さて、今日はまた女子寮建設のミーティングでした。

メンバーは校長・教頭・寮長・最年長の男先生・最年長の女先生・私、
この6人が校長の作った『女子寮建設チーム』です。

1.草の根無償資金援助に応募するための必要事項をみんなで確認、
2.建設予定地をみんなで視察、
3.その他雑談、

3が一番盛り上がってしまうのはマラウイのご愛嬌です。
今回のミーティングでは応募用紙を作成する係、
見積もりを取る係、女生徒や親との連絡係などを決めました。
ちなみに私は係につきません、理由は前回も書きましたが、
私の離任後も物事が進むようにするためです。

ミーティングで一番印象的だったのは女子生徒の現状についてでした。
彼女達の環境は私が想像していた以上に悪いようです。
通学に片道1時間くらいはあたりまえ。
家が遠すぎるので学校の近くに家を借りる生徒。
友達の家にお世話になっている生徒。
こういう生徒に怖いのは一人の時間が多いことです。
このために発生する性被害や恋人ができての妊娠&退学
などが発生しているようです。

『~ようです』とハッキリいえないのは
こういうのは噂話が多く確認がとりづらいからです。
本人や家族もこういうことについてはあまり学校に報告しません。
でも未確認ながらある程度おきているのは間違いないようです。
原因は分からずとも妊娠&退学だけは報告がくるしね。

前も書きましたが家事や弟妹の世話などに追われて
自習の時間がとれないことも女子共通の問題です。
さらにウチの規模の学校で女子寮がないのは
国内でも指折り数えるくらいまれなケースです。

『だから一刻も早く女子寮を作ろう!』と、
校長が鼻息荒く宣言します。
他の先生も『そうだ、そうだ』と続きます。

チームメンバーが熱くなって『女子寮建設!』と息巻いています。
女子生徒や親、地域住民からも同じ意見が挙がっています。
『自助努力』『持続的発展』『住民参加』etc、
開発学の教科書に並びそうな用件を全て満たしています。
仮に今日私がいなくなっても学校はこの方針で進んでいくでしょう。

私は家でごろごろしていればいいようです。



でもまぁ、



彼らには言わないけれど、実は私には次の仕事があるのです。

今は日本の外務省の援助を取り付けるようにみんなで頑張っていますが、
応募が受理されずに終わってしまうこともありうるわけです。
チームのメンバーはその辺をあまり考えていません。
応募が受理されなかったらすぐに他の援助団体に応募できるように
今のうちから下調べをしておきます。



なんというか、



この先残された任期で、彼らが進む道をあらかじめ下見しておいて、
さりげなく道しるべを残しておく、
でも彼らが道しるべに気づく頃には自分はもういない、
みたいな仕事ができたらかっこいいなぁ。

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ミーティングのあとは先日もって帰ってきた女子寮建設用のレンガのサンプルを
建設業者の知り合いに見てもらってサイズや質について教えてもらいました。
レンガにもいろいろ種類があるようで、学校で所有しているレンガは
汎用のものよりも一回り大きくて使いづらいらしいです。

彼から他のレンガのサンプルをもらって学校に持ち帰り、
レンガの種類や値段について校長・教頭と検討、
その後はミーティングで消化しきれなかった内容などを再検討、
次回までの各自の課題を確認して解散。

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家に帰ったらカールが野良生活から戻っていて私の帰りを待っていました。
4日間外で遊んでいたのでさすがに痩せています。
ミルクとお粥を作るとむしゃぶりつくように食べました。
満腹になったらすやすや眠ってしまいました。
遊び疲れていたのでしょう。

その後は少し家の畑の手入れをして、
警備員とサッカーの練習。

水浴びをして晩ご飯の用意をします。
今日は久しぶりに納豆を作ったので、
ついでに味噌汁と漬物も用意して純和食。

納豆を食べながら、
『これをマラウイアンに食べさせたらどんな反応するだろう』
なんて考えてみたりもします。

食べ終わってから英語とフランス語の勉強、
同期隊員から英語翻訳の依頼がくる、
明日の朝までらしい・・・。
合間にMIXI日記。

時計を見たら10時半、
もう寝ましょう。
青年海外協力隊 マラウイ 理数科教師のブログ

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カールがまたいなくなりました。
しかも今回は三日間帰らず。

私の任地は小さな町なので結構みんなお互いのことをよく知っています。
特にアジア人と大型犬のコンビは目立ちます。
姿かたちを言わなくても道行く人に『ウチの犬知らない?』で十分通じます。

さて、カールを探してすれ違う人ごとに『ウチの犬知らない?』、
と聞いていると結構情報が入ってきます。

『野犬の群れの中にいた』『ケンカしていた』『メス犬と一緒にいた』
『群れの犬とゴミを漁っていた』『ボス犬のように振舞っていた』

どうも野犬の群れに混じっているようです。
そして歩き回ること半日、ついに見つけました。
野犬の群れの中で一匹大きいのが混じっているのがカールでした。
犬種とかは一緒なんでしょうけれど、
飼われているだけあって栄養状態がいいらしく、
他の犬よりも2回りくらい大きく、毛色もつやがあります。
どうもガールフレンドができたようで、
彼女に他のオス犬が近づくと猛烈に吼えます。
そういえば今はサカリの季節です。

『カール!』と呼びかけるとこっちを向きました。
『帰るよ!』と呼びかけても反応が鈍いです。
そのうちプイとクビを向けて立ち去ろうとします。
追いかけたくても野犬の群れに囲まれているため近づけません。
かまれたり引っかかれたりすれば狂犬病にかかってしまいます。
しばらく追いかけましたが、帰ってくる気配がないので追跡中止です。
私にできることは何もないし、とりあえず元気にしているようなので、
ほうっておくことにしました。

本当はね、去勢とかしたほうがいいんでしょうけれど、
この町にはそういうことをしてくれる獣医はいません。
人間用の医者だって不足しているくらいだから
仕方ないといえば仕方ないのですけれどね。

たまには同種仲間と過ごしたいのでしょうね。
そのうち帰って来るでしょう。

写真左・お客様用の椅子で堂々とくつろぐ愛犬。

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首都に滞在中に日本国大使館に行ってきました。
以前の日記で書いた女子寮建設の資金を
『草の根無償資金援助』で調達するにあたって説明を聞くためです。
大使館の職員が丁寧に対応してくれました。
もらった資料などを任地に持ち帰りました。

そして今週はそれをもとに校長・教頭とミーティングです。
乗り越えるべき壁はいろいろあって、その中で今日の主題になったのが、
『建設に当たって学校はどれだけ金を出せるか』という点です。

大使館に『建設資金を全部そちらに頼ります』というのはよくありません。
自助努力が足りないと思われて審査でマイナスになります。
『ウチとしてもこれだけ努力しました。足りない分お願いします』
というのが教科書的な解答です。

なので建設のためのレンガと砂を学校で調達することになりました。
というか、そのつもりですでにレンガは買ってあるのです。
だから自助努力をしている、というのが校長・教頭の言い分です。
それが本当なら建設資金の一割程度を出していることになるので、
少ないけれど、一応評価してもらえるかもしれません。

しかし私は彼らの言い分を鵜呑みにするほどお人好しじゃありません。
レンガはどこにあるのか?盗まれたりしてないか?
屋外に放置して腐食しないか?必要な数だけあるのか?
本当にそのレンガは建設の役に立つのか?
ということでその場でレンガ視察に行くことにしました。
校長と教頭に案内してもらいます。

校長先生の20年物のガタガタ車でレンガの保管場所へ行きました。
車で荒野を走り抜けること30分、
途中でレンガを管理しているおじさんを拾ってレンガの保管場所へ到着。

ありました、万里の長城のようなレンガの山が。
確かにこの量はすごい、これくらいなら建物の一つ二つは作れそうです。
確認のため付近の村人にレンガの所有者はだれか尋ねます。
みんな『マンゴチの高校』と答えてくれました。
たずねてまわる私をみて校長教頭コンビはいやな顔をしています。
さらに出来のよさそうなレンガを2つピックアップして持ち帰ります。
知り合いの建設業者に見せてサイズや質に問題がないか確認してもらいます。

帰りは校長・教頭・私の3人が一緒なのは初めてだ、
と感心しながら日本・マラウイ比較ネタで盛り上がります。
日本は駐車場代だけでもこちらの先生の給料より高い、
といったら2人とも目を白黒させてました。

明日は寮長などを交えてのさらなるミーティングです。
ミーティングの司会は今後一切あなたがやってくれ、
と、校長にお願いします。
さらにこれからのミーティングではよほどのことがない限り私は発言しないよ、
とも付け足します。

女子寮建設については校長先生がとくにヤル気満々です。
他の先生、特に女性教員などもイケイケムードです。
今のところ全てがいい感じで回っています。
こういうときは仕事もやりがいがありますな。

仮に全てが上手くいっても予算が下りるのは私の帰任後です。
今のうちから私なしでも物事が進むようにしていかなくてはいけません。


写真右・レンガの長城、これが来年には女子寮になる、といいな。
やってしまった。
最近は首都と任地を往復する日々が続いてばたばたしているのですが、
昨日の早朝に任地を離れる際、ちょいとやらかしてしまいました。

まだ暗い朝5時におきて、6時発のバスに乗るためにすばやく朝ごはんを食べました。
食べ終わって食器を洗おうと思ったところ、途上国マラウイの悲しさ、断水です。

食器が洗えません、かといってこのまま出発してしまったら、
数日後帰ってきたときに皿がカビだらけになってしまい、
その食器を二度と使いたくなくなります。

いろいろと悩んだ末にとった行動とは・・・、

使用後の食器を全てビニール袋にいれてそのまま冷凍庫へ。
冷蔵庫さん、ごめんなさい、今回だけは許してください。

任地に帰ったらまずは洗い物からです。


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食べ物ついでに記事を1つ紹介、以下引用。

日本食、海外で大人気…日本は「肥満」少なく、けた違いのスリムさ

OECDがまとめた主要30カ国の15歳以上の肥満率によると、BMIが30以上の「肥満」人口のトップは米国の32・2%。日本は韓国と並び最も低い3・2%。米国の約10分の1とけた違いの少なさだ。
BMI25~30未満の「過体重」では、トップのイギリスが39%、2位メキシコ38・1%。日本は21・6%と、これまた最も低い。厚生労働省の平成19(2007)年「簡易生命表」によると、日本人の平均寿命は男性79・19歳、女性85・99歳。その前年、06年の世界保健機関(WHO)のまとめでは、日本人の平均寿命は世界一だった。日本食=健康のイメージが強くなるのも当然だろう。
(中略)
農林水産省によると、米国ではいま年に約8・5%の割合で日本食レストランが増えている。
日本の食材や技法を米国人の嗜好に合わせて工夫したフュージョン(融合)料理が主流。
米国の料理評論誌で人気第1位にもなったニューヨークの「ブーレー」はその代表的レストランだ。「物事が速く動くニューヨークで好かれるのは、クリーンで多くのエネルギーを提供してくれる健康的な食事です」オーナーシェフ、デービット・ブーレーさんは今年3月、都内で開かれたフォーラムでこう語り、そして、念を押すように付け加えた。
「だから、日本食は人気があるんです」(抜粋)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080903-00000946-san-soci

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マラウイでは貧しい人々は栄養不足で、富裕層は大部分が肥満です。
貧困層も、工夫をすればあまりお金をかけないでたんぱく質や
ビタミンが豊富な食事をとることができるのですが、
そういった栄養学の基礎的知識ももっていないので、
栄養失調が慢性化していてそれが幼児死亡率などにもつながっていきます。

また富裕層も、お金があるからといって油や砂糖の大量に入ったものばかり食べてしまうので、
こちらは糖尿病や高血圧などで体調を悪くしてしまいます。
そんな中で、長寿国の日本からきた栄養士の活躍は期待できます。

日本食を紹介したところで文化が違いすぎるし必要な食材も手に入らないけれど、
日本人の持っている知識を応用して彼らの食生活をいくらかなりとも、
改善させていくことはできるでしょうか、

なんてことを今回、同期の栄養士隊員と話していました。
食は命の基本、おろそかにできません。