先日の記事、「ウクライナ情勢★ガセ情報・画像まとめ」の続報です。

 

 

 

 

★ロシア軍による「小児病院爆撃」について

 

ロシア軍による小児病院爆撃の件も、「ニセ」情報だった様子。

 

日本の新聞各社は次のように報道しています(スクショ)。

 

 

まずは画像による検証。

 

ツイートにはこのような情報も出ています。

たしかに画面右上には「2014」年と書かれています。(赤い丸で囲まれた部分)

 

画像をズームしたい方は、こちらのツイートでご覧いただけます。(日本語)

 

 

 

 

ロイター紙では、「ロシア側はこの爆撃について偽情報だと主張している」と報道しているだけまだマシな方ですね。

 

 

 

「小児病院を狙ったロシアによる鬼畜な所業」には、世界中が泣いたことでしょう。

 

 

この女性、お仕事は美容製品を取り上げる有名なブロガーさんと言われていますが、クライシスアクターも兼業しているのでしょうか。

 

スクショ↓は私のTeregram のシェア記事のものです。

Teregram からは、左上のラブロフ外相の会見の動画をご覧いただけます。

 

 

 

 

 

日本語でこちらの記者会見に関する記事もありましたが、記事では会見の具体的な内容についてはほぼ触れず「ロシアはただ否定するばかり」とし、「話の通じない狂ったロシア」という印象を与えるだけのものでした。

 

 

 

 

記者会見の内容の一部(動画より):

ラブロフ外相:「小児病院の件についてですが、いわゆる『ロシアによる鬼畜な所業』というものがヒステリックに非難されるのはこれが初めてではありません。

 

たしか3日前の3月7日だったと思いますが、国連安全保障理事会の会合で、ロシアの代表団がこの病院に関する情報を提示しています。

 

この病院がAzovの大隊およびその他の過激派によって長期間占拠されていたことを示す情報です。

 

彼らは出産前の母親や看護婦、その他の医療スタッフ全員を追い出していました。

 

そしてここが、超過激派Azovグループの拠点になっていたのです

 

 

国連のような公の場に提出された資料で、もしロシア側に明らかな間違いがあった場合、西側はこぞって大喜びで、「ロシアが嘘を言ってますー!嘘だという証拠がこちらですー!」と、少なくても一か月は声高らかに報道しまくるでしょう。今だって、ないこと、むしろ逆のこと(ウクライナによる被害)を全部ロシアのせいにしているんですから。

 

西側からロシア側の訴えを公開し、間違いならそうだと反証することもなく、完全に無視しているだけ、ということは・・・?そういうこと?

 

 

ロシア政府は常に、西側のありもしない批判に対し、紳士的かつ政治家としてプロフェッショナルなマナーで誠実に、さらに必要に応じて一部の証拠を提示しながら答えてきました。西側はほとんど、そういったロシアの呼びかけを(都合が悪いので)一切報道さえせず、スルーしています。

 


ご参考までに、一時間近い会見をすべて生放送で収めた動画がYouTubeにありました。

 

 


この病院を占拠していたAzovというネオナチ集団は、ユダヤ系オリガーキのかなりの有力者イーホル・コロモイスキーIhor Kolomoyskyiの傭兵だといわれています。

 

自らのテレビ局でゼレンスキーを人気コメディアンに押し上げ、大統領にまでさせたのはこのコロモイスキ―氏です。(つまりゼレンスキーを直接操っている背後の人物ですが、もちろんさらに「上」がいるでしょう)

 

 

彼については、ネタが多すぎるのでまた別の記事で詳しくまとめられたらいいなと思います。

 

 

 

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★ウクライナにダースベイダーが?!イスラエルのテレビが「うっかり」スターウォーズの動画をウクライナの映像として紹介していた

 

 

 

 

 

リンク先の新聞紙上では、そのイスラエルのテレビ局(チャンネル13)の映像を動画としてみることができますが、TIEファイター機がうっかりと映っており、これがスターウォーズの映像であったことが明らかになっています。

 

そうそう、ウクライナとスターウォーズはよく似てるし、うっかり間違えることも・・・

 

あるわけがなく。おそらくは意図的に「西側の士気を高めるためにウクライナの軍事的優位という印象を作り出すため」に無関係な動画を使っただけではないでしょうか。

 

 

 

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★戦闘機撃ち落としの画像も「イメージ画像」?

 

 

こちらがウクライナ側が公開したとされる画像。

 

 

 

こちら↓がオリジナルのようです。

2015年、トルコがロシアの戦闘機を撃ち落とした際の画像です。煙の形などを比較してみると、画像を反転させただけのようですね。

 

 

 

 

 

テレグラム上でのこの画像の紹介文

ウクライナ軍の公式ツイッターアカウントで、「ロシア軍の戦闘機を撃ち落とした」として紹介されていたものです。

 

実際には2015年11月24日に、トルコ空軍によって、シリアとトルコの国境付近で撃ち落とされたSu-24Mの画像にすぎませんでした。

 

 

 

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★フェイクのフェイクにもご注意!

 

ただし、こういった「メディアの情報はフェイクだ!」と主張する情報・画像・映像の中にも、西側メディアほどではありませんが「フェイク」なものがけっこう含まれている様子。

 

 

こちら側の情報の正当性・信頼性を維持するためにも、できるだけ慎重に検証したいところです。

 

 

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★ウクライナ、キエフ市内からの貴重な生情報:ゴンザーロ・ライラ氏

 
ロシア「侵攻」の当日、ウクライナの地方都市に妻と子供を残したまま、行政上の手続きで偶然キエフに居て、そのまま周辺の公共交通機関が停止、キエフから脱出する車で道路は麻痺していたために脱出できず、キエフ市内に滞在する羽目になったアメリカ人のゴンザーロ・ライラ(Gonzalo Lira)という方がいます。
 
カリフォルニア生まれで、作家、映画製作をするこの方が、ロシア「侵攻」の当日から、キエフ市内の状況などをYouTubeTeregramなどから動画で伝え始め、瞬く間に一部の間でかなり有名になっていました。私も貴重な情報源として、「侵攻」開始からフォローしています。
 
 

(画像:Insider誌より)

 

 

「侵攻」開始当初には、

 

・「西側のテレビはロシア軍が爆撃を行っている、と言っているが、外はずっと静かなものだ(動画で確かに爆撃の音声は聞こえず)」

 

・「ウクライナが武器を市民に与えた日の夜、あちこちから銃声が聞こえてきた。ウクライナのギャングなどが他のギャングや市民を殺害しまくっているんだろう」

 

その後も、

 

・「民間人のいる市街地で、市民を盾にして銃器などで攻撃をしているのはウクライナ軍」

 

・「ゼレンスキーがかっこよく『ロシアと断固戦う』なんて言っていたけど、あいつは家族と避難シェルターに避難したと聞いてるぞ。それでどうやってロシアと戦うんだ?」

 

 

などと解説していました。

 

 

 

 

彼の最新動画の一つ↓

 

 

 

しかも彼の報道を疎ましく思ったウクライナ側が彼に多額の懸賞金をかけ、実際に何度か怖い目に遭っているとのこと。身の安全のために、この恐ろしい体験はこの紛争が落ち着いたら話すと言っています。

 

ロシア軍兵士に懸賞金をかけているのも前述のコロモイスキ―ですが、彼の懸賞金も同じソースかもしれません。

 

最初の方の動画で、彼はキエフ市内の高級ホテルに宿泊していましたが(彼の位置を疑う人のために、しつこいほどに動画で現在地を証明しています)、懸賞金がかけれた今は身の安全のために居場所を隠して転々としているとのこと。

 

ちなみに最初に滞在していた高級ホテルの受付で、たまたまAP通信の記者たちを見かけた時に嘘ばかり報道している大手メディアへの怒りが爆発し、激しい口論をしてしまったと話していました。ケンカはどうかと思いますが、そのお気持ちはよくわかります。私も同じことをしていたかもしれません。