ADHDは潜在的に潜伏していることが結構あるが、気が付かれていない

ADHDという単語は結構認知されたかなと思います。


ですが、ADHDという疾患があることは知っていても、それがどういう症状化は分からない、もしくは分かっても自分の中にそれがあるかは気が付けない、ということがかなりあります。

それくらいADHDの不注意症状は本人と感覚とぴったりくっついていて、自分では自覚できないものなのです。

病気というものに対して意識が高い、もともと興味がある、人は普段から調べているので、自分できがつけることもあります。
ですがそれはやはり一般的ではありません。


ADHD症状には気が付いていないが、仕事でのミス、トラブルが続く、調子が悪くなってきて精神科受診

このような二次的な受診が多いです。
子どもだと、学校から指摘されてというケースがあるので、一次的な理由で来院することもありますが、大人では少ないです。

主訴に、ADHD疑い、と書かれていない状態で、ADHDを鑑別疾患の中にいれることができるかどうかは、担当医の能力次第ということになります。

児童精神科医は大人はみない、こともあるので、なおさら確率が減るかもしれません

不注意が自分にあるかどうか、生育歴は親から聞かないとわかりませんが、親から話をきくような関係ではないという方も結構います。

そうすると本人からの情報のみで判断することになります。

そういう時、やはり、発達検査は便利です。
完璧ではないですが、ある程度の傾向はだしてくれますし、割と正確にでます。


検査結果をみる医者の能力も必要になるので、このあたりは注意が必要です。適当にみても、分からないものです。

ADHDの不注意症状は程度が軽くても、めちゃくちゃ働く人とか、並列作業の多い仕事では、そのちょっとが邪魔になること、結構あります。

もしその不注意症状が治療で一時的でも改善したら、人生が変わるくらいの変化になる可能性はあります。

気合じゃなんともならないことありますから、少しでも気になれば検査してもいいと思います。


医療法人永朋会  理事長
加藤晃司




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医療法人永朋会  
和光医院 


児童精神科・精神科・心療内科 


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