目覚めから解脱までの5つの段階
5 Stages Of The Path From Awakening To Enlightenment

3月22日【Collective evolution】http://www.collective-evolution.com/2015/03/22/5-stages-of-the-path-from-awakening-to-enlightenment/ より翻訳


目覚めのプロセスは、受け入れと解脱(悟り)までの間にいくつかのステージを通過するという点において、身近な人を失ったような深い悲しみのプロセスによく似ているようです。

私たちの大多数は今、この瞬間に向かって前進するために、学習し理解したいという留まるところを知らない知識欲を経験中で、あたかも時間が「素早く過ぎ」ているかのように感じているでしょう。


スピリチュアル的な視点で見れば本質的には「ジャンクフード」のような、異なる道筋の情報へ誘導された場合は、依然としてイライラや混乱を感じることもあるでしょう。

意味のなさないことから意味を理解し、スイッチの入ったあなたの思考を完全に活性化させるためには、理解はその入り口であり、忍耐はその入り口のドアを開ける鍵になります。


あなたがご自身の道のりの中で、現在どの段階にあるのかを理解し評価するためには、次の5つのステージの説明が手助けになるでしょう。精神的に高く上昇するその「山」への段階を、よりよく理解することができるようになるためです。


目覚めのプロセスの5つの段階:


1.目覚め(The Awakening)

あなたは自分の中に隠されていた何かを解放するようなシンクロニシティ(意味のある偶然の一致)の瞬間を経験するようになっていることに気がついていませんか?ご自身の方向性や目的、そしてこの人生の中での潜在的可能性をより広く理解できるようなことを思い出させるような出来事のことです。

幻覚剤の経験やヨガの実践、瞑想、新しい師とのつながりや一冊の本、ドキュメンタリー映像などによってそのような瞬間を経験しているかもしれません。目覚めのプロセスが起こるのに、特定の決まったタイプの瞬間はありませんが、それが起こった時、あなたは目覚めが始まったことを認識し、もっと知りたいという欲求は止まらなくなるでしょう。



2.目覚まし時計(The Alarm Clock)

ご自身が目覚めたことに気がついた後は、目覚める前の人生がまるで夢であったかのようにみえ始めてきます。

いったん「マトリックス」の外側に歩み出、世界を新しい視点から見ることにより、まだ眠ったままの人を起こそうという「目覚まし時計」になる必要があるという差し迫った感覚を感じることもあるかもしれません。

今までどうやって異なる視点で生きてこれたのか理解することができなくなり、依然としてそのような考え方に取り込まれたままの人と関係を持つことにかなりイライラと感じるようになります。

そして、このまだ眠っている人は目覚める準備ができておらず、「スヌーズボタン」を押してまた寝直すことを選ぶ人がいるということに気がついたかもしれません。



3. 他人を自分の考えに染めようとする(「布教」)

一連の新しいプログラミング(考え方)や知識、理解全部をむさぼるように吸収しながら、自分が学習しているこの情報すべてによって、周りの人を自分と同じ考えにしたいという欲求にかられることになるかもしれません。

新しい本や映画、ドキュメンタリーなどをむさぼるのはまったく問題はないのですが、こういった「布教」は避けた方がよいということを知っておくのは重要なことです。

学んだ情報を心に留め、維持することであなたの精神の栄養としてください。

このステップで重要なことは、あなたは自分自身の現実(リアリティ)は作り出すことはできても、他のいかなる人間の現実も作り出すことはできないということを理解することです。

本当の目覚まし時計になるためには、情報を受け取ることを受け入れようとしない人の耳に「大声で言いまわる」ことも、布教させようとすることも必要はありません。

他人の目覚めを促す最善の方法は、例を示すことで導くことです。

特に何かを行う必要はなく、ただその例であるだけでよいのです。なぜなら存在していること(is)は行為であり、すぐに十分な数の他者も(その考えの)信者となることでしょう。


4.受け入れること(受容、Acceptance)

マンリー・パーマー・ホールは、「経験とは、賢人が実験を行う際に用いる化学物質である」という名言を残していますが、これが受け入れることの重要なヒントになります。

あなたがどれだけ学んで味わい、記憶して感謝していても、あなたが意識の進化の中で経験していることのすべてを一体化させるための唯一の方法とは、ご自身の三次元のリアリティの中で経験することなのです。

この新しい考え方になることで、あなたの現実は新鮮で新しいものになることに気がつくでしょう。まだ眠ったままの大衆に警告を発しているかどうかに関わらず、最終的には常に周り続けている生命のカルマの輪の中でのご自分の役割を受け入れることができるように導くような新しい友達や経験を引き寄せ始めるでしょう。



5.理解・解脱(悟り)

最初に目覚めが起こった時、この新しいスピリチュアルな自分に新しい名前をつけたいと強く感じたかもしれません。その名前は仏教やヒンドゥー教、禅、カバル信奉者、汎神論、ウィッカ、ニューエージ、宇宙的意識、銀河系などそのリストは尽きません。

しかし魂への理解が完全に統合された時、本当の解脱のためには、ラベルや名前をつける必要がないということに気がつきます。

この宇宙はあなたの意識や理解とまったく同じように拡大し続けていますが、自らの信条にラベルや名前を貼り付けてしまうと、その名前に制約をうけ、拡大する可能性が妨げられてしまいます


精神世界においては科学の世界と同様、間違っていると証明されるまでは妥当だと思われるだけであり、完全な真実も誤りも存在することはありません。


あらゆるものは正か誤か、善か悪、黒か白でなければならないという二元論的なリアリティの中で生きているのは、誤解のある場所から生きているためです。


理解(解脱)とは、善も悪もなく、黒も白もなく、正しいことも間違ったこともなく、物事は常に変わる続ける(非恒久性)、ということ以外には永遠に真理なものはなく、本当に存在している唯一のものは「is(そこにある、・・・である)」であるということを知ることです。

この「is」は、これまでも、そしてこれからも存在しえるものであり、名前をつけることができません。


「is」であるということは、あらゆる思想の流派の中には師があり、また、あなたの潜在的可能性は宇宙と同じで無限ですから、この惑星上での目的は永遠に学習者のままでい続けることであるということを知ることです。

これは永遠の旅路であり、目的地は決して最終の場所にならないということは、恐れることでもイラつくことでもなく、人生のおもしろい部分です。

悟るということは、is(ある状態)と共に平和に存在することができ、あらゆる瞬間や人、経験と学びの中に美しさを見つけ出すことです。なぜなら人生がどれだけ闇の中にあったとしても、あなたの光がいつも光っているならばご自分の道を見つけることができるからです。

逆境を正しく評価し、美しさに感謝すれば大丈夫ですよ。






(翻訳終了)

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すべてのステップを楽しんで