何か。

 

選択肢は二つありました。

 

一人で脚本を書いて創った物語。

 

稽古場でのキャストさんみんなのお芝居で、話し合いで見えてきたもう一つの物語。

 

 

僕は、後者を選びました。

 

 

 

 

その選択に、後悔など微塵もありません。

 

 

なので、この作品は、本当の意味で、

「みーんなで創ったのだ」

と胸を張って言いたいです。

このキャストでなければ、生まれなかった物語です。

 

 

 

 

 

”脚本・演出 和久井大城”

 

 

のクレジットですが、

 

 

 

 

” 脚本・演出 みーんな ”

 

 

にしない?

だってみーんなで創ったんだもん。

 

 

 

ダせぇな。やめようぜ。

 

 

 

さて、ここでキャストさん一人一人のことを書きたいと思います。

思い出ばかりが先走ってね、拙い言葉ですが書かせてください。

 

 

古谷大和さん

 

僕が20歳で事務所に入った時から果てしなく偉大な存在で、果てしなく遠い存在なのに、いつだって一番近くでこの物語とキャラクターに寄り添っていただきました。支配人というキャラクターについて、あーでもないこーでもないと二人で一生分話し込んでました。このキャラクターこそ二人で1から作ったキャラクターだと思います。他の役の見せ方的な部分までも気を遣って頂いて。全ての意味で僕がまだ持っていない足りない部分を埋めてくれる姿に、ここでどんな言葉を並べても表せないような恩と感謝があります。いつまでも僕の中の尊敬に君臨し続けます。このお方が真ん中にいてくれたからこそ、ここにたどり着けた作品です。

 

 

 

石渡真修さん

 

僕が20歳で事務所に入った時から、すでに遠い存在であり、同い年の星だと勝手に思ったり、その時には目指すべき存在であったり、そしてきっとどこまでも「今」を楽しんでる人間であり、役者というより真修という人間そのものに嘘が存在しないケンが憑依しているように見えました。稽古場で疲れているはずなのに気づけば他のキャストさんにアドバイスもしているし。どれだけ頼もしい人たちがここにはいるんだ。きっと一生忘れられないのは、大千秋楽での真修が発した一言でした。常に今を生き続けている真修という人間を。心から尊敬します。

 

 

 

大見拓土さん

 

初めましてでしたが毎日拓土演じるアオイ見ていて、ある日、あるセリフについて相談しました。ここどう思う?と聞いたら、こう思います。と応えてくれました。それを聞いた瞬間、「アオイ」というキャラクターの核を拓土に決めてもらえたような気がしました。そこからアオイのセリフも稽古中に大きく変えた部分があります。それは全て拓土が演じるアオイだからこそ僕自身が色々な事を教えられてるような、拓土だからこそ湧いてでる台詞が見つかった瞬間があったのです。一生忘れません。あと最終稽古終わりに拓土が言いました。「褒めて欲しいんですけど、稽古中おれアドリブのとこ一回も同じことやらなかったんです」と。そうです。本当に立派だと思ってました。その言葉を一生忘れません。

 

 

 

瀬戸啓太さん

 

リオンという人間を、啓太の頭の良さと、どこまでもクレバーに自分の役をより良く魅せる姿と、そして脚本書いてる時には思いつかなかった発想のお芝居を、急に変えて魅せてくれて、ぼかぁ大笑いしてました。この大笑いというのは、「その手があったか!」の一言に尽きすぎて、感心とお手上げの両方を意味する大笑いです。人は「その手があったか!」と正面衝突すると、大笑いしちゃうのよ。シリアスシーンでも大笑いよ。初めて知った。というか啓太にそれを教えてもらいました。2体目、3体目のリオンも、なんかもう大笑い。ずっと大笑いさせてくれる役作り。感嘆。

 

 

 

吉田知央さん

 

23歳にしてこの落ち着き。そして役の心の動き方と相手との関係を正確に考えられる脳。そして知央自身のシュールな遊びたがり心。どれもこれも「自分が23歳の時これ持ってたっけ?デカい声と変な動きと食べ物の塩分の濃さにしか興味なかったよね??茶色くて濃い物しか食べないよね??」と立ち返るほどの、才能の持ち主なのではないかと思いました。今まで固まってきた自分のお芝居を捨てるって難しいんですよ。でも大きくお芝居を変えてきた稽古があって感動しました。その度胸も持ってんのかい。やめてよ。先輩たち焦るからさ。

 

 

河合健太郎さん

 

みんな大好き拓郎様。何度も何度も、稽古で研究しました。どうすれば拓郎様が面白くなるかを。大和くんも真修も拓土も知央もみんなで健太郎を応援しながら稽古する時がありました。そしたら健太郎が頑張りすぎて、過呼吸みたいになった瞬間もありました。色々試した結果、最終的に「拓郎様!」と呼ばれる度に「グッ」って言わせました。台本には書いてないです。そしたら最高の拓郎さんが出来上がったんです。本当に本当に努力と研究を繰り返した健太郎に拍手と敬意を。あなたこそが、たっくんだ。あなた以外、たっくんじゃないの。

 

 

立道梨緒奈さん

 

意外と付き合いが長かったりします。稽古初日から、りおな演じる椿様を見ていて、シーンが終わって、正直に「なんか、あんまり言うことないかなぁ」っていっちゃったの。僕もそうゆう感情の流れでセリフを書いて、なんも言ってないのに所作から何からその通りに演じて。シンプルにすごくない?なんで?なんでいつもすごいの?ねぇ?マジでマジで?いつもどうやって生きてる?これからどうやって生きてく??ところが最終稽古2日前になって、りおなが今までの椿様を正反対の役作りをしてきたのです。すごい!そっちでいこう!ともう一回シーンやったら、急にりおなが台詞を忘れて、全く出てこなくなって、最終的に踊ってました。セリフ忘れて変な踊りする人。初めて会っちゃった。

 

 

YAEさん

 

オーディションで初めてお会いした時、自己紹介をする姿に、何色にも例えられない個性を感じました。聖奈役と西園寺役をオーディションで演じてもらいましたが、西園寺をやってる時に見たことない個性派演技をしていてめちゃ笑った記憶もあります。ですがYAEさんの何色でもない個性と心のピュアさが聖奈にフィットした予感でした。稽古場で聖奈のセリフである「ちょっとまってください。まってくださいちょっと。あの」選手権をしました。どう言えばこのセリフ面白いか、男たちがみな自分なりのアレンジをしましたが、誰の力も借りずに我が道をいくYAEさんが一番男らしかったです。次の日また次の日と作品と聖奈をより愛そうとする姿に毎日胸を打たれていました。

 

 

絵理子さん

 

オーディションで、絵理子の頭一つ抜きん出た演技力と圧倒的視野の広さというのは、きっとどの役にも欠かせず、西園寺役でお願いをしました。というかその前からも女優さんとしてずっと尊敬していました。西園寺のセリフかくのが楽しすぎて指止まらないくらい好きなんです。最後の最後まで西園寺とリオンのその後を描く旅行記「ワイナリー!〜あたしの血はボジョレーヌーボー〜」を台本に追加しようか迷ったんです。これはマジです。すると2時間30分の作品になるため泣く泣くでした。自分のシーンはもちろん他のシーンを見ていて気づいたことも率先して伝えてくれるお芝居の目力に感謝そのもの。ありがとう。

 

 

淺川眞來さん

 

とても稽古しました。2時間早く稽古場に来て特訓したり、稽古終わりに残って特訓したり。まあくの底知れぬ魅力に気づいたのは稽古終盤でした。太郎役のけいしゅう、そして僕。どんなパワーアドリブにも瞬時に繰り出すナチュラルツッコミは、誰でもできるわけではありません。本番前の楽屋でも太郎エチュードみたいなのしてました。そしたら普通に笑っちゃうの、まあくのツッコミに。すごい才能だなぁと楽屋でも本番でも正直感心してました。すごいぞまあく。もっとやってくれ。

 

 

加藤慶秋さん

 

 

とっっっても稽古しました。同じ事務所の後輩です。僕が尊敬する先輩たちがたくさんいるからこそ、けいしゅうにはどこまでもくらいついてほしいと思いました。かけてきた時間か、彼への愛か、本番に入るとそれはそれはたまらなく愛おしく。太郎じゃなく、けいしゅうが愛おしく。皆様に愛してもらえてそうで、泣きそうでした。

 

 

柴小聖さん

 

人形師というある種1番の異質な存在を、存在してるようで存在してないかのような、1人だけ生きてないかのような、時が止まっているかのような、単純に「演技力」とか技術ってものじゃ表現しきれない人間の空気を表現していたのではないかと思うほどでした。てか人形師本人でした。張本人そのもの。人形師さんご本人が登場するなんて誰も思ってないじゃない。あぁビックリした。ビックリさせないでほしい。地表から2cmくらい浮いてるみたいでした。

 

 

 

 

 

 

 

横田龍儀さん

 

初日のりゅうぎくん。カルヴァロ稽古初日に「ここのセリフってこうゆう設定があるからこうなんですかね?ここの〜、」と、まさか、こんな言い方あれなんですが、日替わりゲストの役で、ここまでお芝居の深いとこまで質問してくる事に、むちゃ驚きました。その一瞬だけで、本当にお芝居に熱く作品の全体像を捉えてくださる方なんだなと心に染み入りました。あとりゅうぎくんは、霊感があるらしく、僕の事をみてもらったら、僕の右隣にうっすら僕の父の姿がみえるようです。父の身長まで当ててました。父が僕を心配していると。すごいですよね。ただ、僕の父は生きています。がっつりご存命だけどそうゆうことあるみたいです。遠くからみまもってくれていると。

 

杉江大志さん

 

2年前にリモートドラマで共演した仲。稽古では、まさか歴代カルヴァロシーン最長を誇るアドリブの長さで通しランタイムが20分以上伸びました。なぜそこまでイジりの言葉が出てくる?富士の湧き水が如く、永遠(とわ)に出てくる。ちょっと塞き止めたい。たいしの周りダムを建設予定。当たり前のように本番でもがっちし盛り上げるし忘れ物もするし、とんでもエンターティナーでした。

 

五十嵐雅さん

 

稽古前に大和くんから「ヤバいから。ヤバイヤバイ。予想がつかない。」と伏線を張られていました。そしていざまさしさんが稽古をしだすと、「小宇宙(コスモ)であり、マハラジャであり、身体中に武器を仕込んだ凶器人間であり、多国籍料理であり。」最初に巻かれた伏線が何も回収されないまま、さらに伏線が散らばっくれ。床、伏線だらけ。誰か回収して。伏線すぎてもう伏線じゃないみたい。伏線じゃないところが無いから。いつかまさしさんの脳を解析してみたいです。

 

 

 

山本裕典さん
 

作品の全体像も汲み取って頂き、昼のリオンからの復讐に圧倒的モノマネ3連発で打ち返し。大千秋楽にはドールたちに愛の言葉で速球を投げ。例の物で高速スピードの走りを魅せ。アフタートークがヒーローインタビューのようで。打、投、守。全てのセクションにおいて、裕典さんのとめどない優しさと深海級の懐の深さに抱き込んでもらいラッピングして頂きました。本当にありがとうございました。というか日替わり

ゲストの皆様、セリフ多くてマジですみません。

 

 

 

 

 

 

 

素敵な最高すぎるキャストの皆様でした。

 

 

 

 

 



 

 

さて、大千秋楽のみ追加エンディングシーンがありました。

 

 

 

あの追加シーンを思いついたのが本番1週間前のこと。

 

 

急に思い立って制作さんに「あの!千秋楽だけ追加エンディングを作っていいでしょうか?」

 

と直談判し、キャストスタッフさんに僕の単純なわがままにつきあって頂きました。

 

 

 

そして追加エンディングを用意しましたが、実際やるかどうかは正直迷っていました

 

千秋楽の前日の深夜まで家で一人「明日どうする?マジでやる?そこまでみせなくてもいいんじゃない?やらない説もあるぜ?」と。

 

 

 

そして千秋楽の朝。目がさめると、

 

 

「よし、やろ。」

 

という気持ちで落ち着けました。

 

 

 

あの千秋楽追加エンデイングは、皆様にどう映ったでしょうか。

 

作品の中身については、僕からここであーだこーだと答え合わせをしたり、種明かしをしたりとかするつもりはありません。

 

 

とにもかくにも、皆様の目と心に映ったものが全て正解であると思っています。

 

 

 

そうゆうことをやろうと思ったのは、やはり

全てをやり尽くしたかったから。

 

 

今思いつくことは、今しかできないと思ってるたちなんです僕。僕って意外と。

明日には忘れてるかもしれんし、明後日には何にも思いつかないかもしれないから。

だからこの作品のために思いついたなら、この作品の中で全てやり尽くしたいと思ったのです。

 

 

 



 

配信チケットは1週間のアーカイブがありますので、どうか大千秋楽の追加エンディングも見ていただけたら、よりBDHを楽しめるのでは?

と思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

この物語を考え出したその日から、千秋楽を終えるその日まで。

 

 

考えて、苦戦して、考えて、苦戦して、爆笑して、考えて、爆笑して、考えて、

 

とリバーシブルな感情で持ってこの作品と戦い続けた毎日でした。

 

 

楽な事は一つもなかったけど、最高に楽しい時間でした。

苦しかったけど、重くのしかかるようなものはなにもなかったです。

それは素晴らしいキャストがいたからです。みんなで戦っているような感覚があったからです。

 

 

 

全部が全部。始まってから終わるまで、起きた出来事も、全て紛れもなく運命だったんじゃないかと思っています。

 

 

 

千秋楽のカーテンコールで見えた景色は、

僕にとって一番幸せな景色であり、何かから自由になれた景色でもありました。

 

 

最初に自分自身にかした責任は、まっとう出来たのではないか。しっかり果たせたのではなかろうか。

と皆様が作ってくれた景色を見たら、そう思えたのです。

 

 

 

 

どうかこれからも、皆様が応援している役者さん。今作で気になったキャストさんを、これからも好きでいてくれると嬉しいです。

 

そしてこれからも演劇を好きでいてほしいです。

 

 

 

僕自身も、一人の役者として、一人の作り手として、また良き作品を皆様に届けられるよう頑張りますので。

 

 

皆様がいる限り、

僕たちはまた明日から、良き作品を創り、良き演劇を創り、皆様のことをお待ちしております。

 

 

 

 

誠に誠に、有難うございました。