Unbekannter Bruckner mit Christian Thielemann

Sa. 02. Mär 2024, 19:00 Uhr

Großer Saal | Einführung: 18.15 Uhr

 

Berliner Philharmoniker
Christian Thielemann Dirigent

 

Anton Bruckner:Symphonie f-Moll

Anton Bruckner:Symphonie d-Moll

 

 

今回の3公演、1か月前からほぼ完売Sold outの公演ですが、HPをチェックしているとSold outになってからもまあまあ、残席が出る状態で、当初1・2日目を聴くつもりで取っていましたが、3日目にステージ裏のいい席が出ていたのと、月またぎでビジネスクラスの特典航空券に空きが出るだろうと踏んでいたものの、実際はエコノミーでも土曜日戻り出発が無い為、1日目のチケットを諦め、2・3日目を聴くことに変更しました。

その後、2日前頃、完売公演ではPodium席が発売。それでもほぼ完売になり、チケット求むの人も見られました。

 

3日目はPotsdamer Platzから向かいましたが、駅前はAfDか何かの集会かで、警察に封鎖されていました。

 

 

前日分からなかった乗り番の方々としては、Tp2番にヴァレンツァイ、Hr2番にサラ。一方で、0番は1stがdivisiになる為、トップサイドの役割が大きくなりますが、見たことはある感じはしたのですが分かりませんでした。2ndトップも?、Vaトップはグロスかと思ったのですが、自信がありません。(非常に良い演奏だった1番Hr、1番Clはどなたでしょうか。)

 

次に演奏面。2日目との違いで大きかったのは、ティーレマンによるテンポの強調。ゆったり箇所はよりたっぷりテンポにしていることと、やり過ぎとの批判もありそうなくらい、(スコアにない箇所での)ritの多用です。私のようにブルックナー・ファンにはとても魅力的に聴けるのですが、一般の定期の一つとして聴きに来ている方にはおそらくついていけなかったかもしれません。

 

0番、1楽章190小節目から同じ音型で積み上げていく箇所のティーレマン、大きく横に腕を一心に振って、オケと一体となっているシーンが印象的でした。勤勉で実直なドイツのイメージです。ベルリンのオケをベルリン出身指揮者での現地公演ということで、最も本場を感じました。336小節目からの(Langsamer)、前日よりもさらにたっぷりと演奏していたかと思います。

 

今回、初めてフィルハーモニーのステージ裏側、Hブロックに座ったのですが、聴いた感じはサントリーホールのPブロックにとても近い印象を受けました。特に弦がパート別に分離して聴きやすく、音圧も十分。Tim、Hrは相応に大きく聴こえることと(ただ、上手いので全然うるさくありません)、来日公演と比較した正面席のコスパと比べると考えてしまいますが、お気に入り指揮者の指揮ぶりを見ながら良い音を聴くには全然、選択肢に入ると思いました。

 

 

3日目はソロ・カーテンコールが1回。もう上着を脱いで現れたティーレマンでした。

 

帰る頃にはPotsdamer Platz、集会も終わっていて普段の状態に戻っていました。

 

ブルックナー0番の実演、個人的な順位づけは前日と変わらず

BEST=ティーレマン/Bph(2024年3月)@Philharmonie Berlin

2=スクロヴァチェフスキ/読響(2014年10月)@SH

3=ミンコフスキ/都響(2015年12月)@SH

4=下野/N響(2021年6月)@GG

5=下野/仙台フィル(2014年9月)@日立システムズホール仙台