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さて、学期休みです。
学期休みといっても生徒が来ないだけで
先生はそれなりにいろいろと仕事があります。
それでも学期中にくらべたらいくらかゆっくりなのでりらっくすです。
試験がおわってすぐに職員会議がありました。
今学期の反省点やら次学期の予定なりをみんなで確認していきます。
いろいろな意見が交わされて、次学期もみんなで頑張ろう、
とそれなりにまとまって終わるかに見えた職員会議でしたが、
今回は一つ新しい発展がありました。
『女子寮を作ろう』
と先生の一人が言いました。すると他の先生も、
『作ろう』
『ぜひ作ろう』
それを聞いた新任の校長先生も、
『必ず作ろう!』
と鼻息も荒く宣言します。
ウチの学校は男子寮があるのですが、女子寮はありません。女子は自宅からの通いです。
遠い生徒だと一時間半かけて歩いてくる生徒もいます。
そうすると通学に時間がとられてしまい、自宅学習が減ってしまいます。
さらに女子生徒は自宅でも家事や弟妹の世話に追われて
自宅学習の時間が思うように取れないと言われています。
寮に住む男子が夜の自習時間があったり、土日に補習があったりするのと比べると、
ずいぶん学習環境の質が悪くなってしまいます。
そのせいもあって女子の成績が男子に比べて格段に低いです。
女子の成績を男子並にするにはためには女子寮を作るのが一番の解決策です。
これによって女子を長時間の通学や家事から解放することができます。
だから女子寮の建設は非常にいいアイデアなのですが、
いかんせん、貧困国のマラウイなので予算がつきません。
女子寮についても以前からずっと議論されていたのですが、
予算の話になるといつも話が進まずに立ち消えてしまいます。
今回もいつものように立ち消えになるかと思ったその時、
新任の校長が私を振り返って一言、
『君が予算をなんとか調達してくれ』
無理です。
協力隊はそういう組織ではありません。
技術支援が隊員の目的で、資金援助はできないことになっています。
他の先生は私がそういうことをしないのは分かっていますが、
でも新任の校長がガンガン押してきます。
こちらは一生懸命説明しますが、なかなか納得してくれません。
土俵一杯まで押し切ってきます。
すばやく頭の中で計算します。仮に資金の調達元を見つけたとして、
建設の必要性 → 女子の学力が低いのは事実。
建設後の持続性 → すでに男子寮を運営しているので女子寮も運営できそう。
建設の効果 → 女子の学力向上が期待できる。
その瞬間、外務省の草の根無償資金援助が頭に浮かびました。
『とりあえず見積もりを取ってくれ、全てはそれからだ』
言ったと同時に、頭の中で赤信号がつきました。なにかいろいろ危険な発言です。
校長が目をキラキラさせてます、しまったと思いました。
あと半年でどうにかなるか、どうにもならんか、
勝算は低いですが、まぁ最後のご奉公と思ってやってみることにします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
写真1.
学期休みの補習、成績の低い女子にも楽しめるように折り紙を使いながら図形の勉強。鶴を
折りながら、折るごとに変わっていく図形をみんなで話し合います。学期休みの補習では生
徒の数がグッと減るので一人一人に目が届きやすくなり、いつもより先生・生徒の距離が近
くなります。そのせいか笑顔も増えます。
写真2.
ExpressiveArts(自己表現)で絵を描かせる。こういうのも大事な教育、人間形成の一環です
。学期中にはできないので学期休みにいろいろな自己表現法を楽しんでもらいます。学期休
みは男子は歩いて来れないくらい遠い実家に帰ってしまうので、自然に学期休みの補習は歩
いてこれる女子中心になります。女子寮建設じゃなくても、女子の成績を上げていくことは
できます。
写真3.
著者近影、ちょっと疲れてます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
外務省の草の根資金援助に応募するにはかなりの資料作成が必要みたいです。
何年分の記録をひっくり返したり、女子生徒へのインタビューなどもやらなくてはいけません。
今現在、校長・教頭とああでもない、こうでもないとかいいながら計画をねっています。
どうなるでしょうな。
http://ic.mixi.jp/p/b6b62d5dc4d02c54c195696f674c4aa6befe6ea2db/4b925f80/diary/1133778029_144s.jpg
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さて、学期休みです。
学期休みといっても生徒が来ないだけで
先生はそれなりにいろいろと仕事があります。
それでも学期中にくらべたらいくらかゆっくりなのでりらっくすです。
試験がおわってすぐに職員会議がありました。
今学期の反省点やら次学期の予定なりをみんなで確認していきます。
いろいろな意見が交わされて、次学期もみんなで頑張ろう、
とそれなりにまとまって終わるかに見えた職員会議でしたが、
今回は一つ新しい発展がありました。
『女子寮を作ろう』
と先生の一人が言いました。すると他の先生も、
『作ろう』
『ぜひ作ろう』
それを聞いた新任の校長先生も、
『必ず作ろう!』
と鼻息も荒く宣言します。
ウチの学校は男子寮があるのですが、女子寮はありません。女子は自宅からの通いです。
遠い生徒だと一時間半かけて歩いてくる生徒もいます。
そうすると通学に時間がとられてしまい、自宅学習が減ってしまいます。
さらに女子生徒は自宅でも家事や弟妹の世話に追われて
自宅学習の時間が思うように取れないと言われています。
寮に住む男子が夜の自習時間があったり、土日に補習があったりするのと比べると、
ずいぶん学習環境の質が悪くなってしまいます。
そのせいもあって女子の成績が男子に比べて格段に低いです。
女子の成績を男子並にするにはためには女子寮を作るのが一番の解決策です。
これによって女子を長時間の通学や家事から解放することができます。
だから女子寮の建設は非常にいいアイデアなのですが、
いかんせん、貧困国のマラウイなので予算がつきません。
女子寮についても以前からずっと議論されていたのですが、
予算の話になるといつも話が進まずに立ち消えてしまいます。
今回もいつものように立ち消えになるかと思ったその時、
新任の校長が私を振り返って一言、
『君が予算をなんとか調達してくれ』
無理です。
協力隊はそういう組織ではありません。
技術支援が隊員の目的で、資金援助はできないことになっています。
他の先生は私がそういうことをしないのは分かっていますが、
でも新任の校長がガンガン押してきます。
こちらは一生懸命説明しますが、なかなか納得してくれません。
土俵一杯まで押し切ってきます。
すばやく頭の中で計算します。仮に資金の調達元を見つけたとして、
建設の必要性 → 女子の学力が低いのは事実。
建設後の持続性 → すでに男子寮を運営しているので女子寮も運営できそう。
建設の効果 → 女子の学力向上が期待できる。
その瞬間、外務省の草の根無償資金援助が頭に浮かびました。
『とりあえず見積もりを取ってくれ、全てはそれからだ』
言ったと同時に、頭の中で赤信号がつきました。なにかいろいろ危険な発言です。
校長が目をキラキラさせてます、しまったと思いました。
あと半年でどうにかなるか、どうにもならんか、
勝算は低いですが、まぁ最後のご奉公と思ってやってみることにします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
写真1.
学期休みの補習、成績の低い女子にも楽しめるように折り紙を使いながら図形の勉強。鶴を
折りながら、折るごとに変わっていく図形をみんなで話し合います。学期休みの補習では生
徒の数がグッと減るので一人一人に目が届きやすくなり、いつもより先生・生徒の距離が近
くなります。そのせいか笑顔も増えます。
写真2.
ExpressiveArts(自己表現)で絵を描かせる。こういうのも大事な教育、人間形成の一環です
。学期中にはできないので学期休みにいろいろな自己表現法を楽しんでもらいます。学期休
みは男子は歩いて来れないくらい遠い実家に帰ってしまうので、自然に学期休みの補習は歩
いてこれる女子中心になります。女子寮建設じゃなくても、女子の成績を上げていくことは
できます。
写真3.
著者近影、ちょっと疲れてます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
外務省の草の根資金援助に応募するにはかなりの資料作成が必要みたいです。
何年分の記録をひっくり返したり、女子生徒へのインタビューなどもやらなくてはいけません。
今現在、校長・教頭とああでもない、こうでもないとかいいながら計画をねっています。
どうなるでしょうな。