但馬紀行 ① レトロな豊岡

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「有形文化財の歴史的建築に泊まる」というのも私の旅のテーマの一つです。


京都駅まで新幹線、そこから山陰本線で但馬に向かいました。


但馬の旅では歴史的建築のホテル「オーベルジュ豊岡1925」に泊まりました。

「豊岡1925」の由来は、豊岡に壊滅的な被害をもたらした北但大地震が発生した1925年です。


「豊岡1925」は北但大地震の復興のシンボルとして1934年に建てられた「兵庫縣商工銀行豊岡支店」が保存されホテルとなりました。


銀行の営業室だった高い天井の空間

結婚式場にも使われます。


夜のオーベルジュ豊岡1925はさらに魅力的❣️

ヨーロッパの駅の待合室をイメージしたモニュメント、時計は大地震発生の時刻で止まってます。


大空間を見下ろすバルコニーはクラブラウンジ、

アルコールもフリードリンクです。

22時から深夜の建物ツアー、銀行だった建物には頑丈な金庫室が残ってました。

怪盗ルパンの気分を味わいました😎


客室は装飾を排したシンプルなデザイン

どこか懐かしい居心地のよい空間でした。

バスタブ🛀がないので、お隣りの銭湯♨️に行く予定だったのに臨時休業😭

昭和な風情の京極湯は豊岡唯一の銭湯です。


レトロな鍵、ウェルカムスイーツ、城崎地ビールは一休ダイヤモンド会員特典です。


朝食は銀行時代の応接室だった個室で、

パンがとても美味しかった。


ランチは高い天井のカフェで、但馬牛のビーフシチューをいただきました。


豊岡の町にはレトロな復興建築群が数多く残っていました。


■豊岡稽古堂(旧豊岡市庁舎)

旧豊岡市庁舎は北但大地震復興建築群の一つとして、1927年に竣工しました。

新庁舎の建設に伴い建物を曳山移転し、2013年に1階と3階が交流センター「稽古堂」としてリニューアルされました。

稽古堂の名称は豊岡藩の藩校名。  


■豊岡高校達徳会館

明治29年に兵庫県豊岡尋常中学校本館として建てられた擬洋風建築、現在は豊岡高校同窓会の会館として使われてます。


■旧但馬貯蓄銀行(現高石医院)

昭和初期に銀行として建てられた復興建築、現在は医院として使われてます。


■大開通りの復興建築群

復興建築の前方は鉄筋コンクリートの防火壁、後方は木造建築で通りが防火帯になってます。


■ふれあい公設市場

大開通りにあるこの市場は、現存する日本最古の木造市場。

震災の2年後に豊岡公設市場として設置され「豊岡の台所」として親しまれてきました。


■カバンストリート

豊岡は鞄の町、通りには鞄屋が軒を連ねてます。

下右の「キヌガワ」は1913年創業


■大石理玖

大石内蔵助の妻りくは豊岡の生まれ、豊岡藩京極家筆頭家老・石束家の長女。


■コウノトリ

一度は日本の空から姿を消したコウノトリの最後の生息地が豊岡でした。

半世紀にわたるコウノトリが住める環境再生の取り組みで、現在は300羽以上が日本の野外に生息しています。

豊岡の鋪道に埋め込まれたコウノトリのタイル


豊岡駅から山陰本線で城崎に向かいました。