昨年のバレンタインデー前に投稿した記事が、時期的にも再びアクセスが増えています。ありがとうございます❤


(画像 http://www.bbc.co.uk/news/world-18645010


「子供の奴隷を使っているチョコレートブランド7社」
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12127771409.html





昨年は時間も情報もなく、日本の現状について調べていませんでしたが、気になったので調べてみました。

まずは日本のカカオ豆の輸入国の割合です。


(グラフ http://www.chocolate-cocoa.com/statistics/cacao/import_j2.html)

上記の本文に取り上げられているコートジボワールからの輸入もわずかですがありますね。
コートジボワールで世界のカカオ豆の43%を生産量を誇っているようです。

そして日本の主な輸入元のガーナ、さらにコートジボアールを合わせると、この二カ国だけでも230万人の子供が労働に携わっているとのこと。さらにガーナにおける児童の労働環境も、コートジボアール同様に過酷で危険なものであるようです。

つまり日本で流通しているチョコレートの多くも、フェアトレードと書いていない限りは、奴隷状態の児童が関わっている可能性がとても高いと考えることができます。


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日本でも安心して買えるフェアトレードのチョコレートの一覧がありました。

フェアトレード製品一覧をまとめているサイトの、「カカオ豆」のページがこちらです。
http://www.fairtrade-jp.org/products/products/cacao.html

日本で製造するメーカーとしては、イオン社の一部の指定商品(下の画像参照)、森永製菓のベーシックな板チョコも該当するようです。

フェアトレードのチョコレート取り扱い企業は次の通りです。

★イオン株式会社
http://www.aeon.jp/
 


★森永製菓
森永チョコレート<1チョコ for 1スマイル>
http://www.morinaga.co.jp/index.html


★一般社団法人わかちあいプロジェクト

http://www.wakachiai.org/

★日仏貿易株式会社

http://www.nbkk.co.jp/product/alcenero.php

★日本ニュートゥリー株式会社

http://www.newtree.com/

★株式会社ミトク

http://www.mitoku.co.jp/

★株式会社リタトレーディング

http://www.ritatrading.co.jp/

★株式会社日食  (破産)

http://www.nisshoku-foods.co.jp/
★特定非営利活動法人オックスファム・ジャパン

http://www.oxfam.jp/

 

 


イギリスのメーカー、キャドバリー(イギリス英語ではどちらかというと「カドベリー」)の製品もリストアップされていますが・・・



このメーカーのチョコは甘すぎてチョコの味がしないだけではなく、以前には同社に納入されるミルクを産出している乳牛がひどい扱いを受けている動画を観たので、我が家ではそれ以降は全力で避けています。

上記のリストの最後のオックスファム(Oxfam)という慈善団体はイギリス発の国際的な団体ですが、少なくともイギリス支部においては、過去に何度か不正行為に関する情報を見かけたことがあります。そうでなくとも募金のほとんどが謳われている大義のために使われていないということも大手の慈善団体の一部に共通しているようですし、さらに募金の受け取り側の国の政治腐敗で募金が横流れされているケースも「よくある話」とのこと。

企業倫理と言えばイオン社もかなり不祥事事件が目立っていましたが。。。

また、チョコレートに限らず途上国を中心にこのように子供の奴隷が使われていたり、あるいは労働者の扱いなどが過酷なケースは様々な国際取引商品に共通して言えることです(ダイヤモンド鉱山、金鉱山、中国の電気製品、南アジア産の安い既製服、その他の熱帯系農産物など)。日本のブラック企業も近いものがあるのではないでしょうか。

と言い始めるとキリがありませんが、消費活動は私たちが小さいながらも直接的に社会に影響を与えることのできるものです。

普段から意識しておきたいですね!



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