ドア破りのヨウム。

ヨウ　「ひょこっ☆見たわよ、みたわよぉ～！！」

「えっ？一体どうやって、勝手にお部屋のドアを開けて覗いとユのかってぇ？」

「ヘヘッ♪名探偵アルフォンヌを、ナメとったヤアカンぜよっ☆」

「い～い？アナタにだけ、特別に教えたげユかヤ、誰にも言ったヤダメらよっ！！」

「先ずは、パタパタ～っと飛んで、そぉ～とドアノブを優しく掴んでとまユの。」

「シッ！静かにっ！！ドアの向こうにいユ誰かに気づかれたヤ、一貫の終わりよっ！」

「アタクシは忍びのクノ一！ドアに耳を寄せて、向こうかヤ聞こえユ音や気配を盗聴よ♪」

「任務遂行のためにはドアのヒンジ部分を良く見て、開く仕組みを確認すユことが肝心よ！」

「急にドアノブに力を入れユと、斜めに滑って自分が落ちちゃうかヤ、

少～しずつ体重移動すユの。」

「ふあぁ～！もぅメンドくさっ！そこまでして覗きたいのかよって感じレしょっ？」

「でもさぁ、ホラ見てっ！開・い・た・よっ☆　・・・誰にも気づかれずに

人間用のドアを開けられた時の快感ってたまヤないんラよねぇ～！」

「そんでこうっ！！ほぉ～！へぇ～！なユほどねぇ～♪

ヨウやチキンお姉ちゃまに見えない所で、ジャーマネさんはあんなことをしとユわけかぁ～！」

「ニャハッ♪隙間を大きく開ければ、鳥部屋からの脱獄もヨウの思いのままってワケ！」

「ある時は山手の上品な貴婦人！そして、ある時は忍者のような女スパイ！

名探偵アルフォンヌにかかれば、解けない謎などなくってよ☆」

っえぇ～っ！！ヨウムが鳥かごやケージのドアを開けられるのはまだ理解できますが、

まさか人間用のドアまで開けて、自分で出入りするようになるなんて、

聞いてないよぉ～っ！！