「講 大津百町」は「里山十帖」「箱根本箱」に続いて"自遊人"岩佐十良氏がプロデュースしたライフスタイルホテル。
古い町家の保存活用が進む大津百町に、
築100年を超える町家7棟をリノベーションした「商店街HOTEL 講 大津百町」が2018年にオープンしました。
明治24年に日本訪問中のロシア帝国皇太子ニコライが沿道警備の津田三蔵巡査に襲撃される「大津事件」がありました。
露国皇太子遭難之地からそう遠くない東海道沿いに「講 大津百町」があります。
電線が地中化され街並みが修景された石畳の東海道、右が講大津百町「近江屋」、左は高層マンションの玄関部分です。
講大津百町に泊まる人はこのラウンジでチェックイン手続きをして、
百町に散らばる町家宿に向かいます。
講大津百町には、ラウンジと数室の客室がある「近江屋」「茶屋」と、一棟貸しの町家が5棟あります。
私が泊まった「茶屋」は元茶商の家、江戸末期の建築です。
「茶屋」には客室5室とラウンジがあります。
リノベーションされた室内は北欧風インテリア、イージーチェアはデンマークのデザイナー"ポール・ケアホルム"の代表作pk22
当時の土壁、井戸、土間と北欧家具に時空を超えた調和と安らぎを感じます。
泊まった部屋は1階の街道ビューのツイン
モダンな障子を開くと細かい出格子の先に東海道の石畳がありました。
時折、すぐ目の前を自動車、自転車、町の人が横切ります。
街道に面していても断熱・遮音の効いた部屋はとても居心地がいい。
何よりベッドのクオリティが高く、シーツの白さと柔らかさに拘りを感じます。
客室にさりげなく置かれた"アルネ・ヤコブセン"のセブンチェア
何より嬉しいのがこの部屋着
軽く涼しく肌に優しい「高島縮」
pk22に腰掛けて本箱から「勧請縄」の写真本を取り出してパラパラめくりました。
※「勧請縄」は集落の入口や鎮守の参道に大縄を懸け渡し、安全や五穀豊穣を祈願する年頭行事。
縄の中央のトリクグラスは集落毎に異なり、湖東・湖南地域だけに見られる造形です。
夕方からラウンジでハッピーアワー
ハッピータイムで味見して、このあと大津百町の古民家居酒屋で味わいました。
明日土曜日朝は恒例の画像クイズです。
今回の京滋紀行で訪ねた場所からの出題「ここはどこ?」です。