真昼の円卓会議 | wakkoの部屋

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ただいま、インターネット生活に奮闘中。

クローバーまたまた、昼真っからの女の昼食会である。新年会と称して昨日、今日と二日続いてしまった。

男の人は、飲む方が好きな人が多いと思うが、女は何と言っても食べる方である。今日は、友人が今、人気のフランス料理屋を聞きつけて女六人、その友人に従い今、この席に顔を並
真昼の円卓会議べている。フォークにナイフなのでちょっと緊張気味だが、しかし店のほうも気配りである。ちゃんと箸も据えられている。…ちょっと安心。ナイフとフォーク店内の雰囲気もヨーロッパ調でテーブル・クロスは、淡いベーシュとホワイトでカラー・コーディネイトされている。窓からさす光で店内はとても明るい。夜は、きっとロウソクを灯すのだろう。とても、女性好みの店である。ドキドキビックリマークが、何故か目の前に、およそこの店の雰囲気に似合わない男性四人が座っている。中年男の大きい図体が、座っている椅子にサイズがあっていない。そして、背中を丸くして出されている料理を、要するにカックラッている。< まぁ、いいけど。雰囲気は壊れるけど。>

私達は、どんな料理が出されるのかワクワクしながら、心待ちに待った。料理は、フルコースである。おもむろに、前菜から始まり、大根と帆立の冷たく冷やしたカルパッチョ、ムール貝のオリーブオイル焼きに、ズワイ蟹のグラタン、スーブにピリ辛味のハンバーグ、サラダにパン等々、もちろん皆、大満足で幸せ一杯である。                                                    しかし、円卓会議は、ここから始まった。誰かが

「今の日本は、平和的に世界から侵略されているのも同じよね。」

「ルィ・ビィトンなんか全体の売り上げのシェアー60パーセントは、日本が占めているらしいわよ。」

「外国の人から、日本の若い子を見たらこんなへんな国ないって!若い子がこんなにブランドを着ている国は日本だけらしい。」

「今、またケリー・バックっていうのが、すごい流行っているそうだけど。」

「今、日本の食糧自給率40パーセントってよ。それに比べてオーストラリアは300パーセントですって。」

これを聞いて私は、思わず

ええ~ッと、オーストラリアの300パーセントに驚いた。そして……

「中国野菜なんか絶対に買えないわよ。怖くって!農薬が凄いんだから。」

「それは、私も知っている。買わないことにしている」

「知ってる?オーストラリアでは、マグロをたべるのを食料規制してるそうよ。とくに、脂ののったトロの部分は、水銀が蓄積しているって。」

またもやええ~っ!である。

「鶏インフルエンザもあったでしょう。あれって鶏は、何百羽って殺して埋めたけど、卵の検査はしてないのよね。卵だと量が多すぎて、手が足りなくて検査出来ないのよ。生卵を食べるのは、世界中で日本だけですって。あの中国でさへ、生では食べないんですってよ。鶏のほうが必ず火を通して食べるから安心なのにね。」

「小泉さんが、北朝鮮からあの5人を連れ戻したときに、お土産にもらった二トンのマツタケ、あれどこに行ってしまったのかしらね。私、あれがずっと気になっているのよ。」……と女六人の円卓会議は、延々と楽しく真剣に続いた。

 しかし、私は、彼女達と別れてからも日本の食糧事情が気になりパソコンで調べてみた。その結果、日本の食料自給率は、昭和40年度まで73パーセントあったのが、平成10年で40パーセントと低下しており、それ以後横ばいになっている。しかも、世界各国は食料自給率向上に努力してlいる。フランスが食料自給率130%、アメリカ119%、ドイツ91%、イギリス78%、オーストラリア309%と断トツ。イギリスは、かつて46%だったが今78%までにひきあげいている。ドイツもスイスも食料自給率向上に頑張り上がっている。あのアメリカでさへ食料自給率向上に努力しており、上がっている。これに対して日本の食糧自給率は、自民党の家族経営切捨て、農産物輸入自由化政策により73 %から40%まで落ち込んでしまったまま、なんの手立てもない。

こんな状態なのに日本の身の程知らずの飽食。そして、あまった食料を躊躇なく捨てる。これは、如何がなものか?今、飢餓が原因で5 秒に一人子供が死んでいるそうだ。物質の豊かさにおごり、ありがたさを忘れている今、資源もないこの国の未来は何が待っているのだろう。