白鵬が審判に物言いをつけた件 | 昭和・足立区DAISUKI!

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一月場所が終わり、激戦を終えた力士たちはようやくホッとできます。
千秋楽から一夜明け、疲れているだろうに、優勝した横綱白鵬は部屋で恒例の記者会見に応じました。

ところが、賢明な白鵬がよほど頭に来ていたのか、珍しくとんでもない発言をしてしまいました。「疑惑の相撲が1つある」

優勝がかかった13日目の稀勢の里戦で西土俵に一気に寄り倒して軍配が自分に上がったのに物言いがつき、同体と見て取り直しの判断の末に勝って優勝を決めたものの、最初の一番の判定に納得がいかない、というのです。

「帰ってビデオを見ましたが子供が見ても分かる相撲。なんで取り直しをしたのか。取り直しの重みを分かっていない。命をかけてやってますから。ビデオ判定は何をしていたのか。悲しい思いがした。ビデオ判定ではこんなの2度とないようにやってもらいたい」と、審判部に異例の物言いをつけました。

この後、白鵬の上げ足を取るかのように一部のマスメディアがこぞって報道。
日本相撲協会の北の湖理事長は「横綱なんだから考えた発言をしないといけない。『もう一丁こい』という気持ちでやってもらいたい」と話し、師匠の宮城野親方(元前頭・竹葉山)に注意するように通告する意向を明らかにしました。

また横綱審議委員会後、内山斉委員長(読売新聞グループ本社顧問)は「良くない。審判はスポーツの世界では厳正なもの。自分の未熟さをさらけ出している。反省すべきは横綱本人」と厳しく批判しました。

私が思うに、確かにあの一番は白鵬が有利。取り直しにすれば観客は喜ぶでしょうが、そんな問題ではなく、取り直せば優勝の行方が変わったり、怪我をしたりすることもありえます。白鵬が文句を言いたくなるのもわかります。
しかし、白鵬はそこをぐっとこらえてこそ男があがるというもの。結果的にけがなく優勝したのですから、心にしまわなけれはいけません。
ところが今回言ってしまった。すると叩きたかった人がこぞって叩く。それを読めなかったのでしょうか。
白鵬は力士の代表として批判覚悟であえて言ったのでしょうが、世間の大人は反省などしません。判定より白鵬の態度を批判するのです。

一見完璧な白鵬の唯一の欠点は時々カッと頭に血が上る所。これが大鵬さんの域に達していない点で、これを払拭したら神の域に達するでしょう。
若いので仕方ないと言えばそれまでですが、もうベテランだし、角界の看板なのですから、理事長の言うように、行動する前に考えるようにしなければならないでしょう。

なお、日本相撲協会の諮問機関の横綱審議委員会(横審)は守屋秀繁委員(73)=千葉大名誉教授=を新委員長に選出した。内山斉委員長(読売新聞グループ本社顧問)は5期10年の任期満了により今回で退任します。


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