【注】元のタイトルは下の小タイトルと同様に「オーストラリアが公式に国民にマイクロチップを埋め込む最初の国に」(参照記事の日本語訳)にしていましたが、タイトルだけを読んで勘違されることを避けるため、元のタイトルを変更しました。
オーストラリアが公式に国民にマイクロチップを埋め込む最初の国に
Australia Becomes First Country To Begin Microchipping Its Public
【Organic & Healthy】
オーストラリアが、世界でも初めて公に国民にマイクロチップを埋め込む最初の国になりそうだ。NBCニュースは2017年までにはアメリカの全国民にマイクロチップが埋め込まれることを予想していたが、どうやらオーストラリアがアメリカを抜かしてしまいそうだ。
2010年、オーストラリア政府が医療システムに関連した取り組みとして、RFID(無線自動識別)のマイクロチップを埋め込む可能性があるとCBSニュースが報道していた。
そして今、その政府の計画が明らかにされ始めているが、それは医療システム改革の強制化の結果としてではなく、RFIDのマイクロチップ埋め込みによって超人になれるという巧妙なプロパガンダによって、国民がそれを必死で求め、その結果として起こりそうなのだ。
ニュース・コープ・オーストラリア(News Corp Australia)では、「オーストラリアが超人類を可能にするマイクロチップ技術を採用することに」というヘッドラインの元、下記に引用した情報が掲載されていた。
SF小説のように思われるかもしれないが、数百人のオーストラリア人がドアのカギを開けたり、ライトをつけたり、あるいは手を振るだけでパソコンにログインできるというスーパーヒューマンに変換させているのである。
シドニー在住のシャンティ・コーポラールさんは皮膚の下に2つのチップを埋め込み、この社会現象で中心的な関心を集めている彼女は自動車通勤する際に、カードも鍵も不要になっており、最終的な目標は財布もカードも持たずに外出できるようになることだという。
シャンティさんの発言(NCAのニュース):
「Paypass(MasterCardの非接触決済サービス)と同じようなテクノロジーで、パスワードや暗証番号の心配をする必要のない人生を作り出せますし、その技術で買い物の際の支払いができるようになることを望んでいます」
「Opalのシステムでは、独自のID番号が振り分けられていて、それがチップにプログラミングされています。カード施錠式ドアやパソコン、印刷機などで使えます。お店の会員カードも財布の中に入れておかないといけないですしね」
米粒大の大きさのマイクロチップは、スマートフォンに連絡先を送信して名刺代わりに使え、さらに複雑な医療関連データも保存することが可能だ。
上記のニュースによれば、友人や家族はマイクロチップのあるライフスタイルを羨ましく思っているとシャンティさんは話していたという。
「私の祖母も欲しがっていますよ。私は、チップを入れた時よりも刺青を入れた時の方がよほど他人から非難されましたよ。友達も羨ましがっています」
そして実際にビジネスの好機だと気がついたこの27歳の女性は、夫とチップ・マイ・ライフ(Chip My Life)という配送サービス業を創設。わずか80~140ドルで誰もがいわゆる「超人類(スーパーヒューマン)」になれるという。
このニュースが報道された当日、デウスエクス マンカインド・ディバイデッド(Deus Ex Mankind Divided)というサイボーグを題材にし、待望されていたゲームの発売記念イベントがオーストラリアで開催されたが、シャンティさんはそこにアメリカ人の埋め込みテクノロジーの先駆者であるアマール・グラーフストラ(Amal Graafstra)氏と共に登場した。
ご覧の通りRFIDマイクロチップ埋め込みや大衆とロボットやテクノロジーの同一化の促進は、一般人が「超人類」になれると売り込むのが一番のようである。しかしあなたが機械やコンピューターの一部になってしまった場合、どこかの誰かがそのテクノロジーをコントロールすることができるということは明らかだ。
まさかエリート層がそのような最高のチャンスを利用して大衆をコントロールなどするわけがない、と考える人がいるとしたら、その人はあまり歴史について精通していないのは明らかだ。
2005年にアマール・グラーフストラ氏は世界でRFIDを初めて埋め込んだ人間となったが、彼はごく最近のアメリカのニュースで、埋め込みチップに反応して初めて作動するスマート・ガン(銃)の試作品と共に、この新技術の熱烈な支持者として大きく報道されていた。彼は本を著し、TEDxでの講演でスピーチを行い、さらに複数のドキュメンタリーにも登場している。
オーストラリアの報道局に対するインタビューで、彼は自らの体内に埋め込まれた技術は「機械とコミュニケーションする能力を与えてくれた。文字通り私という人間と統合した」と話している。
現在の社会は、世界中の映画館で大衆を魅了している空想的なスーパーヒーロー像をテーマにした文化に独占されているが、シャンティさんもこの文化の仲間入りを果たしたようである。
シャンティさん:「ターミネーターやマトリックス、マイノリティ・レポートのような映画を観始めてから、私たちも本当にあんな風に生きることができるのかと思っていました。そしてなぜ私たちみんながが『超人類』のように生きられないのはどうしてだろうと、いつも考えていたものです」
シャンティさんが日常生活でマイクロチップを利用する様子は、次の動画に収録されている。
(翻訳終了)
【参考】http://www.organicandhealthy.org/2016/10/australia-becomes-first-country-to.html?m=1より翻訳
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