ヨウ、ハイブリッド農園へ行く！

ヨウ　「わぁ～っ！スゴイよ、すごいよっ！植木鉢がい～っぱい☆」

「ヨウねぇ、今、神奈川県は海老名（えびな）市に来とユんラぁ～っ♪」

「相鉄（そうてつ）線ってゆぅ電車に初めて乗ったんラよっ！快適な乗り心地ラったよ♪」

「んふぅ。ヨウ、電車旅も大好きなんラよねぇ♪いつか新幹線にも乗ってみたいニャァ☆」

「さぁて、本日のお目当てはコチラっ！ブルーベリー農園でのお仕事ラよっ♪」

「ココは、ただの農園じゃないの！見てっ！地面が完全に防草シートで覆われとユれしょっ？

そして、温室の上では太陽光パネルが蓄光して発電中☆」

「なぁんと！ココは、農業を行う上での常識をグルリと覆す、

土を一切使わずに、大量の果樹と果実を育成し、雑草も虫も殆ど発生しない、

時代を先駆ける『最先端の超絶ハイブリッド農園』なのラ～っ☆」

「え！そうは言っても植木鉢の中は土だよね？って思うレしょ？　ノンノンっ！

フラワーアレンジメントでお花を挿す土台に使う、オアシスやフローラルフォームと同じような

素材でできた『アクアフォーム』というスポンジみたいなものを使うかヤ軽量なの！」

「苗がこんな赤ちゃんの時かヤ、スポンジと点滴で育つんラよ！

ポットの周りの管かヤ、必要な水分や栄養分が機械制御されて正確に与えられユの。」

「根っこが生えユ前のスーパーベビーちゃんの時だけは、土とジョウロでヨシヨシねっ♪」

「1000本を超えユ木々の肥料管理や水やりが全てこの小さな機械で自動制御されとユよ！

しかも電池で動いとユかヤ、電気配線も必要ナシというスーパーハイテクシステム！」

「一番効率よく、甘くておいしい実を成らせるための工夫が凝らされていて感激したよ！

打合せ中、ヨウは責任者のお兄さんの手や腕に乗ったり、

スタッフのお姉さんの声に合わせて返事や相槌をうったり

お喋りがいっぱいできて、楽しかったよ♪」

「ジャーマネさんが、ブルーベリーちゃんの点滴のために新しい井戸掘りの提案とコツを話したヤ、

俄然ヤル気になっていたので、ヨウも実がなる頃に、また遊びに来たいニャァ♪」