最近のロードアイランド州、気温は
連日15℃以上をマークし、夜中だって
5℃を下回ることがなくなりました。
もう白いアンチクショウとは年末まで
おさらばさ!
街角の木々は鮮やかに色づいておりますし、
リスやらウサギやらスカンクまでもが
そこら中で元気に飛び回ったり
こき回ったりしています。
これってもう、オフィシャルに春!
自分は北国生まれの北国育ち、おまけに
なんの因果か北国在住なので、春には
ちょっと特別な思い入れがあります。
春とはこれすなわち地獄の終わり。
雪かき・手指のあかぎれ・ウィンドチル・
お肌の砂漠化・出不精(&デブ症) etc から
やっと自由になれる季節……
Free at last, free at last.
Thank God almighty,
We are free at last!
(わたしたちはとうとう解放された!
全能の神よ、ありがとうございます。)
とはかの有名なキング牧師のお言葉ですが、
氏の奴隷解放運動の成功に匹敵する熱量で、
北の民は毎年毎年春の訪れを喜び、
感謝するのでござそうろう。
(あ!御座候の赤あん食べたい♡)
回転焼?大判焼?あじまん?
いやはや、前置きが長くなってしまいました。
本題はここじゃないんです。
気温上昇だの木々の芽吹き等から春の到来を
感じるのは万国共通、言わずもがなです。
でもニューイングランド地方の海っぱた
生活者には、また違った春告げイベントが
あるんです。
それは…………
クラムシャック(カキ小屋)
再オープン!!!
ここらには、カキやらロブスターやらの
ローカルの魚介類をちゃちゃっと調理して
食べさせてくれる簡易レストランが
ロードサイドにいくつもあるんです。
豪華絢爛シーフードミールをご所望の
ツーリスト様方は鼻にも引っ掛けないこと
請け合いの、ジモティのための愛すべき食堂たち!
冬になると氷点下2桁も珍しくない寒空の下、
「パティオで震えながらカキなんか
食らいたいヤツ、いねえよなぁ?!」
という訳で、たいていのシャックは10月から
3月末あたりまで一旦クローズするんです。
休業されていたこれらのお店がね!
今着々と再稼働を始めております
あな嬉しや♡
先日さっそく、麗らかな陽気を楽しむべく
行ってまいりました、Roy Boy’s Clam Shack。
6710 Post Rd, North Kingstown RI 02852
オーダーしたのはなんとかの一つ覚えで
Seafood platter とNew England style
Clam chowder。
貝本体 & ヒモ、ベイスカロップ、タラのフライ +
フレンチフライ、コールスローにタルタル X2
原価高騰ガン無視のボリューム感と、
ふたりでシェアするとお伝えしたにもかかわらず
カトラリーセットをひとつしかくれない
気づかいのなさ………気取らなさ!
こんなん、手づかみでやんちゃに
むしゃくれるのが醍醐味ですから、
願ったり叶ったりだい
久々の海の恵みに大コーフンでつい食べすぎ、
気づけばおとなりのアイスクリーム屋さんで
デザートを詰め込むはずの別腹を
すっかり無くしていた我々夫婦でした。
いと情けなし
さあ、シャックが戻って来たからには
いよいよ春本番です!
今からがニューイングランドの一番いい季節。
今年はどこに行こうかなー♫
みなさまもスプリング2024を心の底から
お楽しみくださいね
(花粉症の方はバッグに薬とティッシュの
ご用意をお忘れなく。)