ボイトレ | 和久井の部屋

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日々の出来事、お皿や雑貨の紹介などを書いています。

あれから一年。


またこの季節がやってきた。


"この季節"とはそう、ボイトレ発表会の事だ。


一年前の6月、武田鉄矢という最強の味方をつけて挑んだボイトレ発表会から、早くも一年が経過した。

その時の様子はこちらから↓



一年間、沢山の事を先生から学んだ。


「鼻から長いうどんが伸びていて、それをずーっと吸っているような感じで歌ってみて」


「歌うから息は吐いてるんだけど、鼻はずっと吸い続けてる感覚よ!」


「下唇なんていらない。なんなら口も。鼻で歌ってみて」


と、相変わらず無謀&理解に苦しむ言葉の数々に、常に鼻からうどんを垂れ流し、吐きながら息を吸い、口は遥か彼方へ放り投げるという"イメージ"を持ちながら練習した一年。


「鼻からうどんは吸えてるんだけど、途中で戻っちゃうんだよね。鼻から出てきちゃってる。最後まで吸いきってみて!!」


とアドバイスも全てうどんで頂き、うどん屋で働くパートのおばちゃんばりにうどんと格闘した日々。


一体何本のうどんを鼻に流し込んだのだろう・・・とうどんにまみれた一年ではあったけれども、私はうどんに勝った。


"鼻からうどんを吸い続ける"というビックリ人間ばりの荒技を私は取得した。


それと同時に下唇の存在も無事に遥か彼方へ放り、歌いながらけれど鼻からは息を吸うという摩訶不思議な技も身につけた。


いや正確に言うと"理解できた"が正しい。


不思議な事にこの無謀ともいえるイメージを完璧にこなせると、とても楽にそして響く声が出るのがわかった。


え?うどんで?と思った方、安心して頂きたい。


先生も私も本気でうどんと向き合っている。

いたって真剣だ。


"真剣にイメージする"という事は、歌のレッスンにおいてとても重要な事なのだ。たとえそれがうどんであっても。


まるで先生が"鼻からうどん吸う方法"しか教えてくれてないような熱量でうどんの話をしているが、勿論そんな事はない。


レッスン中、先生の口から出る言葉はプラスの言葉しかなく、その言葉は常に私に自信と勇気を与えてくれる。


聞き苦しい私の歌と真剣に向き合い、時には感動して涙を流してくれたりもする。


感動ポイントなんて一つもない程の酷い歌声なのだが、今の私のレベルに合わせて真剣に歌を聞いてくれる。


なので私も先生の言葉には真剣に耳を傾ける。


たとえそれがうどんやそば、ラーメンおにぎりパスタの話であってもだ。


うどん鼻吸い法を取得し軽やかな気持ちになった私は、とりあえず自分の歌声を聞いてみようと先日カラオケに行き録音してみた。


ドキドキしながら再生する。


覚悟はしてたけど。


わかってはいたけど。


想像の500倍酷い。


酷過ぎて絶望を通り越して笑えてくる。


混ぜるな危険レベルでヤバイ。


酷すぎるこの歌声をうどんと一緒に鼻に吸い込んでなかった事にし、下唇と共に闇に葬ってしまいたい気持ちになった。


発表会まであと一ヶ月。


鼻から天界へと繋がっているであろううどんだけを頼りに登り詰め、うどんと共に昇天し、少しでも納得できる歌声になれるようまだまだ頑張らねばと思った私でした。


うぉーーーーーーー🍲🍲🍲🔥🔥🔥