緊急入院の日から4ヶ月もの時間が流れた。今日を最終日にすると決めて診察室のドアーを押す。
医師は触診を終えると透かさず「凝りがこの先ガン化する可能性があるかも知れない。切除するスケジュールを決めましょう」
私も透かさず「手術はしたくありません。もう85歳を超えました。寿命との競争。このまま暮らす選択をしようと思います」
「この先辛い方向に進むかそうならないかは、断言出来ない。切除してしまえばその心労からは回避出来るが、強制するものではない」
患者さんの病態は一括りに出来ないから、患者さんの意思を尊重しましょう。緊急処置を必要としないとカルテに記載し、緊急処置が生じた時には速やかに対応する旨明記してくれた。
4ヶ月通院スケジュールで暮らしてきた。健康が何より幸せな事と実感する毎日だった。
一区切りが出来た。
冬季オリンピックはたけなわ。時差が幸いして早朝から感動のニュースにどっぷり浸かっている。
“りくりゅうペア”の完璧な美しさに思わず溢れてきた涙。花織さんの追求する完成度に感動。
興奮を溢れさせる舞台。華やかな舞台とは無縁な苦しみの詰まった地域。
様々に時は流れて行きます。
気候変動は豪雨や暴風、豪雪、干ばつ、酷暑と厳しい地球環境になっています。
宴の後は全人類で知恵を絞り合って、オリンピックが続けられる地球を守ってと祈ります。
首相の演説への賛同、批判、報道に接する度に気持ちが沈みます。
長生きの先に不穏が待っているようで……