心遥かに | 大ママのブログ

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演歌からシャンソンまで…ボーカリスト斗南良子の徒然日記

大寒を迎え…明日は東京でも雪が降るそうですね 雪だるま



1月も終わりに近づくと…お正月気分も過ぎて 何だかもの悲しくなります


さて…今月のカンツォーネ教室では Tastarda io (邦題:心遥かに) をレッスンしました



名匠 ルキノ・ヴィスコンティ監督 「家族の肖像」 伊・仏合作


イヴァ・ザニッキが歌ったこの曲は1974年に公開されたこの映画の挿入歌として使われました


古き良き時代を偲ばせる孤独な老教授の生活の中は

ある招かざる一家により破壊される 

歩み寄っては遠のき 繰り広げられる新世代の若者たちとの食い違い

世俗に淫蕩に生きる者たちの振る舞いと相容れない関係

40年前のヨーロッパ… 混沌とした時代に思いを馳せる

悲しい結末でしたが その中に一筋の光が見出せた気がしました



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さてこの曲は「心遥かに」という美しい邦題がついておりますが

直訳すると「頑固な私」という意味だそうです


ピーノ先生曰く 日本語の歌詞とイタリア語の歌詞はかなり違うようで

原語で教えて頂いたところ 「家族の肖像」の挿入歌として その内容は納得出来るものでした


なぜいつもあなたに「いいわ」と言ってしまうのか まったくわからないわ

私が頑固だと思う以上に あなたにそれを感じる

そしてそうしているうちに 私の中で傷跡を はぐぐんでいるわ

あなたのおかしな言動のために そして私の嫉妬のために

私の遠い存在のあなた 私の真の怒りは いつもあなた

今、頭を落として去って行くのを なぜかと聞かないで

あなたに腹いせをしないために                PINO CANZONE講座テキストより




でも日本語で歌う場合は 言語とは別の歌になります


楽譜を前にして 自分自身の思い出と静かに向き合う…



冷たい言葉聞いても 悲しい思いをしても 夢だけは覚めないで

ほんの少しの あいだだけでもいいの

あなたに恋をして 薔薇色に染まった日は

私の胸にだけ生き続けるの たとえ色あせても       訳:荒井基裕




レッスン中にも関わらず

貴方との輝いていたあの頃が 走馬灯のように思い起こされ… 


涙が止まらなくなってしまいました


星の彼方にいて こんな私を笑って見ているかもしれません


自分自身の人生と重ね合わせて歌っています



そうそう


今、私のシャンソン教室では「薔薇色の人生」をレッスン中ですバラ

ピアフが一番輝いていたとき… この歌は幸せな気持ちで歌いたいですね


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カンツォーネ教室 第1・3木曜日 14:00~ 講師&ピアノ:ピーノ松谷

シャンソン教室   第1・3火曜日 13:00~ 講師:斗南良子 ピアノ:井上裕規 


ご興味のある方は是非、光琳へどうぞ! 見学・体験出来ます 




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